ケンポナシって聞いたことありますか?
カタチも、なかなか前衛的です。
 
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先の方の丸いのが種で、この少し膨れた果柄という部分を齧ると、ほんのり梨のように甘く、熟れた香りがします。
 
このケンポナシ、酔い覚ましになるとは聞いていましたが、、
 
私が勝手に韓方の師匠と崇めている、韓国語の通訳・ガイド・韓国の生薬にめっぽう詳しい友人によると、韓国ではウコンのチカラばりに、酒毒を消す二日酔い対策の飲み会アイテムとして、ケンポナシのお茶、ホッケ茶なるものが、あちこちのコンビニで売られているらしいのです!
男力をUPするのか、『男!』って書かれたボトルもある〜〜〜 うっわー飲みたい❤️
 
 
これは、ススンに日本のケンポナシを味わっていただきたい!と、
子供の頃からケンポナシをおやつにしていた薬草仲間のご主人に教えていただいた場所は、神社の近くの、みあげるように大きな樹。
 
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なんて立派な樹でしょう。
樹齢何年ぐらいになっているのか。
70歳近いご主人が子供の頃から枝を落としてくれているのだもんね。
 
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あしもとには黄色く色づいた葉っぱがたくさん。
ここにぷりぷりの実のついた枝がたくさん落ちて、あたり一面軽い発酵臭になるくらいなのですが、今年はカリカリなのが少しだけ。
先週もご主人が様子見にきてくれたけど、少なくて。
今年は紅葉も早いから、もう終わっちゃったのか、雨が少なかったのか、
これからかな?とおもいつつ奥様の薬草仲間と見上げるも、、、樹高が高く~見えないなぁ。
でもあんまりついてないっぽいなぁ。
 
それでも下からご挨拶して探し始めたら、落ちたばかりのぷりぷりのが数枝。
ケンポナシが仕方ねぇなぁ~~~って、落としてくれたのかな。
ありがとうございます!
勉強させていただきます!
 
 
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ケンポナシ(Hovenia dulcis) クロウメモドキ科 玄圃梨(けんぽなし) 
Japanede raisin tree
生薬名  枳椇 (枳椇子)
利尿、解毒薬として二日酔い、嘔吐、口渇など
                  
      (原色牧野和漢薬草大図鑑より)

ちなみに、ロッテのフラボノガムの原材料には、お酒の後の口臭緩和に、ケンポナシ抽出物が入っていると記載されています。
やりますな!ケンポナシ!
そのうち、ケンポナシのチカラ!が日本のコンビニに並ぶかも、、、
 
 
大分の宇佐四日市では、かつて12月の本願寺のおとりこしの露店に特産品のケンポナシがずらり並んでいたそうです。
この数年は温暖化してるし、12月は、どうなのかなぁ。
チャンスがあれば、見に行ってみようかな。
 
宇佐神宮は秦氏系列といわれているし、他のケンポナシも神社の近くに多いみたいだし、渡来した方々が大切な樹を持ち込んで植えたのかなぁー、、、、なんて、あの大木に想いを馳せたりしています。
 
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小さな滝のある、美しい水の近くの場所でした。
 
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紅葉も里の方まで下りてきつつあります。
 
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サネカズラ(美男葛)の実も赤くなってきました。
昨年お酒に漬けたの、そろそろ飲んでみよう。。。
五味子の替わりになるかと飲んでみましたが、中国の五味子とも、朝鮮五味子とも、ちょっと
違うかんじでした。実験、実験!


ミツマタの蕾。
葉っぱはこれから落ちるのかな。
 
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皇帝ダリアも青空に。
やっぱり今年はいろいろスピードアップしてるみたい。
それにしても、今日は北風、寒かった~
温かくしてくださいね。