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前回の補足

薬学部2年生

生薬という、爆弾科目爆弾があったのを思い出しました。

生薬名/薬用部位/主要成分/効能

などを覚えなくてはなりません。

定期テストではこれが、全てラテン語かなんかで横文字です。

学生のみんなは、語呂合わせなどでどうにか詰め込みますが、

とんでもない量です。

こんなのが50個くらいあるんじゃないかな?

 

従って、出席を取る授業では、

出席後に、10人くらいは出て行ってしまいます。

 

下記は

和名/薬用部位/主要成分/効能

オウレン 根茎 イソキノリンアルカロイドベルベリン 苦味健胃
止瀉
ブシ 塊根 ジテルペンアルカロイドアコニチン ・鎮痛
・強心
・抗炎症

オウレンなら

さらに

学術名

Coptis japonica Makino

キンポウゲ科

なども覚えなくてはいけません。

 

薬学部での最大の関門だったかな?生薬は、、、。

語呂合わせの歌を、テープで流して繰り返し聞いて覚えましたね。

(私は2年生を2回しているので、2年かけて覚えました)

 

この時は、インプットより、アウトプットが大事なんて考えたことないので

車でカセットテープを流してました。

何十回も聞いていたら、大部分は覚えてきましたが、

スペルまでは覚えていませんでしたね。

試験前にある程度詰め込んだんですけど。

 

生薬は、薬学部の中で1番印象深いかな〜。

(と、言いつつ、これ書くまで完全に忘れてましたけど)

 

もちろん、みんな苦労して覚えます。

 

薬学部(時代)のサボり方は、

教壇がある前の方にある出入り口と、

階段状に広がる講義室の

後ろの方に出入り口があり、

出て行く時は、先生が板書している間に、

後ろのドアから出れば、全く問題なくでれます。

 

医学部2年生(27〜28歳)

 

1年生はほとんどが、薬学部時代の単位で済ませたのですが、

2年生は、

「微生物学」

「人体解剖学」

「生化学」

「生理学」

「医療倫理学」

など医学部ならではの授業が始まりました。

 

このうち、微生物学、生化学、生理学は薬学部でも少し学んでいました。

特に生化学は薬学部で学んだことが「質」「量」ともに上で、

楽勝でした。

生物が得意なので、

「微生物学」も楽勝。

生理学がこの中では必須科目で、単位を落とすと留年という

重要科目でした。

 

微生物学は、生物好きの私には苦痛ではなくて

むしろ楽しいくらい。

学生向けのテキストではなくて、専門書を図書館で借りて読んだりと

医学部らしい授業だなと興味深かったです。

 

ただ、「薬学部での生薬の暗記と比べると、微生物ごときは全然楽でしたね。」

 

医学部での微生物は、

インフルエンザウイルスは

表面には感染を担うHA(ヘマアグルチニン)、及び感染細胞から離脱する際に機能するNA(ノイラミニダーゼ)がスパイクのように現われています。
 A型インフルエンザウイルスのHA、NAには型があって、その抗原性の違いでHAは16種類(H1 〜 H16)、NAは9種類(N1〜N9)の亜型に、分類されます。
 さてインフルエンザウイルスは抗原変異を頻繁に繰り返すウイルスとしてよく知られていますが、変異には抗原連続変異(antigen drift)と抗原不連続変異(antigen shift)の2種類があり、特に大きく抗原性の変わる抗原不連続変異は大流行の原因となって問題視されることになります。
 A 型インフルエンザウイルスは動物種ごとにHA、NAの色々な亜型の組み合わせを持っており(例えばトリ:H5N1、ヒト:H1N1など)、亜型によって動物種ごとの細胞への親和性、すなわち感染のし易さの異なることが分かっています。

 

スペインでの大流行H1N1とか

香港風邪はH3H2とか

ウイルス構造の説明といった感じでこれはこれは面倒です。

 

こんなことを学ぶのですが、

当時はどう医師として役に立つかはわかりませんでしたが、

今はわかります。

 

今の臨床に、生きているんですよね。

この頃に学んだことが。

細菌培養検査出すと、

菌種名は

Staphylococcus epidermidis

とかって出るので、

これを表皮ブドウ球菌

皮膚に常在している菌だなと

わからないといけないんです。

 

生薬の暗記と似ている部分はありますが、

Staphylococcus epidermidis 表皮ブドウ球菌、

皮膚に常在している。

試験勉強だけで2度と見ないような生薬の勉強と違って、

医学部の基礎科目は、いまだに役に立つ知識が多いですね。

 

もしかすると、微生物は薬学部でもあったかもしれません。

 

医学部では2年時から専門科目のようなことが始まりました。

 

で、私は授業に最初こそ出るんですが、

この授業って今、聞かなくても試験前に教科書読んで

過去問解けば、いけるんじゃね?

っと、思うとサボって出なくなります。

 

まあ、私の実感として、薬学部の定期試験は

ほとんどは0からの勉強でも3日もあれば、ギリギリでも「可」を取れたけど、

医学部の定期試験では「0から3日でパス出来ないのは明白」な科目が多かったです。

 

生化学は薬学部で、嫌ほどやった学問で、

医学部ではサラッとするくらいで楽勝

 

逆に、生理学は薬学部では薄っぺらい「シンプル生理学」

だったのが、

辞書ほど厚い「標準 生理学」に代わり、

メチャクチャ細かい。

ただし私は好きな科目だったので

1週間ほど図書館で朝から晩まで生理学の成書と格闘し、

テストの順位が珍しく出る科目だったのですが、

学年2位だったんですよね。

1位は東大理科1類入学し運動生理学を学んでいた再受験生でした。

ここから、0からでも1週間、図書館に朝から夜(12時とかもっと遅い時もあった)

まで缶詰すれば、いけるなということを学び

ほとんどの科目はこれで通しました。

医学部の授業には、ほっとんど行ってません。

実習だけはサボれないので行くしかないんですが。

 

医療倫理学なんて、数日やればいいくらいで学んだ覚えすらないけど、パスし、

 

「人体解剖学」という最初の関門が私に襲い掛かりました。

 

このペースでいくと

いつ終わるかわかりませんが、

覚えているままに、こんな感じでやっていきます。

 

医学部(時代)での抜け出し方は、

教壇付近にただ1つある出入り口から出て行かなくてはならず、

出席後に出て行こうとすると、

先生と3〜4mしか離れていない出口から堂々と出ていかなければなりません。

 

私のように、薬学部時代に何十回と出欠確認後に出て行ったっことがある

猛者ですら、

医学部で出席後に退席したことは6年間で10回程度とそんなに多くはありません。

私以外に出て行く人はほとんどいなかったようです。

 

講義室の裏に出入り口がないのはきついですガーン

 

陸上部の友人には、良くそんな堂々と出ていけますね?

と感心されるほどでした。

 

学生の出席率も良いため?、医学部では出席を取る授業は少なかったです。

(出てないので知らないけど、部活の友人が出席を取る授業は教えてくれる。

薬学部では、まあまあ出席を確認する先生がいました。

名前を呼んだり、紙を1枚1枚配ったりね。

 

※でも、先生って、

留年させるために講義している訳ではないから、

たとえ、

出席を確認する先生で、

全く出席しなくても

試験で点をとれば

落としはしないんですよ。

 

だから、私は、出席確認なんて全然気にしていませんでした。

 

出席全てしても、試験が悪ければ単位は落としたり再試験になるし、

出席全部しなくても、試験が良ければ、単位は取れる。

 

私の大学計11年の経験ではそうでした。

 

年表

高3(17〜18歳)

2浪目の途中、父親が脳卒中で寝たきり

2浪目で京大を諦めて薬学部1年生(20〜21)

(3浪は寝たきりの父がいて無理だと思った)

2年生を2回

薬学部5年生で卒業(24〜25歳)

1年半薬剤師として勤務

医学部1年生(26〜27歳):現役生と9歳差

医学部2年生(27〜28歳)

医学部6年生(31〜32歳)

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