こんにちは、訪問ありがとうございます

 

(つぶやき)

長男くんは、期末テストで3連覇がかかっていますが、

理科 83点 平均84点でいきなりピンチ

数学98点(学年1位)

残りの科目が全て90点以上なら

まだ3連覇達成が望めるかも!?

明日、ほとんどの科目が帰って来るようです。

 

日常編というのは、

特に大きなことがなかった平穏な救急外来編という意味です。

 

私が小児科医を辞める原因の中でも、

特に大きな割合を占めていたのが

夜間救急です。

 

夜間救急外来が大嫌いなんです

 

なんでって、夜はゆっくり休みたいんですよ〜。

それだけです。

 

私の平穏な夜を奪わないで欲しい。

 

でも、つらそうな入院患者さんとかが来ると、

夜間救急やってて良かったと思いますね。

 

さて、本題です。

 

入院患者さんは1回当直すると、

2〜3人くらいでてきます。

 

肺炎や胃腸炎が多いです。

 

たくさんの患者さんをパッパとこなしていると、

 

2歳男児

4日間熱が下がらず、午前中にもかかりつけ医受診したけれど、

息苦しそうなため受診した。

 

なんて書いてある問診票が、、、ビックリマーク

 

おや!?

これは具合悪そうな?

 

例によって入室時の様子を見ると

母に抱かれて、ハアハアと息が苦しそうな2歳児が

入ってきました。

 

もう、見た感じだけで、すぐ帰れないと

わかります。

 

特に呼吸状態は泣かれると、

呼吸音が聞こえないし、

呼吸数など分かりにくくなるので、

 

入室前の座るまでの、抱かれた状態での

呼吸状態を良く観察します。

 

まあ、大体診察しようとすると泣くので、

私はこのような児が入室すると、

まず、触ったりするまえに

耳を澄ませます。

 

離れていて、「ゼェーゼェー」と呼吸が聞こえてくれば喘息発作です。

 

なんか息苦しそうにハアハアと息するのは多呼吸で、

1分間に60回以上、1秒1回程度なら、まあほぼ入院コースです。

 

そうすると、前回の熱出てすぐの、すぐ帰らせた風邪ひきさんとはちがい、

慎重に判断しなければいけません。

 

泣かない子なら、聴診して、

肺炎の音「水疱音」

喘息の音「呼気性のゼェーゼェ、ヒューヒュー」

などをゆっくりと聴診して聞きます。

 

泣いている場合は良く聞いてもほとんど声に負けてわからないため

聴診はお手上げです。

 

SPO2を計測し、97%以上なら即入院ではないけれど、

94〜96は要注意です。

 

一生懸命に呼吸数を早めて努力呼吸しているから

94〜96を維持できているわけで、

こんな子は眠りにつくとSPO2が90%とかになって酸素が必要になる場合も多いのです。

 

レントゲン、採血、点滴などして

1時間程度結果が出るまで待ってもらいます。

肺炎や喘息の児は、水分がたくさん入ると、呼吸状態が悪くなることが多く、

点滴(補液)はつないでもゆっくり流す程度です。

 

そんなこんなで、結果が出るまでに、

また、すごいスピードで、

軽い症状の子を、診ていきます。

 

夜間救急外来は、

肺炎などで、入院が必要な児のためにあるもので、

 

風邪ひいた子のためのものではないのです。

 

風邪の子は明日でも、かかりつけ医で見てもらえ!

 

調子の悪い子たちをなんとかしてあげようと

するのが救急外来に本来の在り方なのです、

 

実際は50人受診したら

この子は救急に来るべきだったなんて

10人未満ですよ。

 

それを私たち(救急外来担当医)は選別しているだけで、

明日かかりつけ医って、すぐ判定した子なんて、

一刻も早く終わらせるべきなんです。

 

だって、そうしないと

具合悪くてつらそうにしている児の

待ち時間が長くなるだけでしょ?

 

結果を待っている間に

他の児を診ていると、

看護師さんから、

10分後に救急車がきま~す

 

1歳のけいれんの児です。

痙攣はとまっているようです。

 

なんて言われて、

 

はぁ~。

 

なんて思いながら、

 

その時間内でも

どんどん患者さん診ます。

 

つぎつぎ風邪の患者さんをかえしていると

診察中に救急車が到着して、

その患者を

すぐ終わらせて、今度は診察室ではなく

救急隊と患者さんがいる部屋へ急ぎます。

 

まあ、けいれんが止まった患者さんも

パパッと見て、

研修医も一生懸命みてくれていますから

研修医なんて呼んで一緒にみている余裕もありません。

 

そんなことしているうちに結果が出るわけです。

 

たくさんの患者さんが来て

救急外来にはまってしまうと、

 

医局へ逃げ出す暇もなく

あっという間に時間が過ぎていきます。

 

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