啓蟄を前に、、、
冬至から、年末年始も引き続き、冬中続いてきたネズミモチしごとが一段落しました。
ネズミモチの実を外して軸や葉をひたすら取り除く地道な工程ですが、、、
綺麗に軸から外れにくい実は集めて、一日かけて煮出したものを漉して、
さらに数日ゆっくり煮詰めて真っ黒なエキスにして保存です。
肝腎を補う冬から春の養生にぴったりの黒い実が、ちょうど冬至頃に熟すなんて、自然のサイクルの完璧さに改めて感嘆の溜め息です。
エキスを大鍋で煮出しながら実をほぐしているので、このいわばハーブサウナな蒸気を身体に吸収して、いいかんじに効いたらいいな、なんてあわよくばを狙ったりして😆
トウネズミモチ Ligustrum lucidum Ait. モクセイ科 イボタノキ属
漢名 女貞子
「 補中ヲ可リ、五臓を安ジ精神ヲ養ヒ百病ヲ除ク」
「久シク服スレバ身ヲ軽クシ老ヒズ」
と、本草綱目に記載されているそうです。
だいぶ乾いてきたので、ネットに移してもう少し風を通します。
春の薬草たちにスペースを開けましょう!
洗ってじっくり乾かして、
必要に応じて少しずつ、
湿度が低い日に触れるくらいの温度で1.5-2時間焙煎して、
昨年は3ヶ月くらいで焙煎しはじめたのですが、やっぱりすこし納得いかず、、、なんだかんだ半年以上熟成した方が美味しい、、気がしちゃいます。 美味しくなーれ❤︎
以前は下の方から丸坊主に実をついばむヒヨドリたちにやきもきしていましたが、、、
もうヒヨドリたちとは争いません!😆
ヒヨドリたちは渡りながら、実をついばみ、ふんをして、、
ネズミモチの森を再生してくれていたのでした、、、
あぁ、素晴らしき世界🌿✨✨
薬草の先生のご近所で育ち、
なんの因果かたくさんのネズミモチ樹々の近くに住んで、、、だから、、、
この植物の素晴らしいエネルギーを伝えながら、
この樹々を見守っていけたらいいな。
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