高校生の現役の時代に医学部に行けなかった人はだいたいが

薬学部・歯学部・獣医学部のいずれかに行く場合が多いので、

薬学部に通っている人でも、本当は医学部に行きたかったという方が多数います。

 

 

 

 

そこで考えるのが、医学部に再受験や編入をするかという事。

ただ、これは薬学部の1回生~3回生までの間に、

再受験を考えるのならいいと思いますが、

 

 

 

 

薬学部に6年間通って、薬剤師の資格を取った後から、

医学部への再受験や編入を考えるのはあまりメリットがないというか、

このまま薬剤師としてやっていくほうが充実な人生が送れるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜかというと、薬剤師の場合は6年間大学に行って、

薬剤師の資格を取った後は完全なる自由。自分の好きに働けますが、

 

 

 

 

医学部の場合は、大学に6年間通って、医師の資格を取った後に、

2年間の前期研修というのが法律上で必須とされていて、

その後に専門医などを取るために3年間の後期研修が必要です。

 

 

 

 

なので、実質のところ合計で11年間を費やして、

やっと自由に働ける。勤務医としてやっていけるのです。

医師の年収は高く、平均年収は1500万円ほどと言われていますが、

 

 

 

 

それはこの11年間の険しい道のりを進んできた後、

やっと勤務医として働けるようになった段階での平均年収1500万円なわけです。

 

 

 

 

ここで、仮に薬剤師1年目の25歳の方が、

医学部に再受験をしようと考えるとどうなるのか?

 

 

 

 

まず医学部に入ろうと考えた所で簡単には入れるわけではなく、

高い倍率の受験戦争を乗り越えなければいけないです。

これに早くて2年間の勉強期間で乗り越えられたとします。

 

 

 

 

つまりは27歳で医学部には入れたとして、

そこから11年間。38歳になった時点でようやく、

一般的に言われている「医師」として働く事ができる段階にまで来ます。

 

 

 

 

薬剤師としてずっと働いていた場合は、25歳~38歳までの間。

30後半まで来ると年収は800万円以上狙えますので、

全体の平均の年収として700万円ほどと考えると。

 

 

 

 

25~38歳までの13年間の間で9100万円。約1億円くらい稼げるわけです。

一方、医学部を再受験するとなった場合。

 

 

 

 

まず25~27歳までの勉強期間。

これは仕事しながらでも可能かもしれないですが、

仕事を辞めて勉強に取り組むとなった場合、2年間は無給。

 

 

 

 

予備校などに通う場合、だいたい1年間あたり200〜500万円。

2年間で400〜1000万円くらいの授業料がかかります。

 

 

 

 

その後医学部に入って、6年間。

これもアルバイトは多少はできるかもしれないですが、

勉強が忙しい事を考えるとバイト出来ても微々たる額しか稼げないでしょう。

この6年間の期間もほぼ無給と考え。

 

 

 

 

医学部で国公立の場合、学費は6年間で400万円ほど。

私立の医学部の場合は、6年間で3000~4000万円ほど。

 

 

 

 

続いて、研修医時代の年収は600~700万円ほど。

これを5年間なので、3000~3500万円ほど稼げて。

研修医時代にバイトをしたとして、プラス500万円ほどとすると、

3500~4000万円ほど。

 

 

 

 

まとめると、

薬剤師を続けた場合:  +9100万円

医学部を受験した場合: -400〜1000 -400 +4000 = +2800〜3400万円

差額は9100 -2800〜3400 = 5700〜6300万円

 

 

 

 

研修医を終えて勤務医となってからは

平均で年収1500万円くらいになりますので、そのまま薬剤師として働いた場合の年収が700万円くらいと考えると、その差は800万円なので、





差額の5700〜6300万円は、5700〜6300万円/ 800万円 = 7年〜7年半ほど で元を取れます。

 

 

 

 

つまりは、研修医を終えて勤務医として働き始めるのが38歳。

そこから7年〜7年半で45歳半。の段階でやっとそこから、

薬剤師をやっているよりも収入が多くなるという状況になります。

 

 

 

 

これがもし私立の医学部に通うのなら、6年間で3000~4000万円かかるので、

元を取るにはもっと時間がかかり、元を取るまでにだいたい48歳くらいまでかかります。





統計上のデータによると、他学部を卒業後に国公立の医学部に再受験で合格できるのは、9割以上は東大や京大など、すでに医学部に匹敵する偏差値の大学を卒業した人であると思います。





私立の薬学部を卒業した場合は、国公立の医学部へ再受験での合格確率は現実的に考えて極めて難しいですので、可能性があるとすれば私立医学部になるでしょう。





また、これは医学部をストレートで卒業した場合なので、

医学部で留年などをした場合は、もっと時間がかかります。医学部在学時の家賃や教材代、生活費も考えると

51歳や52歳くらいでやっと、1人前の医者として稼いでいける、

そういうレベルになります。

 

 

 

 

人によっては51歳や52歳まで生きているかどうかもわからない。

病気などですでに亡くなっているかもしれない。

収入の面として考えると、薬剤師になってから医学部を再受験するのは、

あまりメリットがないと考えられると思います。





51歳までの貴重な時間を全て、医師になるための勉強のために捧げるくらいであれば、このまま薬剤師として、人生を謳歌したほうが幸せであると思います。

 

 

 

 

個人的には、もし医学部に入るつもりでいる場合は、

薬学部に入った1回生~3回生までの間で、

医学部に再受験をして、薬学部をやめて医学部に入るというやり方がいいのかと思います。

 

 

 

 

一度薬剤師になってしまってからは、

もう薬剤師として生きていったほうが多分、人生は有意義なものになると思います。

薬剤師も上を目指せば、年収1000万円くらいは十分到達できるレベルです。

 

 

 

 

医者は重大な責任を負う過酷多忙な仕事であり、

求人数も薬剤師の求人よりかは少ないですので、

今薬学部で勉強をされている方は、自信をもって薬剤師資格を目指して間違いないと思います。

 

 

 

 

ただ、収入ではなく、

本当に医者になってやりたい事がある。

という使命感がある方の場合に限っては、

時間がかかっても医学部に再挑戦する価値があるのだと思います。

 

 

 

 

 

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