こんにちは、訪問ありがとうございます

 

始めに言っておきますが、

高校受験組を否定する内容ではありません。

 

東大京大や、医学部志望の人が

中学受験して中高一貫校に入るべき理由と、

 

どうして高校受験組が不利になるかの理由を知れば、

高校受験組の不利をカバーする方法も見えると思います。

 

端的に言えば、

数IA、数IIB、数ⅢC

(※今後数Cが復活の予定?)

を高校3年間で学び、難関大学レベルまで

もっていくのは時間的にかなりきついのです。

 

プラスして、

大学受験レベルに必要な英単語や文法を

高校3年間で押し込むのはきつい

(英検準1級レベル+αまで)

という事です。

 

この2点が高校受験組に不利に働き、

 

逆に

高校受験のない

中高一貫校生は中学生のうちに余裕を持って高校の範囲を学ぶ事で、

大学受験を有利にすすめます。

 

これが、中学から入る

中高一貫校の最大の利点です。

 

中3になっても高校受験がないというのは、

ストレスが少ない3年間とも言えるでしょう。

(勉強しなくなっちゃう可能性はありますけど)

 

だから、小学6年生の中学受験生とその親は、

今は大変だと思いますが

高校受験という問題をクリアするためにも

今こそがんばりましょう。

 

 

下記の記事によると

 

中高一貫校生の

中学からの組(内進生)と

高校からの組(外進生)の進学率を比べたら、

明らかに内進生の方が良かった

ということから、

中高一貫校では、

高校入試を取りやめて、

中学入試組のみとする学校が増えています。

 

この記事によれば、

高校募集を停止した豊島岡女子の担当者は朝日新聞の取材に対し、「コメントしない」としている(2019年8月7日付)。だが、同記事において早稲田アカデミーの高校受験部長・酒井和寿氏は「中学入学者と高校入学者のレベルが、一番の理由だろう」と述べている。さらに記事では、豊島岡女子の今年の東大現役合格者は全員が中学入学者で、高校入学者はゼロだったことを紹介している。

 

 

本郷の佐久間昭浩校長は言う。「高校2年から中学入学生と高校入学生を混合してクラス編成しており、そのため特に数学では、高校入学生の1年次におよそ2年間分の勉強をしてもらいます。授業確保のために週2回、7時間目を設定したり、夏休みに補習を行ったりしていますが、相当きついと思います

 

 

その渋谷教育学園幕張の入試担当者も「6年間のカリキュラムを考える中で、高校の募集停止が選択肢の一つにあがっている」と明かす。

 中高一貫校は高校の授業内容を前倒し、中学から教えることが多く、高校から入学する生徒が追いつくことは難しい。このため、高校での募集をやめる学校は以前から増えていた。首都圏では1990年代から浅野、サレジオ学院、武蔵、暁星、立教女学院、渋谷教育学園渋谷などが相次いで高校の募集を停止し、2011年には海城、12年には攻玉社が続いた。

 

例えばね、

全国最難関の

筑波大学附属駒場高校は、

国立ですから

学習要項の範囲内で出題されます。

 

高校入試の場合は、

中学で習った範囲から出題される

 

中学入試の場合は

小学校で習った範囲から出題される

 

※しかし筑駒の問題の難易度は非常に高い

 

一部の私立ではあるかもしれませんが、

中学受験は、中学校で学ぶ範囲や高校範囲からは原則でないってことです。

 

 

何が言いたいかって、

中学受験をする小学生は

中学の内容を先取りしても中学受験にはあまり役立たない。

(中学生で学ぶことを知っていれば役立つことはあるんですけど、

知らなくても解けるようになっている)

 

高校受験をする中学生は

高校の内容を先取りしても勉強しても、

高校受験にはあまり役に立たないってことです。

(後ほど言いますが無駄ではないです、むしろ有用)

 

受験に無駄なことする余力がなく、

先取り学習をおろそかにすることが、

高校受験組の弱点だと思います。

 

こういうことから、

 

高校受験で、

中学で学ぶ範囲内で、競い合わせるより、

 

高校受験をせずに、中学のうちに高校内容を学ばせた方が

大学進学率が良いという結果がでているのです。

 

東大や、医学部を目指す高校受験組は、

中学範囲にとらわれた、高校受験に没頭するよりも

高校受験の手を緩めてでも

高校範囲を中学のうちに学んだ方が、

大学受験を目標とした時にはプラスになるということです。

(高校入試にはプラスにあまりならないかもですけど)

 

最低限、

中学のうちに英検2級レベル

数IAを全範囲学び終える

くらいはしておいた方が、大学受験を考えると良いのかなと思います。

 

私が目指しているのは

灘、鉄緑会方式を模倣して

数学は中学生のうちに

青チャート数IA、数IIBまで一通りやる予定です。

(これは順調にいけばクリアできそうです)

 

英検は中3の卒業までに準1級までいけたらいいな

と思ってます。(うちの子だとちょっときびしいかも)

2級は中学のうちに必ずクリアすると思います。

(英検対策はほとんどしないんだけど)

 

高校受験組は、

中学範囲の学習内容を極めて

少しでも、高い難易度の高校をめざすより、

ちょっとランクを下げても

高校数学や高校英語を学びつつ高校受験したほうが、

最終的な目標である大学受験には有利に働くのではと思います。

 

高校受験のちょっと息抜きに、

数ⅠAに挑戦してみてはどうでしょうか?

 

 

追記

記事をいくつか見ていて、思ったのですが

首都圏の中学受験する人数が増えている

→首都圏の上位層のうち多くは中学で中高一貫校に入学してしまっている。

従って、

中学受験して上位層が抜けた中での選抜であるから

高校受験組の成績が

ふるまわない1つの原因となっているのでしょう。

 

ただ、都会でなければ

中学受験する割合は低いし、

長男くんのいた学校ではクラスで2〜3人程度

 

中学受験なんて面倒くさいとか

通う問題とか、お金の面もあるし

首都圏でものすごく頭がいいけど、

公立中に通う生徒さんもたくさんいると思います。

 

高校受験が大学受験に対しての

ハンディキャップになっているのかも知れませんね