屋久島に根付いて生き抜く決心と覚悟 | 世界自然遺産「屋久島」ライフ

世界自然遺産「屋久島」ライフ

屋久島の大自然と日常を写真で紹介しています。

私の家のお隣さんは田中俊三くんと阿弓ちゃん夫婦が住んでます。

息子こうへいともう直ぐ生まれる子供のこれからは4人家族です。

私の叔父の借家に住んでるのですが、夫妻はもともと島外の人達です、屋久島を気に入り移住して5年程でしょうか、すっかり島の人にも打ち解けて島人になりつつあります。

私が主催する屋久島旅工房のダイビングをお願いしてます。

屋久島には登山ガイドやアウトドアガイドが約200名程います、その大半のおよそ80%は島外からの移住者や出稼ぎみたいなアルバイト感覚の方も多いです。

毎年新顔を見かけ、翌年には大半がいません。

屋久島が本当に好きで暮らしたいと思って移住する方は少ないんでしょう、覚悟も相当必要ですし。

そんな中彼らは本当に覚悟を持ち生涯屋久島で暮らす決意をしました、立派で微笑ましいです。

もともと夫妻双方農大卒なので田舎暮らしが合ってるみたいです、私より。

手作りで小屋を建てたりパン工房建てたり、プチ農業したり野性味溢れる生活を満喫してます、私以上に島人感漂わせてます。

そんな夫妻がとうとう当方の土地のお隣の土地を購入しました。

私の親戚のお婆ちゃんが亡くなりその土地を取得しました、実は私もその土地を狙ってたのですが折角若い夫婦が購入し島に根付くので喜んで遠慮させて頂きました。

当家の畑も夫妻に無料で貸して麦畑になってます。

本気で屋久島に根付く覚悟があれば心底応援したいと常日頃思ってます。


屋久島人の日記


安房集落近郊の農道沿いの土地で元々私の母の従妹のお婆ちゃんが住んでました。

小さい頃よく遊びに行きました、養豚や牛を飼い農業をされてました。

パッションフルーツの棚がありよく勝手に食べてました、懐かしいです。

既に家も何も無い土地ですが新たな人達の人生がここで始まるんですね。


屋久島人の日記


もともとは畑なので現在は草むらみたいな感じです。


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土地の真ん中に防風林が、これは畑がここで分割されてたんでしょうね。

スモモやブルーベリーの木も植えられてます、防風林のハマヒサカキは俊三くんが邪魔なので切っちゃってました。


屋久島人の日記


切ったハマヒサカキは俊三君家のマキになってます、実は五右衛門風呂なんです、凄いですね。

マキストーブも設置してリアルにエコ生活してます。


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土地も真ん中にはポンカンの古い木が実を付けてます。

この木は古く移植すると枯れるのでこのままにする様薦めておきました。

野性味ある味でなかなか美味しいでした。


屋久島人の日記


とりあえず今日から重機が入り整地作業が始まりました。

ここへ何を建てたりしようか毎日ワクワク考えながら楽しんでます、出来るだけ自分で建てるそうです。

屋久島に新たな本物の屋久島人が増えました。

出稼ぎで屋久島人を名乗るセコい人じゃ無く本物の覚悟と決意で屋久島の人になった今日がスタートです。



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