こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

記憶が曖昧なんですが、

どうも2年生の後期から

人体解剖実習が始まったのだと思います。

 

もう、私のダメ学生を、180度転換させる「コペルニクス的転回」です。

 

部屋に入ったら、30体くらいのご遺体が並べられ、

4人1つのチームで1体のご遺体を担当し

以後ずっと終わりまでメンバーは変わりません。

 

見ると、色は茶色で生気はないものの、

5体満足で、表情はないものの顔もついていますので

人間そのものです

 

実際に受けた注意事項では、

「壁に耳あり」とみみ(耳介)を切り取り

壁につけて遊んだ(他大学?)学生→留年

 

♂を切り取って、♀に入れてふざけた(他大学?)学生→退学

 

となったから、

ご遺体でふざけた遊びは決してしないように。

 

と真面目にいわれました。

 

いやいや、そんなバカがいるわけ、、、

ないとは、言えないなマジで。

調子に乗っておふざけしすぎる奴いるからね。

 

解剖自習の手引きに従って、

メスで皮膚を切って、皮下組織をかき分けて神経の走行、筋肉の腱などを

丁寧に分離していきます。

 

13時から始まり、18:00や遅いと21:00になり、

途中で夕食を買いに行くこともあります。

 

その日やることを全て終えないと帰れません。

 

教官に、これが、

橈側皮神経

〇〇筋、〇△腱など

事細かにcheckをうけて合格が得られるとその日の解剖実習は終了です。

 

ホルマリンの匂いなど

部屋に入った途端に異様な光景で、

話し声はするものの、笑い声などはほとんどない

ずっと立ちっぱなしでの実習です。

 

組織を剥離し分離同定しながら、

それを覚えるとか、

まあ、メチャクチャしんどいです。

 

昼から、夜まで強制的に実習させられ、

たくさん覚えることもある。

4人1組だから、1人で足を引っ張るわけにも行かない。

 

そうして、マジで医学部ってやべ〜

と思う最初の科目でした。

 

出席して実習するだけではなく、

単位取得も大変でしたが、

 

これまた、無難の3年次へ進級出来ました。