脳血管造影検査(アンギオ)入院 Ⅲ
8月4日(金)
...検査当日の続きです
ストレッチャーで検査室へと入ると
比較的細長い検査台があり
「段差のあるので 気をつけて移動して下さい。」
と言われ、自分で身体を起こして検査台へ
スライドします。
血管造影室内には H先生・N先生 以外に
看護師さん、放射線技師さん、臨床工学技士さん
(...おそらく) の少なくとも5名くらいの方が
いらっしゃるようでした。
アンギオ検査とは カテーテルを
脚の付け根(鼠径部)の
血管から目的とする血管まで挿入し、
カテーテルの先端から
造影剤を注入し、Ⅹ線で連続撮影する検査です。
(肘から検査する施設もあります)
アンギオ検査では、患者は長時間同じ体勢で
横になり 検査を受ける必要があります。
患者にとっては、身体的・精神的に
不安と負担の大きい検査と云えると思います。
テキパキと 血圧計・心電図モニター・
血中濃度計を装着され
まさに “まな板の上の鯉”状態です
局所麻酔をする際、「少しチクッとしますよ。」
そして カテーテルを挿入する時には
「グッと押されるような感じがあります。」
と、担当医のN先生から言葉を掛けられます。
私はもぉ ガクガクでしたが 💦
左肩辺りに 看護師さんが立っていて
ずっと左肩を擦ってくれていたので
ちょっと 心が落ち着きました
造影剤を注入する際には
N先生から その都度 声掛けがあり
「今から流しまーす。」
「後頭部全体が熱くなります」
「右肩辺りから首に架けて熱くなります」
と、唾を呑み込まず、頭を動かさないように
して下さいと言われます。
何度か繰り返し、
色んな角度から撮影して行くようでした。
アンギオ検査を受けられた方々のblogを
拝見していると、造影剤を流す瞬間
まぶたを閉じると
“花火のような光が見えた”とか
“稲光が走った”と表現されている方が多くて
実際、どんな感じなんだろうと思っていましたが
確かに オレンジ色の閃光
が造影剤を流す度に見えました
日常では 決して味わうことのない
とても不思議な体感です
この脳血管造影検査のことを 前以て調べて来た
つもりでしたが、考えていたよりずっと
恐怖心があり、緊張し過ぎて
何度か看護師さんから
「初めての検査だから 緊張するよねー」
と言葉を掛けて頂きました
痛みとか 頭の熱さとか
不快感は 殆どなかったのですが
局所麻酔で意識があるため、
愛犬 のこととか、亡き父のこととか
色々考えていると、思わず涙が出てしまい
看護師さんに涙を拭って頂きました
(ちょっぴりアイメイクの濃い~
方でしたが
本当に優しい看護師さんでした)
主任部長のH先生は、少し離れたガラス張りの
部屋の中から マイクでN先生に
「もう少し左の角度から撮ろうか」たぶん
等、指示を出されていたと思えば、
スッと私の隣へ来られてモニターを見ながら
「順調に撮れていますよ。」
と、励まして下さいました
そして カテーテル抜去後、N先生が
15分間 圧迫止血をされていると
主任部長のH先生が横に来られ
「痛みはなかったですか?
(N先生は、アンギオ検査が)
上手いんですよ~」と仰っていました
事前に 検査時間は 1時間~1時間半くらいと
説明されていましたが、検査は
ちょうど 1時間 で終了でした
病棟看護師さんのお迎えが来て
待機ルームの 夫 が呼ばれ、ストレッチャーで
脳神経外科のフロアまで戻ります。
夫は 検査が終わって血管造影室から
私が出てきた時、もっとぐったり
しているんじゃないかな と
心配だったみたいですが
「考えていた以上に 元気そうで良かった」
と ホッとした様子でした
検査後の 安静時間は 私の場合 2時間
検査前の点滴開始直前からの時間だと
3時間半...
ここから 点滴に繋がれたままベッド上で
下半身を動かせず にも行けない
強烈な時間 との戦い が始まります...
ベッド上から見た景色...
2泊3日の検査入院なのに 長々としたblogになり
申し訳ありません
纏まりそうにないので また次回へと続きます...
拙い記録をご覧頂きまして
ありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚