F1の小部屋 RELOAD

F1の小部屋 RELOAD

F1のリザルトについてあれやこれや、好き勝手なことをコメントしてみようと思います。レース終了後、1週間以内に更新(目標)。

1位 G.ラッセル メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
3位 I.ハジャー レッドブル・フォード
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 K.アントネッリ メルセデスAMG
6位 L.ハミルトン フェラーリ
7位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
8位 E.オコン ハース・フェラーリ
9位 O.ベアマン ハース・フェラーリ
10位 C.サインツ ウイリアムズ・メルセデス

 アゼルバイジャンGPです。アゼルバイジャンは地理的、地政学的に重要な位置にあります。東欧と中東の接点ともいえる場所に位置しています。そして、南に接するのはイラン。そう、今アメリカと戦争をしているイランです。イランが発射しているミサイルは中東の産油国に発射されています。が、ナヒチェヴァンというイランとアルメニア、トルコに囲まれたアゼルバイジャンの飛び地にイランのミサイルが着弾するという事態が発生しています。この状況でレースを開催してしまうというのも、冷静に考えると空恐ろしいですが、首都バクーはイランから離れているので大丈夫だろうという判断なのでしょう。そもそも、それ以前にもアゼルバイジャンは内戦状態にあったのです。ナゴルノ・カラバフという地域で分離・独立を求めていたアルメニア人とアゼルバイジャン共和国との間で度々戦闘が繰り返されていました。2023年にアルメニア人勢力の降伏により戦闘が終結。アゼルバイジャンでは2016年からF1のレースが始まったので、紛争中もレースが開催されていたということになります。まあ、この場合も首都のバクーからは距離が離れていたという理由で開催されたのでしょう。尚、ロシアが2022年にウクライナに侵攻したことで、アルメニア人勢力に対するロシアによる後ろ盾が弱くなったことが影響して戦闘終結に至った、とも言われています。さて、スターティンググリッドです。ポールはラッセル。以下、ルクレール、ピアストリ、ハジャー、ノリス、ハミルトン、ガスリー、フェルスタッペン、コラピント、ベアマンと続きます。ラッセルが久々のポールポジション。2番手のルクレールに0.8秒の大差をつけて堂々のポールポジション。この勢いのまま勝利することができるでしょうか。一方タイトルを争うチームメイトのアントネッリはQ1でウォールにヒットするという痛恨のミスで16番グリッドに沈んでおります。スタートは、ラッセルが上手くダッシュを決めホールショット。ピアストリも伸びが良く、ルクレールをアウト側から被せて2番手に浮上します。後続に大きな混乱は無く続々とマシンが通過して行きます。レースの方は首位がラッセル。以下、ピアストリ、ルクレール、ノリス、ハジャー、フェルスタッペン、ハミルトン、ガスリー、コラピントのオーダーで進んでいきます。3周目、ターン1でハジャーがノリスをオーバーテイク。4番手に浮上です。4周目、ターン2からの立ちたがりの長い直線でハジャーがルクレールをオーバーテイク。3番手に浮上です。4周目、メインストレートでフェルスタッペンがルクレールをオーバーテイク。4番手に浮上です。この後、ハジャーはフェルスタッペンを前に出し、2台のポジションは入れ替わります。31周目、ターン5でアルボンがクラッシュ。オーバースピードで曲がり切れずにノーズから突っ込みました。このアクシデントによりセーフティーカーの導入となります。36周目にレースは再開。3番手のフェルスタッペンがピアストリをオーバーテイク。2番手に浮上です。後方では多重クラッシュが発生。ターン1でコラピントが無理にガスリーのインに入ろうとした結果接触。ガスリーをアウト側に弾き飛ばし、そのあおりを食らったノリスも弾き飛ばされます。この3台はこの場でリタイア。更に、その後方ではリンドブラッドがローソンをアウト側に弾き飛ばしています。ローソンはスピン、コースアウトしつつも何とか走行を続けます。40周目、ターン1で後ろのハジャーを意識し過ぎたのか。ピアストリがブレーキングをミス。白煙を上げながらオーバーランしていきます。これで労せずしてハジャーが3番手に浮上。その一方首位争いは激しく、首位のラッセルに対して、フェルスタッペンが1秒を切るギャップで走行を続けるという状況。しかし、ラッセルはミスをすることなく逃げ切り、今シーズン3勝目です。これで自信をつけたラッセル。残りのレース全勝を目指すと言っていますが、そう上手くいくでしょうか。まあ、そうでもしないとタイトルは獲れないので、それぐらい大風呂敷を広げた方がいいのでしょう。3位はハジャー。何と復帰緒戦でポディウムです。早々と自分の居場所を確保しました。ピアストリのミスを誘うなど、フェルスタッペンのサポートも見事こなしています。チームメイトの働きとしては満点でしょう。5位はアントネッリ。予選でのクラッシュが堪えたのか、かなりのセーフティードライビングでした。ウォールとのマージンをかなり取っています。全然ギリギリまで攻め切れていません。とはいえしっかり10ポイント追加。今シーズンのリタイアが1回だけだという驚異の完走率はタイトル争いで大いに有利に働くことでしょう。

1位 K.アントネッリ メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 G.ラッセル メルセデスAMG
6位 L.ローソン レッドブル・フォード
7位 F.コラピント アルピーヌ・メルセデス
8位 O.ピアストリ クラーレン・メルセデス
9位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
10位 N.ヒュルケンベルグ アウディ

 スペインGPです。スターティンググリッドはポールがノリス。以下、アントネッリ、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレール、ラッセル、ピアストリ、ローソン、コラピント、リンドブラッドと続きます。ノリスがポールポジション。ノリスに速さが戻ってきました。というよりは、コーナーの多いテクニカルなサーキットにマシンの特性が合っているのかもしれませんね。スタートはノリスが思いっきりインに寄せてアントネッリをブロック。アントネッリはアウト側からターン1に侵入しますが行き場を失いコースアウト。コーナーをショートカットしてノリスの前に出ます。が、このまま走行を続ければペナルティになるのは明らかなので、ノリスに一旦ポジションを譲ります。ノリスが前に出たのを見計らって再びアタックを仕掛けるアントネッリ。しかし、アウト側から無理に仕掛けた為にコースアウト。ショートカットしてノリスの前に出ます(またか!)。再びノリスにポジションを譲りますが、その隙に乗じてフェルスタッペンも続きます。これでアントネッリは3番手にポジションダウン。レースの方は首位がノリス。以下、フェルスタッペン、アントネッリ、ハミルトン、ルクレール、ラッセルのオーダーで進みます。14周目、ブレーキトラブルでストロールがエスケープゾーンにマシンを寄せます。このトラブルでバーチャルセーフティーカーの発動です。首位のノリスがコントロールラインを通過する直前だった為、ピットに入れず。そんなノリスを他所に2番手のアントネッリ以下、上位陣が続々とピットに入ってきます。ノリスも翌周にピットインしますが後の祭り。既にバーチャル・セーフティーカーは解除されており、うま味を生かせないまま通常のピットインとなってしまいました。その隙に首位はルクレールに。2番手はアントネッリ、3番手にはフェルスタッペンが続きます。4番手でコースに復帰したノリスですがこの抜き所の無いマドリンク。ポジションを上げることもままならない状態でレースを続けることになります。49周目に首位のルクレールがピットイン。これで首位がアントネッリ、2番手がフェルスタッペン、3番手がノリスのオーダーとなります。終盤、ノリスはフェルスタッペンを攻め立てます。フェルスタッペンが縁石を深く踏んでタイムロスをする場面もありましたがそれでも抜くまでには至らず。そんな、バトルをする2台を尻目にアントネッリがギャップを拡げて余裕のトップチェッカー。運を味方につけて2連勝。タイトル争いで独走を続けます。さて、期待の角田裕毅は14位。期待外れなショボーンなリザルトです。スタートでサインツにぶつけられ、マシンにダメージを負ったのが後々まで響いた、といったところでしょうか。さて、今後の角田裕毅ですが、今シーズン一杯参戦する可能性もでてきました。ハジャーの手首の傷が思ったよりも深刻な様です。まあ、無理して参戦して選手生命を縮めるよりは万全を期して復帰するというのがいいかもしれませんね。大相撲の稀勢の里は怪我を押して、無理をして出場を続けた結果、選手生命を縮めることになってしまいましたからね(いきなりの相撲ネタで失礼します。汗)。ただ、休むことによって、他のドライバーにチャンスが回ってくるということも忘れてはいけません。かつて、ナイジェル・マンセルはロータスのテストを受ける際、F3のレースで脊椎を痛めていました。しかし、鎮痛剤を打って無理を押してテストに合格。自分事で恐縮ですが、かつてレーシングカートで背骨を傷めたことがあるのですが、本当に痛いです。マンセルは後にワールド・チャンピオンになる訳ですが、それもこうして自らの手で未来への扉をこじ開けてきたゆえです。ドライビングは荒っぽくて、ミスも多かったのですが、人気のあるドライバーでした。やはり、苦労人であることを皆が知っていたので応援せずにいられなかったのでしょう。無理をするかどうかは、判断が分かれるところですが、こうした先達がいたことも事実ではあります。

1位 K.アントネッリ メルセデスAMG
2位 G.ラッセル メルセデスAMG
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 O.ピアストリ クラーレン・メルセデス
6位 L.ハミルトン フェラーリ
7位 P.ガスリー アルピーヌ・メルセデス
8位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
9位 F.コラピント アルピーヌ・メルセデス
10位 角田裕毅 レーシングブルズ・フォード

 イタリアGPです。スターティンググリッドはポールがガスリー。以下、ラッセル、ルクレール、ハミルトン、フェルスタッペン、ピアストリ、コラピント、ノリス、リンドブラッド、ボルトレートと続きます…。何だってー?まさかのガスリーがポールポジション!しかも、雨とかの混乱とかではなく、ドライの路面でガチの実力で獲得したポジションです。要因としては、ストレート重視のセッティングにしていた。ポールポジション最有力候補のアントネッリのグリッドダウンペナルティが決定していた。ライバル達が完ぺきなラップを刻めなかった、等複数の要因がったのは事実です。とはいえ、中団グループのドライバーがポールポジションを獲るのは大金星です。キャリア初となるポールポジション。ガスリーは2020年にここモンツァで優勝しており、ゲンの良いサーキットなのでしょう。スタートはポールのガスリーが絶妙な動きで後続をブロックしてホールショット。後方ではターン2でハミルトンがルクレールに押し出されてコースアウト。大幅にポジションダウンしております。初っ端からフェラーリの同士討ちとも言える展開にティフォシ達も「マンマミーア!」と叫んだに違いありません(多分)。2周目、ストレートでアウト側からラッセルがガスリーをオーバーテイク。ルクレールもアウトから被せてきてラッセルに続きます。一気に2つポジションダウンしたガスリー。ですが、戦闘力の劣るマシンでよくここまで踏ん張った、と言うべきでしょうか。それでも、ガスリーは続く右高速コーナーのターン3でルクレールをアウト側からオーバーテイク。2番手にポジションを挽回します。同じラップの最終コーナー。右に大きく回り込む高速コーナーです。ノリスがルクレールにアタックするべくインに入りますが無理と判断したのか、すぐに下がります。ルクレールはそのまま走行を続けますが、コーナーの出口付近で突如挙動を乱してスピン、コースアウト。砂埃を上げてタイヤバリアに横向きでクラッシュしました。かなりのスピードが出ていたので、相当な衝撃があったのでしょう。芝生の上でルクレールが座り込んでいます。このアクシデントによりレースは赤旗中断。スタンディングでの再スタートとなります。再スタートはポールのラッセルがホールショット。2番手のガスリーも続きます。何と3番手にはガスリーのチームメイトとのコラピントが!アルピーヌ勢、2番手、3番手でターン1を通過していきます。しかし、コラピント、ターン6のロッジアでコースアウト。砂埃を上げながらコースに復帰するも大幅なポジションダウンです。レースが安定してからは残念ながらガスリーも徐々にポジションダウンしていくことになります。そして、10周目のバックストレートではアントネッリにオーバーテイクされ6番手にポジションダウンです。ってアントネッリ、もうここまで追い上げてますよ!19番グリッドスタートながらここまでポジションを挽回してきました。12周目、フェルスタッペンがストレートでラッセルをオーバーテイク。首位に躍り出ます。しかし、15周目、シケインのロッジアでラッセルがフェルスタッペンをオーバーテイクし、再び首位に立ちます。18周目、追い上げてきたアントネッリがターン1でラッセルの前に出てオーバーテイク。遂に首位にまで上り詰めました。しかし、22周目、ラッセルがターン1でアントネッリを抜き返します。ここからラッセルとアントネッリによるバチバチのチームメイトバトルが繰り広げられることになります。49周目にはアントネッリがターン2でコースアウト。グラベルの上でカウンターを切って踏ん張るというあわやの場面も。そして、50周目。レズモを立ち上がった後のストレートでアントネッリがラッセルの前に出て首位を奪還。このまま逃げ切りトップチェッカーです。ここ2戦、マクラーレンに水を空けられていましたが、久々の勝利です。10位は前回のオランダGPに続き参戦となった角田裕毅。16番グリッドのスタートながら堅実に走り切りました。前回はあと一歩のところで入賞を逃していたので、これで少しは溜飲が下がったのではないでしょうか。さて、今回のポディウムにフェラーリ勢の姿はありません。しかし、ストレートにはこれでもかという数のティフォシ達で埋め尽くされています。それもそのはず。優勝したアントネッリはイタリア人。しかも、イタリア人がイタリアGPで優勝するのは1966年のルドヴィコ・スカルフィオッティ以来とのことです。こんなに長い間イタリア人が優勝していなかったんですね。フェラーリは何度も優勝しているので意外な感じがしましたが。ライバルチームとはいえ、母国の若いヒーローに惜しみなく拍手を贈るティフォシ達。何とも心温まる光景ですね。もし、アントネッリが49周目にグラベルでスピン、リタイアになって、ポディウムにフェラーリもイタリア人もいない状況になっていたとしたら、ティフォシ達の反応は…。と思うとそら恐ろしいですね。暴動が起こっていたかもしれませんよ?カーネルサンダースが道頓堀に投げ込まれるとか(違)。

1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 K.アントネッリ メルセデスAMG
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン フェラーリ
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
7位 L.ローソン レッドブル・フォード
8位 N.ヒュルケンベルグ アウディ
9位 F.アロンソ アストンマーチン・ホンダ
10位 P.ガスリー アルピーヌ・メルセデス

 オランダGPです。”TSUNODA IS BACK!”何と角田裕毅が帰ってきました。とはいっても代役としてですが。レッドブルのハジャーがトレーニング中に負傷。その代役としてローソンがレッドブルから出走。空いたレーシングブルズからの代役として角田裕毅が出走するというややこしいことになっています。ブランクのある角田裕毅を乗せるよりは、現行レギュレーションのマシンの「クセ」を理解しているローソンを乗せた方がリスクが少ない、とレッドブル首脳は考えたのでしょう。さて、スターティンググリッドです。ポールはノリス。以下、ラッセル、アントネッリ、ピアストリ、ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペン、ローソン、ボルトレート、リンドブラッドと続きます。好調ノリスが2戦連続でポールポジション。その後にはメルセデス勢が続いて、その後にピアストリとマクラーレン勢がメルセデス勢を挟む格好になっています。スタートはノリスが上手くダッシュを決めホールショット。2番グリッドのラッセルは後ろのピアストリを牽制している隙にアントネッリに先行されます。後方では、ハミルトンに思いっきり幅寄せされたフェルスタッペンが押し出されて、コース外の走行を余儀なくされ土埃を上げております。レースの方は首位がノリス。以下、アントネッリ、ラッセル、ルクレール、ピアストリ、ハミルトン、フェルスタッペン、ローソンのオーダーで進行します。その、オープニングラップの最終コーナーでフェルスタッペンが外側のウォールにヒットしてクラッシュ。赤旗中断となります。同じタイミングでボルトレートも最終コーナーでスピン。そのすぐ脇をヒュルケンベルグが高速で通過するという危険な場面が見受けられました。ホルトレートは360°ターンでそのまま走行を続けます。ヒュルケンベルグは白煙でボルトレートのマシンが見えない中、間一髪でかわしました。空いているイン側にマシンを進めてもおかしくない場面でヒュルケンベルグは真ん中のラインを選択。結果イン側に回転するボルトレートのマシンとの衝突を免れる結果となる訳です。ほとんど奇跡的と言ってもいいぐらいの回避劇でしたね。再スタートはポールのノリスがイン側のアントネッリに向かって思いっ切り幅寄せしてブロックします。結果、ターン1の立ち上がりが苦しくなりアントネッリに首位を奪われることに。54周目、ストレートでアントネッリの背後に迫るノリス。アントネッリは警戒してイン側のブロックラインを採りますが、ノリスがアウト側から被せて見事アントネッリの前に出ます。その勢いのまま首位のハミルトンをオーバーテイク。首位に返り咲きです。そして、ノリスがそのまま逃げ切りトップチェッカー、まさかのここにきての2連勝です。すでに、ランキングトップのアントネッリとは100ポイント近く差がついており、可能性はゼロではないですが、タイトル連覇は難しいかもしれません。3位はラッセル。終盤2番手を走行していましたが、チームオーダーによりペースに勝るアントネッリを前に出しました。この様な場面だと前を走っているドライバーが「レースをする権利」を主張してポジションを譲らないことが多々あったりします。しかし、チームのことを考えて、ポイント的に不利になるにもかかわらず大人の対応をしたラッセルはさすがだなと思いました。こういう行動の積み重ねがチームの、ひいては他のチームやドライバーの信頼を得ていくことになるのではないでしょうか。さて、注目の角田裕毅ですが11位フィニッシュです。残念ながら入賞まで一歩届きませんでした。しかし、レギュレーションの大きく変わった不慣れなマシンで、チームメイトのリンドブラッドと互角に渡り合ったことを考慮すれば上出来だったと思います。周りの評価も上々。十分に爪痕を残せたのではないでしょうか。

余談1:結構前の話になりますが、ディープ・パープルが来日公演を行いました。って、まだ活動してたんですね。ボーカルのイアン・ギランは齢80越え。還暦どころか傘寿ですよ?マジ、オドロキしかありません。さて、自分は先日「嵐の使者」というアルバムを買いました。パープルの来日に触発されたという訳ではなく、「そういえばパープルのアルバムで、まだ聴いてないのが結構あったなあ」と、ふと思った次第です。レビュー(という程大した物ではありませんが)をザックリしてみます。自分が入手したのは2016年リマスター、35thアニヴァーサリー・エディション。リマスターのディスクの他に、オリジナル音源が収録されたディスクも付いた2枚組で、お買い得感満載です。さて、曲の方ですが、リードトラックの”STORMBRINGER”。ドラマティックな展開のハードなナンバーでいいですね。この曲でアルバムのつかみはバッチリな気がします。イントロで奇妙なエフェクトのかかったコーラスが聴けるのですが、何とカヴァデールが卑猥な言葉をシャウトして逆回転させたものだそうです(汗)。”HOLD ON”。リッチー渾身のギターソロが聴けます。かなりいい出来です。と思いきやリッチーはこの曲を気に入ってなかった様で、適当っぽくギターを弾いてたらしいです(えー)。”LADY DOUBLE DEALER”。このアルバムで一番ハードなナンバーです。リッチーのギターが前面にフィーチャーされていて疾走感もあり、聴き応えバツグンです。さて、このアルバムを最後にリッチーは脱退しました。目指す音楽性が違ってきたということで。リッチーはもっとハードな方向性を望んでた様です。また、このアルバム制作時には「レインボー」のプロジェクトも進めており、すでに心ここにあらず、といった状態だったのでしょう。なので、このアルバム、あまり期待していなかったのですが、予想外に良かったです。クオリティーは高く、買って損はしないです。ただ、ハードさを期待していると、物足りないと感じるかも知れません。さて、パープルのアルバムは結構な数が出ていて全部聴くとなると大変なので、解散前に発売された「カム・テイスト・ザ・バンド」までで止めておこうと思っています(汗)。

余談2:去る7月14日、山田五郎さんが亡くなりました。自分的にはアド街のご意見番という印象が強かった同氏。名前紹介のテロップで「街に詳しい」と出ていましたが、街だけではなく、多岐にわたる豊富な知識には舌を巻いたものです。生前に収録された8月1日放送のアド街では何と茨城県特集が!山田五郎さんが茨城県を語っているとか、マジアガりますね。その特集の内容ですが、海浜公園とか偕楽園、アクアワールドなんかは、まあお約束かなという感じです。筑西市のヒロサワシティは初めて知りました。名前は耳にしたことはあるのですが、個人で町を造るとか、スゴいですね。あと、霞ヶ浦の鰻屋もいい味出してました。ひたちなか市のエレベーター研究塔。あれ、あの辺行くとどこからでも見えるんですよね。つくば市のJAXAが出なかったのは意外な感じがしましたが。含蓄のあるコメントで番組に深みを持たせていた山田五郎さん。最晩年には歩行が困難な状態になっていたといいます。最後の最後まで仕事を続けるというその姿勢には頭が下がるとしか言い様がありません。ご冥福をお祈りします。

1位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
3位 K.アントネッリ メルセデスAMG
4位 C.ルクレール フェラーリ
5位 L.ハミルトン フェラーリ
6位 I.ハジャー レッドブル・フォード
7位 G.ラッセル メルセデスAMG
8位 L.ローソン レーシングブルズ・フォード
9位 N.ヒュルケンベルグ アウディ
10位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード

 ハンガリーGPです。ハンガリーといえばアレですね、有名な音楽家のリスト。「ラ・カンパネラ」とか「マゼッパ」ぐらいしか知りませんが、どこか店内のBGMとかで流れてる時にさりげなく「おっ、これリストじゃん」とか言えたらカッコいいですよね(汗)。昔、少年ジャンプで連載していた「コブラ」という漫画で、主人公のコブラが「こんなところでショパンを聴けるとは思わなかったよ」と酒場でピアノを弾いている女性に言い寄るシーンがあるのですが、まあ、それと同じ感じですね(滝汗)。ちなみに、リストは新曲をリサイタル形式で発表していました。大層イケメンだったらしくて、聴衆は若い女性ばかりだったとか。あまりの盛り上がりに失神した人が出た程だったらしいです。失神って、ビートルズ並みですよ?初来日の時に感激のあまり失神した女性がいたことは有名な話です。まあ、クラシックとはいっても当時としては最先端のエンターテインメントであるわけで、現代のアイドルのライブでオーディエンスが黄色い声援を送っているのと大して変わらないんじゃないか、と思った次第です。さて、スターティンググリッドですが、ポールはノリス。以下、ルクレール、ピアストリ、フェルスタッペン、ハミルトン、ラッセル、アントネッリ、ハジャー、リンドブラッド、ヒュルケンベルグと続きます。ノリスが久々のポールポジション。3番手にもチームメイトのピアストリが着けているところをみると、マクラーレン勢、調子が上がってきたのでしょうか。スタートはノリスがダッシュを決めてホールショット。3番グリッドのピアストリがアウト側から伸びてきてノリスの後に続きます。出遅れたルクレール、両側からフェルスタッペンとハミルトンに挟まれてポジションを更に落とします。首位のノリスはターン2でアウト側に孕み立ち上がりのスピードが鈍ったところをピアストリに交わされます。首位がピアストリに代わり、以下ノリス、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレール、アントネッリ、ハジャーのオーダーでレースは進んでいきます。16周目、ターン1でフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク。フェルスタッペンはやけに遅いタイミングでハミルトンのイン側に潜り込んできたのですが、無事にオーバーテイクを決めました。以前のハミルトンだったら躊躇いなくイン側にステアリングを切っていたと思うのですが今回はフェルスタッペンに譲りました。ここで無理をしてリタイアでもなればタイトル争いにも影響が出てくるので、トータルで得をする方を選んだということでしょうか。ハミルトンも随分大人になったものです。38周目、ターン3で首位のピアストリと周回遅れのサインツが接触。サインツが立ち上がりでインに寄ってきたところに、ピアストリが周回遅れを処理すべく直進してきました。結果、このタイムロスでノリスのオーバーカットを許し、首位の座を奪われることになります。また、この接触の影響かはわかりませんが、結果的にギアボックストラブルでリタイアとなりました。久々の勝利を周回遅れのサインツに奪われた格好となる訳で、ピアストリとしては悔しい幕切れですね。そして、レースの方はノリスがトップチェッカー。一時はピアストリに首位を奪われましたが、運を味方に今シーズン初勝利を挙げました。3位はアントネッリ。今回はかつての勢いが無かった様に思います。タイヤの寿命の差があったとはいえ、ノリスに競り負けていましたからね。ライバルが力を付けてきている状況でシーズン序盤とは違い、楽勝ムードではなくなりつつあることに多少なりとも焦りを感じているのではないでしょうか。さて、このハンガリーGPをもってサマーブレイクに入ります。各人モヤモヤを抱えているといえる状況で、図らずもタイトル争いを一歩引いた視点から見る立場になり、久々の勝利を手にしたノリスだけが清々しい気分でブレイクを満喫できるんじゃないでしょうか(多分)。

1位 K.アントネッリ メルセデスAMG
2位 C.ルクレール フェラーリ
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
4位 L.ハミルトン フェラーリ
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 I.ハジャー レッドブル・フォード
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 G.ボルトレート アウディ
9位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
10位 F.コラピント アルピーヌ・メルセデス

 ベルギーGPです。スターティンググリッドはポールがアントネッリ。以下、フェルスタッペン、ラッセル、ルクレール、ハミルトン、ピアストリ、リンドブラッド、ボルトレート、ローソン、ガスリーと続きます。メルセデス勢の間にフェルスタッペンが入り込んでフェラーリ勢が続く格好です。ここ3戦勝利から遠ざかっているアントネッリ。ここで勝ち星を上げておきたいところですね。スタートはアントネッリが上手く加速をしてターン1のヘアピンに突入、ホールショットです。と、言いたいところですが、フェルスタッペンが後方から鋭く加速をしてオー・ルージュ、右側からアントネッリをオーバーテイク。ターン1のアントネッリのライン取り小さかったので加速が鈍ったと思われます。ケメルストレートを上ってシケイン状になっているレ・コームの手前で、アントネッリがフェルスタッペンのイン側に侵入。更にフェルスタッペンの外側からルクレールが被せてきました。フェルスタッペンは一気に3番手にポジションダウン。いや~、ホントにポジションの入れ替わりが激しいですね、なんて言っている暇もなく、今度は後方ではレ・コームでハミルトンとラッセルが接触。ハミルトンが内側からラッセルを軽く押した感じだったのですが、一気にスピンしてグラベルに直行。ラッセルはグラベルにはまってそのままリタイアとなります。これは痛い、タイトルを争うラッセルにとってここでのノーポイントは後々の展開に大きく響くかもしれません。尚、ハミルトンにはこのアクシデントにより5秒のタイムペナルティが科されております。レースの方は首位がアントネッリ。以下、ルクレール、フェルスタッペン、ハミルトン、ピアストリ、ローソン、リンドブラッドのオーダーで進みます。34周目、ルクレールを追ってオー・ルージュを駆け抜けていくアントネッリ。ケメルストレートで並びかけると一気にルクレールの前に出てオーバーテイク。タイヤ交換で一時5番手までポジションを落としていましたが首位に返り咲きです。そして、このまま逃げ切りトップチェッカー、4戦振りの勝利を手にしました。タイヤ交換でポジションを落とした後、オーバーテイクショーを展開。強いアントネッリが戻ってきました。ランキング2位のハミルトンとの差は45ポイント。一時不調に落ちいったかに思われましたが、見事復活の狼煙を上げました。さて、0周リタイアに終わったラッセル。前回イギリスGPでアントネッリとの差を詰めましたが、今回のリタイアでチャラになりました(むしろマイナス)。今のラッセルの不調の原因は精神的なものかもしれません。チームメイトが圧倒的に速かったら、いやが上にも胸がザワついてくることでしょう。思いっきり攻めるアントネッリに対して、どこか自信無さげに攻めるラッセルとの差が予選順位にも表れているのではないでしょうか。シーズン前の予想とは裏腹にアントネッリの独走となっているタイトル争い。今後の展開はラッセルが精神的に立ち直れるかにかかっているかもしれません。

余談:のりお「最近は、女性の社会進出も進んできましてなあ。例えばほら、イギリスの女性首相おりますやろ、さっちゃん!」よしお「アホ!さっちゃんちゃう、サッチャーや!」………やっちまったなあ、という感じですね。サッカーW杯準決勝、アルゼンチン対イングランド。因縁の対決と言われたカードです。勝利したアルゼンチンの一部の選手が「フォークランド諸島はアルゼンチンのもの」とスペイン語で書かれた横断幕をピッチ上で広げたのです。そもそも、スポーツに政治を持ち込む行為というのは、はばかられるものなのですが、それを世界最大のスポーツイベントともいえるサッカーW杯でやってしまったというのは残念としか言い様がありません。相手チームに敬意を払い、健闘を称え合うのがスポーツマン精神だと思うのですが、おおよそそれとはかけ離れた行為ですね。この因縁のカードが決定した時からフォークランド紛争のことは持ち出さないで欲しいと思っていましたが、現実にはそうはなりませんでした。ちなみに、フォークランド紛争は、イギリスが実効支配していたフォークランド諸島にアルゼンチンが侵攻したことに端を発しています。そして、この紛争の指揮を執ったのが時の首相、マーガレット・サッチャー。この紛争の勝利によって、「鉄の女」の通り名を更に強固なものにした様に思います。女性政治家は弱気な発言をするとナメられるので、強硬策を採ったのかもしれません。理由はどうあれ、戦争推進を決定したのはサッチャーであるのは間違いことです。さて、冒頭の漫才はのりお師匠が何の番組かは忘れましたがTVで披露したネタです。前後の部分はうろ覚えですが、さっちゃん→サッチャーの下りは間違いありません。おそらく40年ぐらい前ですが、何故かこのネタは今でも覚えています。のりお師匠というと「ツクツクボーシ!」や「天下ご免の向こう傷!」などのネタが有名ですが、時事ネタもやっていたんだなあと、あらためて思い出した次第です。さて、サッカーW杯はスペインの優勝で幕を下ろしました。イングランド代表との小突き合い、政治的パフォーマンス、スペイン代表に対する暴力的な行為等、爪跡を残しまくったアルゼンチン代表。一気にイメージを悪くしたことで、メッシの活躍もかすんでしまった様に思います。

1位 C.ルクレール フェラーリ
2位 G.ラッセル メルセデスAMG
3位 L.ハミルトン フェラーリ
4位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
5位 I.ハジャー レッドブル・フォード
6位 L.ローソン レーシングブルズ・フォード
7位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
8位 G.ボルトレート アウディ
9位 F.コラピント アルピーヌ・メルセデス
10位 P.ガスリー アルピーヌ・メルセデス

 イギリスGPです。スターティンググリッドはポールがアントネッリ。以下、ルクレール、ハミルトン、ラッセル、ハジャー、ノリス、フェルスタッペン、ピアストリ、リンドブラッド、ローソンと続きます。ここ2戦、勝利から遠ざかっているアントネッリがポールポジション。復活の狼煙を上げることが出来るでしょうか?2番、3番グリッドはフェラーリ勢が固め、アントネッリの包囲陣を敷いている状況。その後ろにはラッセルが着きます。チームメイトとはいえ、ライバルであるアントネッリを擁護するとは思えないので、後ろからアントネッリとフェラーリ勢の先陣争いを高見の見物と決め込むつもりでしょうか(汗)。スタートはアントネッリが出遅れ、フェラーリの2台が先行します。ルクレールがホールショット。その後方ではハジャーがラッセルに襲い掛かります。インフィールドのシケイン状になっているターン3からターン4にかけて左側に並ぶハジャー。ラッセルは何とか踏ん張ってターン6に向けて立ち上がっていきます。11周目、ターン9でアントネッリがハミルトンをオーバーテイク。その手前のターン7からコーナーの立ち上がりが尋常でない速さだったので、ターン8ではハミルトンに追突するんじゃないかとヒヤヒヤする程でしたよ(汗)。17周目、ポジションを上げてきたフェルスタッペンがターン9でラッセルをオーバーテイク。ラッセルはその手前の遅いタイミングで控えめにわかりずらいブロックをしたので、フェルスタッペンは上手く交わしたな、と思いましたよ。ブロックすると読んでいたからの動きだったとはいえ。41周目、アントネッリがスローダウン。何かの空力パーツが壊れて、コーナリングに支障をきたした模様です。緊急ピットインでフロントウイングを交換するも症状は改善せず。ズルズルとポジションを落としていきます。48周目、フェルスタッペンが右の中速コーナー、ストウコーナーでコースアウト。小刻みにテールスライドし、持ちこたえたかに見えましたがその直後挙動が大きく乱れコースアウト。グラベルに足を取られてそのままリタイアです。このアクシデントによりセーフティーカーの導入となります。すぐさまピットインしてタイヤ交換をするハミルトン。代わって2番手にラッセルが上がりました。そして、セーフティーカー先導のままファイナルラップへ。最後の最後にセーフティーカーがピットに入りレース再開。そして、すぐに各マシンがフィニッシュラインを通過して、ポジションの変動も無いままレース終了です。スタートで首位に立ったルクレールが一度もその座を明け渡すことなくトップチェッカー。久々の勝利の美酒を味わいました。今シーズンはハミルトンに後れを取っており、チーム内での立場が逆転したかに見えましたが、再起をかけた勝利を手にしました。2位はラッセル。フェルスタッペンにオーバーテイクされた後、ハミルトンと激しいバトルを展開。その後ペースを上げフェルスタッペンに迫る勢いを見せました。3位はハミルトン。終盤のセーフティーカーでピットインをしたのですが、これが悪手となりポジションを落としました。フェラーリのワンツー態勢だっただけにもったい無かったですね。さて、リタイアに終わったフェルスタッペンですが、前回オーストリアGPの予選で高速クラッシュを喫しており、2戦連続でマシンの不安定な挙動によりコースアウトしたことになります。リアウイングの不具合によるコースアウトということもあり、レース後、フェルスタッペンはチームに対する不満を隠しません。確かに、要望を受け入れてもらえなかったり、マシンに不安を抱えているとなればドライバーとしては安心してマシンを走らせることはできませんからね。波乱の展開となったイギリスGP。眠れる獅子のルクレールの勝利で幕を閉じることになりました。

1位 G.ラッセル メルセデスAMG
2位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
3位 K.アントネッリ メルセデスAMG
4位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
5位 L.ハミルトン フェラーリ
6位 I.ハジャー レッドブル・フォード
7位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
8位 C.ルクレール フェラーリ
9位 L.ローソン レーシングブルズ・フォード
10位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード

 オーストリアGPです。ここレッドブル・リンクはなだらかな丘陵地帯にあるサーキットです。おそらく、この地方における原風景といっても差し支えないと思われる、のどかな風景が広がります。コース脇に羊飼いがいても違和感が無いぐらいに。まあ、それは言い過ぎだとしても(汗)、この牧歌的とも言える、のどかな風景の中、最先端の技術の粋を凝らしたレーシングカーがしのぎを削るというのも不思議な感じがします。きっと、これがギャップ萌えというヤツなのでしょう(違)。ちなみに、鈴鹿サーキットも周りは日本の原風景ともいえる田園風景が広がっています。本田宗一郎の指示で田んぼは潰さなかったそうです。鈴鹿とレッドブル・リンク。思わぬところで共通点を発見してしまいました。さて、スターティンググリッドですが、ポールはラッセル。以下、ルクレール、ハミルトン、アントネッリ、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリ、ハジャー、ローソン、リンドブラドと続きます。前回のバルセロナに続きラッセルがポール。ここで優勝してタイトル争いに弾みをつけたいところですね。そして好調フェラーリ勢がその後ろに着けています。ラッセルとしても気になるところでしょう。スタートはラッセルがマシンをイン側に寄せつつターン1を通過。ホールショットです。ターン2ではアントネッリが大外、というかアウト側のエスケープゾーンに思いっきり飛び出してターン2を通過。「ここが俺のレコードラインだ!」と言わんばかりの、堂々たるはみ出しぶりですね。と、後方のアントネッリに気を取られている隙にターン3ではフェラーリのチームメイトバトルが発生。ハミルトンがアウト側からルクレールに被せます。アウト側に追いやられながもルクレールをオーバーテイク。2番手にジャンプアップです。11周目、フェルスタッペンがターン1でハミルトンをオーバーテイク。アントネッリやルクレールを押しのけて、ここまでポジションアップしてきました。3番手にポジションダウンしたハミルトン。敵もさるものでターン3でアウト側からフェルスタッペンを抜き返します。一瞬行き場を失いかけたフェルスタッペンがハードブレーキングでスモークを上げます。その後、何度かポジションを入れ替えてバトルを続けるこの2台。そして22周目、ターン6でフェルスタッペンがハミルトンのインを突いてオーバーテイク。フェルスタッペンが一気に前に出たことで勝負がつきました。下りでブレーキングが難しいコーナーですが、見事オーバーテイクを決ました。長らく続いた王者対決はフェルスタッペンに軍配が上がることになります。そして、レースの方はラッセルがトップチェッカー。開幕戦以来、久々の勝利を手にしました。この勝利でタイトル争いを、良い流れに持っていきたいところですね。2位はフェルスタッペン。ここ、レッドブルのお膝元で意地を見せました。今シーズンの不振や、それに伴う引退発言等、ネガティブなイメージが付きまとっていましたが、このレース内容に、この結果なら首脳陣も納得がいったのではないでしょうか。そして、フェラーリ陣営は何とポディウム圏外です。サインツのリタイヤによりバーチャル・セーフティーカーが出動し、タイヤ交換を行ったのですが、その後、タイヤの消耗が激しくズルズルとポジションを落としていきました。予選順位が良かっただけに何とももったいないですね。

余談…サッカーW杯で日本がブラジルに惜敗。負けたのは悔しいですが、あのブラジルに善戦したのではないでしょうか。しかも、先制ゴールを決めていますからね。前回のカタール大会では日本はドイツとスペインに勝っているのでブラジルも警戒していたことでしょう。もし、ブラジルに勝っていたらいいとこいってたんじゃないですか?まあ、アルゼンチンとかフランス等強豪がまだ控えているので、そう簡単に優勝とまではいかないでしょうが。海外組が多数を占めるサッカー日本代表。その強さも世界基準に届いていると思わせる大会でした。

1位 L.ハミルトン フェラーリ
2位 G.ラッセル メルセデスAMG
3位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・フォード
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 I.ハジャー レッドブル・フォード
7位 P.ガスリー アルピーヌ・メルセデス
8位 F.コラピント アルピーヌ・メルセデス
9位 L.ローソン レーシングブルズ・フォード
10位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード

 バルセロナ・カタルーニャGPです。ここ、カタロニアサーキットで開催されるレースは、昨シーズンまでスペインGPとして開催されていましたが、シーズン後半にマドリードでレースが開催されるということで、この名称となりました。まあ、首都で開催されるのですから、国名を冠したGP名はそちらに譲るのがスジというものでしょうね。スターティンググリッドですが、ポールはラッセル。以下ハミルトン、アントネッリ、ノリス、フェルスタッペン、ハジャー、ピアストリ、ローソン、ヒュルケンベルグ、ルクレールと続きます。ラッセルが2戦振りのポールポジション。上位入賞でアントネッリとの差を埋めたいところです。2番手はハミルトン。ここのところ調子を上げているので怖い存在ですね。スタートはラッセルが上手くダッシュを決めてホールショット。後続にも大きな順位変動は無く続々とマシンが通過していきます。32周目、アントネッリが首位のラッセルに迫ります。マシンをイン側に寄せてブロックするラッセル。タイトルを争うライバルだけに、そう簡単に前に行かせません。37周目、ラッセルがピットインしてタイヤ交換。翌38周目、アントネッリもピットインしてタイヤ交換を行います。41周目、アロンソがマシントラブルでリタイヤ。バーチャル・セーフティーカーの発動となります。この隙にハミルトンがピットインしてタイヤ交換。見事ラッセルの前でコースに戻ります。これでピット戦略で逆転相成ったハミルトンが首位を快走します。そして、その後方ではメルセデス勢のチームメイトバトルが激しさを増していきます。タイヤ交換で両者のギャップは広がっていましたが、アントネッリが追い付いてきました。ストレートで露骨に幅寄せするラッセル。アントネッリはその露骨なブロックに臆すること無くターン1でラッセルをオーバーテイクします。ペースに勝るアントネッリ。このままハミルトンに迫ろうかと思われた62周目、アントネッリのマシンがトラブルでスローダウン。連勝は5でストップです。今シーズン初めて土が付くことになりました。”WELL DONE,LEWIS.”そして、ライバル達の騒擾を他所にハミルトンが余裕のトップチェッカー。約2年振りの勝利、そして、フェラーリ移籍後初の勝利となりました。タイヤ交換のタイミングで有利になったのは確かですが、今回のハミルトンは手が付けられないくらい速かったのは間違いありません。遂に完全復活となったハミルトン。ランキングも2位に着けており、タイトル争いの台風の目となりそうですね。ところで、フェラーリでは優勝時のねぎらいの言葉は”GET IN THERE LEWIS!”ではないんですね。久し振りにこのフレーズが聞けると思って期待していたのですが(汗)。さて、今回リタイアに終わったアントネッリですが、明らかにラッセルよりも速いペースで走っていました。バトルに関しても物怖じすることなく果敢にラッセルと渡り合っています。本当に19歳かよ、と思ってしまいます。まるでレーシングカートの様に、F1マシンを自由自在に操る様には戦慄すら覚えますね。ともかく、これからもアントネッリの躍進は続くことでしょう。

1位 K.アントネッリ メルセデスAMG
2位 L.ハミルトン フェラーリ
3位 P.ガスリー アルピーヌ・メルセデス
4位 I.ハジャー レッドブル・フォード
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 L.ローソン レーシングブルズ・フォード
7位 A.リンドブラッド レーシングブルズ・フォード
8位 A.アルボン ウイリアムズ・メルセデス
9位 E.オコン ハース・フェラーリ
10位 F.アロンソ アストンマーチン・ホンダ

 モナコGPでございます。伝統と格式を誇るモナコGP。コース幅が狭く、曲がりくねったこの市街地サーキットは周知の通りの難コースでございます。このコースレイアウトを新規で申請したとて、現在の安全基準からすると到底受理される代物ではございません。伝統があるからこそ開催される特別なレース。正確無比なコントロールが要求される、ここモナコで勝ち名乗りを上げるのが、いっぱしのF1乗りとしての要件でございましょう。過去に幾度となく名勝負が繰り広げられてきたモナコGP。今年はいかがな展開となるか、期待していただければ僥倖でございます。………とまあ、「国宝」の語り部風に書いてみましたが面倒くさいのでここでやめます!さて、スターティンググリッドですが、ポールはアントネッリ。以下、フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレール、ハジャー、ラッセル、ピアストリ、ノリス、ガスリー、ローソンと続きます。絶好調、アントネッリがポールポジション。またもや、連勝を伸ばすのでしょうか。セカンドロウにはフェラーリ勢が陣取ります。調子が上向いてきた様です。スタートはポールのアントネッリが上手くダッシュを決めホールショット。後続にも大きな混乱は無く、続々とマシンが通過していきます。そんな中、2番グリッドのフェルスタッペンがマシントラブルによりスロー走行のまま上手く加速が出来ない状態に。その後、ピットに入ってリタイアとなります。レースの方は首位がアントネッリ。以下、ハミルトン、ルクレール、ハジャー、ラッセル、ピアストリ、ガスリーのオーダーで進んでいきます。69周目、ルクレールが最終コーナーでクラッシュ。曲がり切れずに真っすぐに突っ込んで行ったという感じです。このクラッシュによる路面の清掃と確認の為、赤旗中断。残り9周の時点でスタンディングによるリスタートとなります。リスタートでも首位のアントネッリは上手くダッシュを決めポジションを堅持します。そして、トップチェッカー。何と5連勝です。前述した様に、ここモナコは正確なマシンコントロールが要求される難コース。ここでも優勝してしまうとは、アントネッリの速さは本物なのでしょう。課題だったスタートの出遅れも見事に克服し、更に最強のドライバーへの階段を一段登った様に思います。そして、2位はハミルトン。ピットレーンの速度違反を問われ、ペナルティを食らいましたがそれでもこのポジションでフィニッシュ。ランキングでもラッセルを抜いて2位に浮上しました。スタートからフェルスタッペンの脱落、ペナルティの多発、ストロールとルクレールのクラッシュ等、波乱の展開となった今年のモナコGP。終始何事にも動じなかった新進気鋭のアントネッリが制する結果となりました。