こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今回も中2の長男くんが解いて入る

青チャート数IAからです。

 

おまけ

こちらは、チャート式体系数学1(代数編)

 

この例題100もついでに解答を乗せておきます。

 

(1)式変形すると

1≦x<a+2

1<a+2より

-1<aですね。

もしaが1を含むと

1≦x<1

となりおかしいですね

1≦x<1、1ならばおかしくなるので、

aは1を含んではダメです。

 

○ 1≦x<1、001

×   1≦x<0,9999→1未満はダメ

 

不等式の、難しい所の1つは

=を含むかどうかですね。

 

=を入れて、当てはまるかどうかの習慣付けが

大事だと思います。

 

(2)1≦x<a+2

の場合、整数解の個数を考えます、

例えば、a=1の時

1≦x<3の整数解は1、2の2つです。

aが1、01などaが1より少しでも大きくなれば

整数解は1、2、3になります。

従ってaは1より少しでも大きければ良く

a+2が4の時

1≦x<4

であれば、整数解は1、2、3

4より少しでも大きくなると整数解は1、2、3、4になってしまうので、

解答 1<a≦2

 

a=2のとき

a+2=4となりますが

 

1≦x<a+2

x<a+2の<部分は=を含まないので
xは4を含まないのです。

 

このイコールを含む含まないが

慣れないとどうも理解しにくいようです。

長男君は類題をかなり解いたので

この不等式の=の有り無しは

しっかり理解できました。

 

不等式が苦手は人は、

ここをかなりしっかり理解しないとだめです。

 

上記は体系数学1の範囲ですので、

中高一貫校生は、1年生のうちに習う内容です。

 

公立中学だと、今は不等式は中学では習わないかもしれません。

 

さて、本題です。

青チャート数IA

p219 EXERCISE 86

 

2次不等式x2-(2a+3)x+a2+3a<0   ・・・①

x2+3x-4a2+6a<0・・・②

について、次の問いに答えよ。

ただし、aは定数で0<a<4とする。

(1)①、②を解け

(2)①、②を同時に満たすxが存在するのは、

aがどんな範囲にあるときか。

(3)①、②を同時に満たす整数xが存在しないのは、

aがどんな範囲にあるときか?

 

解答

(1)はただの因数分解で、出来ないのは論外なので略。

①は(x-a){x-(a+3)}<0

②は(x+2a){x-(2a-3)}<0

したがって

①は

a<x<a+3 ・・・③

②-2aと2a-3の間にxはある。

-2aと2a-3はどちらが大きくて、どちらが小さいかを調べて

-2a<2a-3

この時、a>3/4

※aの範囲はもともと0~4ですので

3/4<a<4の時

-2a<x<2a-3・・・④

 

-2a=2a-3は不適 2乗が0未満とかありえないので

 

-2a>2a-3

この時

a<3/4

すなわち

0<a<3/4の時

2a-3<x<-2a・・・⑤

 

ここからが本番です。

(2)③と④

または③と⑤を同時に満たす必要がある

-2aに着目すると-2aは負の数であり、

③の最小値は0以上だから

⑤の最大値が負の数であると

③と⑤と満たすのは不可能です。

数直線を考えると

③と⑤は(数直線を書いてイメージしてください)

負の無限大 2a-3 -2a   0   a    a+3

緑と青が重なってませんね。

の大小となるので無理です。

 

③と④を考えます 

③(数直線を書いてイメージしてください)

0 a   a+3  7

 

④(数直線を書いてイメージしてください)

-2a 0 2a-3  5

 

これが共通範囲ある

→(数直線を書いてイメージしてください)

-2a 0 a  2a-3  a+3 

青と青の間に緑が入り込んでますね。

 

となるということですね。

a<2a-3<a+3

を解いて

3<a<4

aは0から4という決まりです。

 

(3)①、②を同時に満たす整数xが存在しない

を、どういう風に解釈するかがポイントです。

 

①と②を同時に満たすxが存在しなければ、

そもそもそれは整数どころかxは存在しない。

→0<a≦3・・・⑥

 

また、

①と②を同時に満たすxが存在するが、

それは整数解を含まない。

3<a<4のとき

-2a 0 a  2a-3  a+3

aは3~4

なので

→(数直線を書いてイメージしてください)

-2a、0,1, 2, 3, a, 4, 2a-3, 5, a+3, 6, 7,

となると共通解は整数4を含む

 

0,1, 2, 3, a, 2a-3,4, 5, a+3, 6, 7,

となると共通解は存在するけれど

整数4を含まないってことです。

 

すなわち2a-3≦4となればいいのです。

 

-2a<x<2a-3・・・④ですので

2a-3=4となっても

xは4を含みまないので=を入れていいのです。

 

3<a≦7/2・・・⑦

よって求める範囲は

⑥と⑦を足し合わせた範囲で

0<a≦7/2

 

不等式では

数直線上に数字や文字式を並べる

文字式の範囲、大小を良く考えなくてはいけないのが

難しいのではと思います。

 

しばらくしたら、出来ようになっているか

再確認しておこうっと。