【銀魂】



今週はきついですね。



源外さん
機械に対する自らの姿勢をそもそもの原因として息子を失い、その後、機械に息子を投影。
そうしてなんとかやってきたのに、高杉くんに唆され、機械となった息子にも背信行為に近い過ちを犯してしまう。
万事屋との交流の中で、徐々に大切な仲間を得て機械への情熱を取り戻していく。
全盛期の情熱ここに極まれりとなったところで、世界の命運をかけて、大切な仲間に、人間の役に立つ機械としての特攻を提案しなければならない。

お年寄りにはあまりに酷な心労だと思いました。
特にたまさんは、ライバルの忘れ形見というだけでなく、苦楽を共にしてきた娘にも等しい存在ですよね。
金時の言うように、「人生を機械に捧げてきた」源外さんですが、何年何十年と機械に心を寄り添わせるほど、機械と人間の立場の違いが明確となり、源外さんの中で落とし所を見つけられなくなっていく。
一方で機械に対する責任は増し、重い決断を迫られる。



たまさん
ところが、機械の方は迷いがありません。
機械と人間の主従関係を越えて、忠誠心からではなく、自分の思想に基づいて犠牲となる道を選びます。
たまさん・金時が信念からしたという事実は、源外さんにとっての救いだと私は思いました。

たまさんは初登場から今までずっと粋な銀魂女子でした。
機械ということもあって、性格面での嫌な癖がなく、スペックは規格外だけど健気で素直な天然ちゃん。

今週は新しい一面も見られてキュンとしました。
機械には厳しいんですね(笑)
いくら銀さんたちと信頼関係を築いたといっても、機械のことは無条件に距離ゼロで信頼しちゃうんだろうなと思わされました。

空知先生なら、源外さんなら、たまさんを復活させてくれると信じていたいです。

ぐらさん「本当に大事な 記憶ってなぁ、何回電源切ろうが ブレーカーおちようが飛ばねーアルよ」



金さん
もうちょっと早く再登場を見たかったです。
影武者回をやる前に、1〜2話の復活回を読みたかったなあ…
金さん「どうだ、ゴールデンなアイデアだろ、たまさん」
というセリフには、金さんのアイデンティティが集約されているようで、彼の活躍をもっと見たかったと強く思わされます。
自分が唯一無二の坂田金時という存在であることへの誇り、ややキザな性格、たまさんへの少し気を遣った距離感、源外さんの息子としての自負。
銀さんから完全に分離した金さんの活躍を見てみたかったです。



大銀魂展が最後のイベントということは、〜2017.3月以内で連載終了そう。
4月〜アニ銀。2クールくらいかな。
そこから劇場版制作発表→2018.3〜5月公開。
そんなこんなで、2017年いっぱい盛り上がってて、2018年1月あたりはみんなスーッと銀魂から離れて、映画は祭感覚で盛り上がり、その後一気に波が引いていく感じかな。