森田side


田村さんが転校してきて4日が経った

未だに教科書は俺のを使ってる


森田「あ、あの田村さんさ、まだ教科書届いてないの?」


田村「届いてんで」


森田「え、?」


田村「ていうか、森田くんちゃんと授業受けなあかんで!保乃のことずっと見てるやろ?」


森田「いやっ、そんなこと、、」


田村「はい、教科書」


そう言うと田村さんは机をくっつけ真ん中に教科書を置いた


ーーーーーーー


藤吉「ねぇ、ひかる」


びくっ


森田「それやめろよ、、、」


藤吉「田村さんのこと好きなんでしょ」

「授業中ずっと見てるし。正直言って気持ち悪い」


森田「見てないから笑」


藤吉「素直になりなって」

「俺、応援してるから」


スタスタ、、


藤吉「麗奈、今日一緒に帰ろう」

「行きたいところがあるんだ」


守屋「ほんとに!?やった〜」

「帰るの楽しみになっちゃうな〜」


ーー放課後ーー


サムネイル

俺が麗奈と帰った意味分かるよな?頑張れよ


森田「はぁーーー」


余計なお世話。でも外雨だし、止むまで待ってたら田村さんも先帰るはず


田村「あ!森田くん!」


森田「おぉ」


田村「帰らへんの?」


森田「いや、雨止むの待とうかなって」


田村「傘忘れたん?保乃の一緒に入る?」


森田「いいって、」


田村「そんなこと言わんといて!あと今日夜まで止まんから!」


森田「、、、」


ーーーーーーー


森田「傘持つよ」


田村「でも、、」


森田「入れさせてもらってる側だし」


田村「ありがとう//」


森田「ん、」

「そういえば田村さんってなんでこっち来たの?」


田村「んー、まぁ、いろいろあって?笑」

「ていうか田村さん呼びやめてや!同い年やねんから保乃って呼んで!」


森田「えっ、?じゃあ、、とりあえず保乃ちゃんで、、」


田村「やったぁ〜」

「なんかもっと仲良くなれた気ぃする!」


森田「そう?、ならいいけど笑」

「じゃあ俺こっちだから」


田村「そっか、傘大丈夫?保乃んちすぐそこやし使う?」


森田「いいよいいよ」

「ありがとう、また明日ね」


田村「うん!」


ガチャッ


玲「あ、雨大丈夫だった?迎えいこうと思ったけど恥ずかしがるかなって」

 

森田「ご名答ー」


玲「てかお前なんで濡れてないの?」


森田「え?あ、、えっと、、」


玲「分かっちゃった〜笑」


森田「絶対違う!なんも言われてないけどそれだけは分かる!違うから!」


今日帰ってみて気づいた。話を聞いてくれる時の優しい顔、爽やかな笑顔。俺は田村さ、、いや、保乃ちゃんのことが好き


…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ


ツンデレ森田くん書くの楽しすぎる