喜納昌吉&チャンプルーズ / ハイサイおじさん (1976)
この曲は、
いずれコーヒーブレイク的に訳して
ウケを狙おうとたくらんでいたものですが、
たまたま昨日歌詞を入力して準備をしたら、
あら、沖縄戦終結の日だった…。
喜納昌吉による金字塔ですね。あまりにも有名。
ワタシはこの曲で「沖縄音楽」なるものが存在することを知りました。
独特の音階で、一度聴いたら忘れられない。
「ビートたけしのオールナイトニッポン」のエンディングテーマでしたな。
なんでも喜納昌吉が中学生の時につくった！？とかで、
それだけでもかなりビックリですが、
この「おじさん」、ノンキそうに歌われてるけど、
相当なイワクがあるようです。
当時、戦争で精神を病んでしまった人が多数いた。
喜納昌吉が中学生のころに事件は起こった。
ある母親が、じぶんの７才になる娘をまな板の上に寝かせ、おので首を落としてしまった。
父親が毛布に包まれた娘を見て「この子の足はなぜ冷たい。おかしいよ」と毛布をはぎ取ると首がない。
しばらく父親は魂を落としたように言葉も失っていた。
父親は校長先生まで務めた優秀な人だったが、
この事件をきっかけに酒に溺れていった。
毎日喜納家に泡盛を求めにきた。
顔を出すたび若い喜納昌吉に古い民謡を歌う。
喜納昌吉も「ハイサイおじさん」と声をかけて酒をあげる。
それを繰り返すうちに歌をつくってあげようと急に思いつき、リズムが生まれ、誕生した…。
実話だそうです。
共同通信社編集委員室が作る企画ページで掲載された話であることが、
いくつかのサイトで紹介されています（元ページは現在リンク切れ）。
愛ですよ。こーゆーのが。
深い心の傷を負った人にも、よーしゃなく突っ込んであげるあたたかさ。
その精神。
いま、同じことを東京とかでやったら、マジギレされるのかな…。
それにしても、沖縄発のものって、
いろいろ影があることも、すっかり明るく昇華させてしまう。
それってすごい力だよなぁ…また尊敬してしまった。
この人も神だな。
ほんと、沖縄戦終結の日だなんて意識はなくて、
ちょっと海外の夏の歌が続いたので日本のも…と思ってたら、
なんか導かれたんですかね…。
しかし、この曲、
英語の歌詞を訳すよりタイヘンだ。
いつものよーに辞書くびっぴきで調べることもできない。
なので、いろんなサイトを飛び回ってコトバの意味を拾い、
なんとか口語訳にしたけど、
その過程でビミョーに意味が変わってしまっても確認のしようがない。
しかし、なんとかカタチにしたぞ。
まんまワタシのニセ訳で歌っても、そのままリズムには合うようになってると思います。
あとは、原曲の詞をしっかり覚えて、
来るべきカラオケの日に備えるのみです。
※動画は「花」とセットになったバージョン。オトクですよ！
ハイサイおじさん
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
ゆうべの三合ビン残ってるかい？
残ってたらおいらに分けとくれ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
三合ビンほどのがワシんとこに
残っとると言うのか？おいガキめ。
そんじゃおじさん。
三合ビンじゃ足りねーって言うんなら
一升ビンをおいらにくれねーかい？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おいらもいい年だし嫁がほしい。
あんたの娘をくれないか？
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
お前はガキのくせにませてんな。
嫁がほしいってのか？おいガキめ。
そんじゃおじさん。
ハタチもミソジもとうに越え
白髪になって嫁さんもらえってか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おじさんのハゲはでっけぇなぁ。
ミミズのハゲに台湾ハゲ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
ハゲてるのはかしこい証拠だぞ。
ワシんとこの先祖はみな優秀じゃ。
そんじゃおじさん。
おいらもちょっくら整形して、
あちこちにハゲを植えたろーか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おじさんのヒゲはへんてこだ。
ホントに天井のネズミのヒゲだ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
お前はヒゲヒゲって笑うけど、
ヒゲがあるから栄えるんだぞ。
そんじゃおじさん。
おいらも負けずに明日から、
ネズミのヒゲを生やそーか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
夕べの女郎は色っぽかったぞ。
あんたも一度は行ってみなよ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
辻、中島、渡地あたりゃ、
みーんなおじさんの持ちものだぞ。
そんじゃおじさん。
毎日あそこに入り浸ったら
おいらは貧乏になっちまうかい？
喜納昌吉&チャンプルーズ / ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
夕（ゆう）びぬ三合瓶（さんごーびん）小（ぐわー）残（ぬく）とんなー
残（ぬくー）とら我（わ）んにん分（わ）きらんなー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
三合瓶（さんごーびん）小（ぬ）あたいし我（わ）んにんかいー
残（ぬく）とんでぃゆんなえー童（わらばー）
あんせおじさん
三合瓶（さんごーびん）し不足（ふすく）やみーせーらー
一升瓶（いっすーびん）我（わ）んに呉（く）みせーみー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
年頃（とぅしぐる）なたくとぅ妻（とぅじ）小（ぐわー）欲（ふ）さんー
うんじゅが女（ういなぐん）小（ぐわー）や呉（くぃ）みそーらーにー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
汝（やー）や童（わらび）のくさぶっくぃーてー
妻（とぅじ）小（ぐわー）とめー言（ゆ）んなえー童（わらばー）
あんせおじさん
二十歳（はたち）や余（あま）てぃ三十（さんじゅー）過（し）じてー
白髪（しらぎ）かみてぃから妻（とうじ）とぅめゆみー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
おじさんかんぱちまぎさよーいー
みみじぃかんぱち台湾（たいわん）はぎー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
頭（ちぶる）ぬはぎとーしでぃきやーど
我達（わったー）元祖（ぐわんすん）むるでぃきやー
あんせおじさん
我（わ）んにん整形（せいけい）しみやいー
あまくまかんぱち植（うぃー）ゆがや
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
おじさん髭（ふぃじ）小（ぐわー）ぬーおかさよいー
天井（てぃんじょー）ぬ鼠（うぇんちゅ）ぬ髭（ふぃじ）どぅやるー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
汝（やー）や髭（ふぃじ）髭（ふぃじ）笑（わら）ゆしがー
髭（ふぃじ）ぐわーあしがるむてゆんどー
あんせおじさん
我（わ）んにん負（ま）きらん明日（あちゃー）からー
鼠（うぇんちゅ）ぬ髭（ふぃじ）小（ぐわー）立（た）てぃゆがやー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
昨日（ゆーび）ぬ女郎（じゅり）小（ぐわー）ぬ香（かば）さよーいー
うんじゅん一度（いちどー）めんそーれー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
辻（ちーじ）、中島（なかしま）、渡地（わたんじ）とぅー
おじさんやあまぬ株主（かぶぬし）どー
あんせおじさん
毎日（めーにち）あまにくまーとーてー
我（わ）んねー貧乏（ふぃんすー）やたきちきゆみ
いずれコーヒーブレイク的に訳して
ウケを狙おうとたくらんでいたものですが、
たまたま昨日歌詞を入力して準備をしたら、
あら、沖縄戦終結の日だった…。
喜納昌吉による金字塔ですね。あまりにも有名。
ワタシはこの曲で「沖縄音楽」なるものが存在することを知りました。
独特の音階で、一度聴いたら忘れられない。
「ビートたけしのオールナイトニッポン」のエンディングテーマでしたな。
なんでも喜納昌吉が中学生の時につくった！？とかで、
それだけでもかなりビックリですが、
この「おじさん」、ノンキそうに歌われてるけど、
相当なイワクがあるようです。
当時、戦争で精神を病んでしまった人が多数いた。
喜納昌吉が中学生のころに事件は起こった。
ある母親が、じぶんの７才になる娘をまな板の上に寝かせ、おので首を落としてしまった。
父親が毛布に包まれた娘を見て「この子の足はなぜ冷たい。おかしいよ」と毛布をはぎ取ると首がない。
しばらく父親は魂を落としたように言葉も失っていた。
父親は校長先生まで務めた優秀な人だったが、
この事件をきっかけに酒に溺れていった。
毎日喜納家に泡盛を求めにきた。
顔を出すたび若い喜納昌吉に古い民謡を歌う。
喜納昌吉も「ハイサイおじさん」と声をかけて酒をあげる。
それを繰り返すうちに歌をつくってあげようと急に思いつき、リズムが生まれ、誕生した…。
実話だそうです。
共同通信社編集委員室が作る企画ページで掲載された話であることが、
いくつかのサイトで紹介されています（元ページは現在リンク切れ）。
愛ですよ。こーゆーのが。
深い心の傷を負った人にも、よーしゃなく突っ込んであげるあたたかさ。
その精神。
いま、同じことを東京とかでやったら、マジギレされるのかな…。
それにしても、沖縄発のものって、
いろいろ影があることも、すっかり明るく昇華させてしまう。
それってすごい力だよなぁ…また尊敬してしまった。
この人も神だな。
ほんと、沖縄戦終結の日だなんて意識はなくて、
ちょっと海外の夏の歌が続いたので日本のも…と思ってたら、
なんか導かれたんですかね…。
しかし、この曲、
英語の歌詞を訳すよりタイヘンだ。
いつものよーに辞書くびっぴきで調べることもできない。
なので、いろんなサイトを飛び回ってコトバの意味を拾い、
なんとか口語訳にしたけど、
その過程でビミョーに意味が変わってしまっても確認のしようがない。
しかし、なんとかカタチにしたぞ。
まんまワタシのニセ訳で歌っても、そのままリズムには合うようになってると思います。
あとは、原曲の詞をしっかり覚えて、
来るべきカラオケの日に備えるのみです。
※動画は「花」とセットになったバージョン。オトクですよ！
ハイサイおじさん
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
ゆうべの三合ビン残ってるかい？
残ってたらおいらに分けとくれ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
三合ビンほどのがワシんとこに
残っとると言うのか？おいガキめ。
そんじゃおじさん。
三合ビンじゃ足りねーって言うんなら
一升ビンをおいらにくれねーかい？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おいらもいい年だし嫁がほしい。
あんたの娘をくれないか？
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
お前はガキのくせにませてんな。
嫁がほしいってのか？おいガキめ。
そんじゃおじさん。
ハタチもミソジもとうに越え
白髪になって嫁さんもらえってか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おじさんのハゲはでっけぇなぁ。
ミミズのハゲに台湾ハゲ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
ハゲてるのはかしこい証拠だぞ。
ワシんとこの先祖はみな優秀じゃ。
そんじゃおじさん。
おいらもちょっくら整形して、
あちこちにハゲを植えたろーか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
おじさんのヒゲはへんてこだ。
ホントに天井のネズミのヒゲだ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
お前はヒゲヒゲって笑うけど、
ヒゲがあるから栄えるんだぞ。
そんじゃおじさん。
おいらも負けずに明日から、
ネズミのヒゲを生やそーか？
ちーっすおじさん。
ちーっすおじさん。
夕べの女郎は色っぽかったぞ。
あんたも一度は行ってみなよ。
おいおいガキめ、ええ？ガキめ。
辻、中島、渡地あたりゃ、
みーんなおじさんの持ちものだぞ。
そんじゃおじさん。
毎日あそこに入り浸ったら
おいらは貧乏になっちまうかい？
喜納昌吉&チャンプルーズ / ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
夕（ゆう）びぬ三合瓶（さんごーびん）小（ぐわー）残（ぬく）とんなー
残（ぬくー）とら我（わ）んにん分（わ）きらんなー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
三合瓶（さんごーびん）小（ぬ）あたいし我（わ）んにんかいー
残（ぬく）とんでぃゆんなえー童（わらばー）
あんせおじさん
三合瓶（さんごーびん）し不足（ふすく）やみーせーらー
一升瓶（いっすーびん）我（わ）んに呉（く）みせーみー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
年頃（とぅしぐる）なたくとぅ妻（とぅじ）小（ぐわー）欲（ふ）さんー
うんじゅが女（ういなぐん）小（ぐわー）や呉（くぃ）みそーらーにー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
汝（やー）や童（わらび）のくさぶっくぃーてー
妻（とぅじ）小（ぐわー）とめー言（ゆ）んなえー童（わらばー）
あんせおじさん
二十歳（はたち）や余（あま）てぃ三十（さんじゅー）過（し）じてー
白髪（しらぎ）かみてぃから妻（とうじ）とぅめゆみー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
おじさんかんぱちまぎさよーいー
みみじぃかんぱち台湾（たいわん）はぎー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
頭（ちぶる）ぬはぎとーしでぃきやーど
我達（わったー）元祖（ぐわんすん）むるでぃきやー
あんせおじさん
我（わ）んにん整形（せいけい）しみやいー
あまくまかんぱち植（うぃー）ゆがや
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
おじさん髭（ふぃじ）小（ぐわー）ぬーおかさよいー
天井（てぃんじょー）ぬ鼠（うぇんちゅ）ぬ髭（ふぃじ）どぅやるー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
汝（やー）や髭（ふぃじ）髭（ふぃじ）笑（わら）ゆしがー
髭（ふぃじ）ぐわーあしがるむてゆんどー
あんせおじさん
我（わ）んにん負（ま）きらん明日（あちゃー）からー
鼠（うぇんちゅ）ぬ髭（ふぃじ）小（ぐわー）立（た）てぃゆがやー
ハイサイおじさん
ハイサイおじさん
昨日（ゆーび）ぬ女郎（じゅり）小（ぐわー）ぬ香（かば）さよーいー
うんじゅん一度（いちどー）めんそーれー
ありあり童（わらばー）えー童（わらばー）
辻（ちーじ）、中島（なかしま）、渡地（わたんじ）とぅー
おじさんやあまぬ株主（かぶぬし）どー
あんせおじさん
毎日（めーにち）あまにくまーとーてー
我（わ）んねー貧乏（ふぃんすー）やたきちきゆみ
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