こんにちは、訪問ありがとうございます

 

私がそもそもブログを始めた訳は、

医師法

第一章 総則

第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、

もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

 

とあるので、

ブログを通じて、何か役に立てることはないかな〜

ということで

小児科関連記事など書いているのですが、

最近はコロナ患者も見てないし、

新しい情報発信してないなと思って、

ちょっと、真面目なことでも書いてみようと思います。

 

受験の話がどうも多くなってしまいますてへぺろ

 

そして、本題です。

 

 

過剰な反応だと思うのですよね、私は。

 

回転寿司って好きだから。

回っているのを見ると楽しいよね〜。

 

確かに、不衛生な動画がたくさん出て来て、

飲食店はイメージダウンですけど

人体に及ぼす実害っていうのは、

ほとんどないはずです。

 

例えばイオンにある、1本100円の手巻き寿司が

おいてある時に

おばあちゃんが、ぺろっと指を舐めた手で、

ビニール袋を開けて、

そこに、トングも使わずに素手で手巻き寿司を取っていることを

みたことありますが、

そんなのを動画で撮ってあげれば、炎上なんでしょう。

 

でも、その現場見てない人にしてみたら、

食べたらおなか壊すとかはないんです。

 

私が子供の頃なんて、

友達同士でジュースの回し飲みとか普通にしていたし、

友達のお母さんが作ったおにぎりだって普通に食べられた。

 

たぶん、昔は今みたいにおにぎりを握る時に

衛生手袋せずに握って

手についた米をそのまま口に運んだと思います。

(手に口を当てて食べる)

で、そのまま続きのおにぎりを握る。

 

確かに、時間が経つとブドウ球菌による食中毒のリスクは

わずかにはあるけど、

他人が握ったおにぎりだって喜んで食べましたよ。

 

今では、そうではないんでしょうね。

 

お札のやり取りだって、

おばあちゃんは普通に指舐めてお札数えていたり(今もだけど)

 

田んぼ行って遊んで

手を田んぼの水で洗って、お菓子食ったりね。

 

それがいつの頃よりか、

「抗菌グッズ」がもてはやされるようになりましたね。

 

そもそも、菌というにはそこら中に存在していますし、

 

人の手だって、唾液だって、鼻の穴にだって

たくさん菌がいます。

 

人間の周りの環境に

無菌状態なんてありえないんだよね!

 

回転寿司のイメージ戦略として

うちは清潔ですよっていうアピールに、

オーダー制で各テーブルやカウンターに届けるのは良いですが、

 

回転するレーンは不衛生なイメージがあるとして

やめちゃうのは、もったいないですね。

 

「空中浮遊細菌」なんてのがあって、

空気中から、食品に見えない菌が少しずつ降り注いでいます。

 

くら寿司みたいに、プラケースを被せておく方が衛生的には良いでしょうけど、

そんな空中浮遊細菌、ごとき、日常的に私たちや身の回りに降り注いでいます。

害なんてほぼ無しです。

 

 

 

でも、

 

「光があれば、影が出来る」

 

「衛生」を訴えて、それを売りにしていたからこそ、

その「衛生」を壊す出来事が起きた時に、

騒ぎが大きくなった

と思います。

 

衛生という光が強くなったことで、

不衛生という影の存在もまた大きくなったということです。

 

SNSで炎上するのも現代ならではで、

30年前に同じこと起きても、

まあ、大ごとにはならなかっかったんじゃないかな。

 

食中毒が起こるような環境はもってのほかで、

厳しく罰せられる必要があります。

 

過度な、衛生観念が騒ぎを大きくしているのだと思います

 

次回は、過度な衛生が引き起こすデメリットについて書きます。