安倍元総理の国葬(国葬儀)が議論の対象となっているようです。芸能人等から本当に相応しいか、功績を洗い直すべきだという意見もあります。それには今回吹き出してきた、統一教会がらみの意見も入っていたように思います。全額国費という点が議論になる、税金が誰かの死を悼むために納めているものだっていう理解できない人もいると費用からの問題を指摘する人もいます。


故人を偲ぶ場は必要で、献花に訪れている人達も大勢いるし、功績がこれだけあったという話も当然出てきています。ただ、個人的には少し近視眼的な話題に焦点を置いた議論になってしまっているような気がしていました。


少し探してみると「国葬はコスパがいい」と言うのを発見しました。この意見が一番近いと思っています。以前プロパガンダでも触れせていただきましたが、政治はいかにプロパガンダを広めるかですので、日本が不得意なことを少しでも行える場ができ、安倍氏が構築してきた世界の体制を引き継ぐ意思表明になります。遊びに行っているのかと批判も多かったですが、安倍氏が外交で築いてきた莫大な遺産を無にはできません。安倍氏を通して、日本に伝えてきた要人たちも代わりの繋ぎを探していて、偲ぶ場を借りてそういう場を求めているのです。当然故人を偲ぶという姿勢も大事ですが、引き継ぐべき遺産も大きい方でしょうし、新たな情報空間を作り直す作業も必要なのだと思います。




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