こんにちは、訪問ありがとうございます

 

久しぶりですが

思う所があったので

ブログを書きました。

 

私も、小学校の学校医をしているので、

学校健診について、お話しします。

 

最近、話題になっているのは

パンツの中まで診ていた学校健診医についてです。

 

※上記の記事の先生と

問題になった大山先生は別物です。

 

問題となった診察をしたのは、

上牧温泉病院(現在は名前は削除済み)

小児科医(小児内分泌が専門)

大山建司医師です。

 

 

 

山梨大学の(元?)教授

小児内分泌が専門で、論文も多数のようです。

 

小児内分泌では、

タナー分類(tanner分類)

というものがあり、

「乳房発育」

「陰毛発生段階」

から

第二次性徴が、小学校高学年で起きているかを

見るものがあります。

 

 

この先生は、

たくさんの症例を見てきた経験などがあり、

視診で瞬時に性発育が正常かどうか判断していたものと考えられます。

 

学校健診のマニュアルがあるのですが、

 

これによれば、

陰毛が13歳以上で全くなし

乳房のふくらみが7歳未満である

乳房のふくらみが11歳以上でなし

では、異常所見(思春期早発症、思春期遅発症)

の可能性あり

 

という記載があります。

 

それを確認していた。

 

といえば、

胸を全例みて、パンツをめくって陰毛が全員生えているかどうか

診ていたというのは、

「適正な、診察範囲だった」

としても間違いではないかも知れません。

 

仮に訴えても、

医師は悪くないとなりそうです。

 

という、真面目な医学的な話はだいたいこんな感じですが、

 

この高齢の先生はさ、

 

セクハラの定義を知らないんでしょうね。

「受け手が(性的に)不快に感じれば、セクハラ」っていうのが

今の考えです。

 

だから、

1人1人診察時に、胸を見ていいか許可とったり、陰毛みていいか許可とるか、

事前にアンケートをとって、

診察時にtanner分類を診るからと説明して

嫌がる子はしないので申し出て

とかにしておくべきだったんですよ。

 

そうすれば、事前に保護者も納得したり

納得できなかったら、上半身が、裸では嫌ですとか、

パンツの中は見られたくありませんってことを

保健室の先生にまずは申告して、

自分の意思を表しておくことですね。

 

それでもされて、嫌な気持ちになれば

セクシャルハラスメントで、

抗議するか、

訴えるかです(同級生を集めて集団提訴)

 

 

私は、学校健診の時に

事前に保健室の先生に

当日の服装などに注文をつけています。

 

当日は服の上から診察するので、

体操着でなるべく体操着の下には着込まないように

お願いしています。

下着を取れとまでは言っていませんが

たくさんきていると

服の上からの聴診っでは聞こえる

呼吸音と心音が小さくなるので、

できる限り薄着でねってことです。

 

まあ、今のご時世、

毎年、学校健診で、嫌な目にあったとか

上半身裸にされたとかニュースになってるけど、

ご老人だから、その辺に疎いのかな?

 

私の知り合いにも

小児科医で70代の人いるんですけど、

普通の音量で会話できないんですよ。

難聴で、、、

 

それでよく、聴診で音が聞こえるなと思って、、、

聞こえてないのかも知れないけど。

 

どういうふうに診察すべきかは

厚労省か日本医師会が

このような服装と標準的な診察は方法について

明確に「こうしてください」を打ち出した方がいいと思ってます。

 

私の受け持つ小学校では、

学校医が2名なんですが、

高学年担当が私で

 

低学年担当がもう1人の医師となってます。

 

診察の仕方などで

保健室の先生がそう決めているのかもしれないけどね。

 

児童が不快に思わない健診のやり方

これを議論すべきときだな〜

と思います。