こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今は薬学部が終わってしまい、

医学部の話ばかりとなっていますが、

 

私が思うに

薬学部は「化学物質」を扱う学問

合成実験や、化学物質が人は動物に与える影響、

粉体力学、薬が、体内でどう代謝されるかなど

そういうことを学びましたが、

どう患者さんと接すべきかとか、学生当時は習いませんでした。

 

医学部は、「人体」を扱う学問

主に、目に見える範囲の人体を扱い、

顕微鏡などでしか見えないものは扱うけれど、

目に見えない分野には比重が小さいです。

 

目に見えない心の問題なども扱いますが、

精神科医では、不得意な医師多いんじゃないかな?

(なんなら、医師の中では、精神科領域をプシコなんて言って

ちょっと蔑んだりすることがあります。)

 

例えば「痛み」を扱う時、

目に見えないから、厄介です。

定量化したり、スケールして比べようとすることもありますが、

嘘をつかれたり、大袈裟に言われると分からず、

「目に見えない」物には医学はすこし弱点があるとも言えますね。

 

「目に見えないもの」を信じてくれない(わかってくれない)医師も多いです。

※痛み、悲しみ、苦しみ、つらさ、痛い、などなど

 

従って、心無い医師なんて言われる人もいますね。

 

「共感力が大事」なんていって、

学生に「共感した態度を示す練習」をさせたりします。

嘘でもそういう態度しておけって、練習するわけですね、、、。

 

でも、同級生(解剖実習班で長時間共にした)現役の男子で、

全く、人に興味ない奴がいました。

こんなやつがただ、勉強できるだけで医師になるんか?

大丈夫?!って思いましたけど。

他者に対する、「思いやり」「気遣い」「優しさ」

が欠落している男で私はそいつを大嫌いでした。

「空気を読めないっていうか、他者に関心がないのよ、、、」

そんなやつが医者になるのかね!?

(今、どうしているかは知りません)

 

勉強だけして、客観的検査で診断し、教科書的な治療薬をだす

ことはできるでしょうけどね、、、

それだけじゃないのよ。

人を扱うってことはね。物じゃないんだから。

 

さて、本題です。

 

(5年生後半〜)6年生前半は、臨床科目の講義があります。

主に、診断方法、治療方法についてです。

これまでは、

食道がんであれば、

正常な食道組織を学んで、

がん細胞になると顕微鏡でどうみえるか学んで、

がん細胞の浸潤度合いなどで、どう分類されるかを学びましたが、

今度は、食道がんを診断するためには、どう言った検査が必要か学び、

治療はどういうものがあるか学ぶのです。

 

7月までに全科目一通り通して、

夏休みを挟んで、

9月に2〜3日かけて集中的に卒業試験が行われます。

落ちると、卒業できません。

 

私がしていた1科目ごとの集中勉強もできません。

 

大学は卒業試験や国家試験に対して何もしてくれません。

国立大学ではそういうところが多いです。

 

しかし、あき教室などを貸してくれる制度があり、

グループで申請すれば、そこを夜でも自由に使っていい決まりがあります。

 

だいたいグループに入れない人は、

落ちてしまいことがありますは、

学生の自主性に任されているので、

留年生やぼっちさんは厳しい戦いになります。

 

私は、陸上部の福ちゃん(いつもノートを見せてくれた)、

うつ病で学校休みがちな、遅刻しまくりの福ちゃんの彼女

私と解剖実習の班が同じで、勉強優秀なHくん。

Hくんは彼女が同級生にいるのに、これまた同級生の別の女の子と浮気してしまい、

所属するグループにいれなくなってしまいました。

だから、私がリーダーとして四人組を結成しました。

 

大学に空き部屋の申請も行い許可を得ました。

 

精神状態が比較的安定して、大人の私ですが、

なんと、この卒業試験では、いくつもわたしの心を揺さぶる大事件が起きます。

 

いや、書いていいんかな?

(私自身に起きた重大事項だけは伏せますが、)

地獄ロード2(卒業試験)に起きた

問題を次回から書きます。

 

医学部って、1人ではクリア出来ないほどの勉強量があるので、

グループ学習で仲良く乗り切ろうって風習があります。

 

だからこそ、人間関係に悩みが生じたり、

それがこじれると、大学生活に支障を来たすという

怖い面もあります。

 

薬学部の時は、個人プレイで楽々乗り切りました?が、

医学部の勉強量は、やっぱり、膨大ですね