満月が明けたあたりから、我が家の荒れ地のようなスペースに、サフランの花が咲きはじめました。

 

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くぅーーーーかわいい!

でも、この紅い雌蕊には、ドキッとするよね。
そしてなんともいえない美しい薄紫の花弁の文様。花粉の濃黄。
 
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サフランは女性の女性たる根源のところ、カルマ的なところに直接アクセスしてきてくれそうなパワー、というか、圧を感じる。

 

この赤い雌蕊。

よりによって雌蕊。

例えば蓮の花茶なんかを作るときは、花粉のエネルギーたっぷりの、雄蕊の葯をつかうけれど、雌蕊単体のみを使うって、あんまりない。

 

女性性の根源

いのちをつなぐところ。

 

 

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サフラン Crocus sativus L.    あやめ科 サフラン属
生薬名は番紅花 中国では西紅花藏紅花の名前で流通しているらしい。
きっと、チベットの方から入ってきたんだね。
中央アジア原産で、BC3000年ごろから栽培の記録がある。
 
子宮筋への直接作用のほか、神経系にも関係する。
活血化瘀(かっけつかお)・・・血巡りを良くして、ドロっとした血の塊や滞った状態を改善する働きがあるほか、月経不順、通経、鎮静・鎮痛、鬱状態を改善したりと、肉体と同時にスピリットに作用する感満載です。
 
妊婦さんには禁忌です。
 
だから、そのぶん、どれだけの女性を助けてきたのか、、、とも感じてしまう。
 
余談だけど、ヨーロッパのハーブには、妊婦さんNGです!って植物がやたら詳しく分類されているのが目につくのだけど、
きっと宗教の縛りの強い中世ヨーロッパで、本当に悩んで苦しんで村外れに住む薬草使いたちの所へ相談に行った歴史があるからではないか。
そうして民間で実証されてきた植物たちの歴史があるからではないか。
サフランもその一つで、いろいろな意味でたくさんの女性たちを救ってきたのではないか。
そんなふうにも感じたりしています。

あ、、、もちろん男性にも効力ありますよ!

今や脳の血流アップによるアルツハイマー予防にも注目されているし、血流アップの恩恵は男女問わずでありますし。
スピリット的にも両面にきっと。。。
 
丁寧に咲いたばかりの花の花柱をとる。
この写真ではわかりにくいけど、ひとつの雌蕊が三つにわかれている。
 
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あかんな。。。もっとわかりやすく撮ろう。。。
 
雌蕊を採ってしまったサフランは、まるで魔力を失ったように可愛いクロッカスみたいになってる。
 
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ほらかわいい。笑

 

美しい螺旋のような模様の花弁も何かに使いたいと、お酒に漬けてみたりもしたけれど、

不思議と手が伸びないの。。。

 

きっと雌蕊がパワフル過ぎるからだね。

 

 

 

薬草畑にはいま、

 

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ハハコグサ

 

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ムクナ豆

 

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ボリジのつぼみなど

 

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ホーリーバジルの種や

 

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こちらも女性の血の道にいい、海辺の花、ハマゴウの実など乾かしています。

 

 

 

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身体の弱った部分にじっくり作用するネズミモチ(女貞子)の実の偵察に。

完熟までもう少し待ちたいけど・・・・

 

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今年はヒヨドリがめっちゃ多いよ~~~~どんどん食べられている~~~~

ヒッチコックの「鳥」みたい~~~

 

 

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家に帰ってサフランのお茶を淹れました。

よく考えたら今日採りたての花粉のついた雌蕊で淹れればよかった~~~もったいない症候群ですね。

生理中だし、なんか浄化したい気分だし、たくさんいれちゃう!

うーん。雌蕊が精子に見えてきたのは考えすぎかな笑

 

なんとも鼻から頭頂に抜ける、独特な爽やかな香り。

 

這いつくばってお花に鼻を近づけてもこの香りはしないの。

 

外した雌蕊からだけの、独特の香り。

 

こちらは大分県竹田市の八世屋さんのところのサフラン。

 

竹田は100年以上前にサフランが持ち込まれて以来、日本の90%のシェアを誇っているらしい。

 

以前友人が、一斉に開花してしまうサフランの雌蕊とりの手伝いに行って、その時に分けていただいたもの。

 

丸一日ひたすらサフランの雌蕊採ったら、なんかカルマ解消されそうな勢いだわ。

 

やってみたい・・・・

けど、大変そうですね!!!


なんだかこのお茶を飲んでグラウンディングすると、

体感が増すような、、、

(単にドキドキしてるのかな?笑)

ちょっと不思議な感覚でした。

 

 

 

 

サフランとの印象的な出会いは、19歳の時、初めての海外旅行、インド北部のチベット文化圏、ラダックに行くためにカシミール地方のシュリーナガルという街に滞在したときだ。

 

イギリス植民地時代に別荘用に作られた、ボートハウスという湖に浮かぶ宿に逗留していた。

 

あろうことか雨季で、ラダック行きの道も、デリーに戻る道も土砂崩れ、飛行機も飛ばなくなって1っ週間足止めを喰らったのだ。

 

街の中心部はインドパキスタンとの抗争で、たまに銃声が聞こえたりするから、ボートハウスでゆる~~~~く過ごし、初めてのインド旅行でお腹壊しまくった体力を美味しいごはんと肌寒い気候で回復していた。

 

ボートハウスには入れ替わり立ち代わり、モノ売りの男達が小舟に乗ってやってくる。

 

カシミアの刺繍織りのショール、美しい装飾の小箱、ハシシ(麻の樹脂を固めた麻薬)、、、

 

皆口々に、それらがいかに上質かをプレゼンしてくる。

いちいち火を点けたりして!(インドあるある)

 

そんななか見せてもらったのが名刺ほどの箱いっぱいの紅いサフランだった。

 

今思えばかなり安かったんだと思う。野生のサフランだったかもしれないし、お願いしたら生産者さんのところに案内してもらえたのかもしれないけど、

「ベリーぐっとなのだ!」といちいち売り物を手で摘まむから、買わなかったんだよね、、、^_^;

カシミール産のサフラン、味見してみたかったなぁ。。。。

 

とりあえず、インドの人のYESは、NOみたく首振るんだなぁって、そのとき学びました。

 

すいません。最後は全くの余談でしたね。

 

ただ、また自由に旅できるようになったら、また訪れてみたいな。。。

 

今はどんなふうに知覚するだろう。

どんな出会いがあるのかな。


世界が平和でありますように。。。








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