ネズミモチの煮詰まる甘い香り。
この冬はずいぶん遅くまでネズミモチの美しい実が残っています。
いつも真っ先にネズミモチを丸坊主にするヒヨドリたち、今年は他の実たちも豊作なのかな? 
生物多様性の坂田昌子さんから、彼ら鳥たちの糞に含まれる種は発芽率100パーセントであると聞き、何年にも渡るヒヨドリたちとの競争を手放したら、こんなふう実が残るなんてなんだか面白い。




ネズミモチコーヒーをつくるために実をばらばらに。軸や葉っぱを取り除くのが一苦労。ほぐしにくい房に残った実たちで、今年何度目かのエキスを煮出しています。

1日かけて煮出して、漉したあと、また数日かけてゆっくり煮詰めると、艶々黒いエキスになる。
ちょっと便秘気味な薬草会のばーちゃんたちはこれが手離せない。確かに飲んだり舐めたりすると、見事な一本ぐ○が出て爽快だ笑
今年はネズミモチのエキスの飴もつくりたいな。

私が外出している時間に母がエキスの火入れをしてくれていた。去年の今頃倒れたからお願い無理しないでよ。あぁ、もし母がいなくなっても、毎冬この匂い嗅ぐたび母を感じて泣いちゃうんだろうな。

#ネズミモチ#女貞子#冬の薬草しごと#薬草#生薬#漢方#補肝腎#滋養強壮#精神安定#緩下#薬草エキス#薬草のてしごと笑み草