昨今、薬学部の退学率の高さが話題になっていて、平均で15%。
退学率が30%を超える大学も普通にあるとネット上には書かれていますが、
これは果たして本当なのか、今回書きたいと思います。
まず、退学にも色々とあると思います。
途中で自主的に大学をやめる中退、
進級することができずに強制退学となる放校、
これらを全て合わせた退学率が15%という事なのだと思います。
そして、この「退学率が平均15%」は本当なのかの真偽については、
ほぼ全国全ての薬学部の状況を知っている私から言わせて頂くと、
おおよそ間違いではないが、現実よりかは多いように思います。
私の感覚では、退学率の平均は10%くらいになるのではないかと思います。
なので、「退学率が平均15%」というのは、少し高めに書かれていると言えます。
ただ、一般的な大学の退学率は約8%ほどと言われていますので、
薬学部の退学率が10%ほどというのは、
他の学部に比べると高いですが、特別に高いとも言えないでしょう。
そして、ネット上には、薬学部の退学率が高い理由として
・進級が厳しくて勉強についていけないため
との理由が書かれている事が多いですが、これは明らかに間違っています。
薬学部を退学する人の90%以上が、
・不真面目である
・大学が思ったような場所ではなかった
・大学での人間関係に馴染めない
・大学に入学したものの、金銭的に厳しいとわかった
のように学力以外の要因で辞めております。
例えば、大学の授業にほとんど出席せずに、
たまに出席をしても授業中にゲームをしている、
そして、だんだんと大学にすら来なくなり、
いつの間にか退学をしていた。
このようなケースであったり、
例えば、大学での人間関係がうまくいかずに、
だんだんと大学に行くのが嫌になってきて、
退学をしてしまった。
ほぼ90%以上がこのような学力に関係ない要因での退学になっています。
そして、このような要因で退学をするため、
ほぼ全ての人が大学1年生・大学2年生までに退学をしています。
大学3年生まで進級をして以降で退学をする人はほとんどいないです。
中には、退学率がこんなに高いと進級が厳しいのではないかと
不安になる人もいるかもしれないですが、
薬学部で最低限以上の勉強をしていて、
進級できずに放校になるというケースは非常にレアであると思います。
不真面目で全く勉強せずに放校になる人はいますが、
最低限の常識レベルで勉強していれば、まず心配はないです。
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