修験道のお山、求菩提山麓にミツマタの群生している場所があります。
森林セラピーのコースの一部になっているようですが、あまり人はこなくて、ひっそりとした杉の林の足元一面に広がっています。
とってもよい香り。
山形県の出羽三山、奈良の大峰山とともに
『日本三大修験山』と呼ばれる英彦山。
豊前市の求菩提山は、英彦山から繋がる峰々で、今でも英彦山から求菩提山に山伏たちが尾根筋を歩く儀式も残っています。
山伏たちは里とのやりとりのために茶、桑、そして和紙をつくるためのミツマタを育てていたらしく、
それらが野生化してこのような大群落を作ったのでしょう。
もっと規模が大きいですが、くじゅう、玖珠の竜門の滝や、国東のほうにもこのようなミツマタの群落が見られます
(求菩提や英彦山の参道にも植えられています)
撮影は3/17で、その10日前の姿がこちら
厳しい冬を固蕾で過ごし
少しずつ外側から小さなお花にみえる部分を開いて
まぁるい形になる頃
土の中の生き物たちも動き出し、
修験の里に本格的な春がやってきます。
今日はびっくりする寒さでしたね
三寒四温
どうぞご自愛くださいね