こんにちは、訪問ありがとうございます

 

 

 

 

 

こんなこと、ニュースになってますね。

 

私の経験談をいえば、

 

開業して、10〜20年経っているような高齢の医師って、

 

普通、

緊急時の蘇生

アナフィラキシーに対応

とかできない人はいっぱいいて、

そういう医師が、

 

「予防接種」をしたり

「夜間急病センター」なんかにゴロゴロいます。

 

なんでかっていうと、

アナフィラキシーは、通常診療で遭遇する可能性が非常に低く

見たことない、対応したことない医師なんて山程いるんです。

 

蘇生は、老人医療なんてしてたり、循環器などしていたり、

訪問診療なんてしていたら

最終的に人はいつか死ぬので看取ることもありますが、

 

急に外来で急変して死にかけるとかって、

滅多にはないんです。

(予期された死のときは、蘇生なんてほとんどしませんし)

 

救急車など受け入れている所ではあるでしょうけど、

 

そういう人を診たことない医師なんてたくさんいるよ。

 

眼科医

皮膚科医

などのマイナー科

だけでなくて、

内科で開業してたって、

外来で急変して死にそうになって

蘇生するなんてことまずないからね。

 

そういう訳で、

私が大病院にいて、救急外来していたら、

電話で、開業医がアナフィラキシーの患者さん見てくれてって、

救急車で送られてきたけど、

アナフィラキシーと診断しておいて、

「ボスミン筋注」してないとか普通にあるからね。

 

はぁ!?ですよ。

アナフィラキシーと診断したらまず、ボスミン筋注ですよ!

 

しなれてないから、躊躇してしないんです。

(やったことないから、出来ない)

 

食物アレルギーの負荷試験を年間50〜100件している私は、

年間1〜2名アナフィラキシーを見るのですが、

それでも、アナフィラキシーだと、ビビるからね。

 

まあ、でもすぐにボスミン筋注するんだけど。

 

やばい話ですけど、

 

私が担当していた、夜間急病センターの話です。

 

小児の気管内挿管のセットがないんです。

それで、

痙攣重積などで、呼吸が止まった時用に、

挿管セットを準備してほしいと、

所属する医師会の小児科医会に提案した所、

 

そこで、言われたことが、

 

挿管セットあっても、挿管出来ない先生が何人もいるから、

あると、いざという時に

しなくてはいけないでしょ?

 

なければ出来ないから、県病院に送ればいい。

 

あって、出来ないと責任問われると困るから!

 

という訳で、私の提案は却下された。

 

挿管セットあれば、できる人だけでも使えるんだけどね。

 

これが、医師会の小児科医会のだした答えだからね、、、、

 

唖然とするより他はない。

 

ただし、以前に私がいた、

名古屋市の

365日24時間小児救急外来をしている病院で

私が救急外来で挿管した例は5年間で1件だけです。

 

わたしは、麻酔科や、耳鼻科で小児への手術(扁桃摘出など)

をする時や

新生児で呼吸が苦しくなった児の挿管などを

何度も練習させてもらったからできるんだけど、

 

小児への挿管する機会って本当に少ないんです。

 

だから、普通に挿管できない小児科医なんて、ゴロゴロしてます。

 

若い人ほど、大病院で研修受けるとする機会があるんだけど。

 

だから、こんなニュース見て、

 

私は、

運が良ければ、

「蘇生」「アナフィラキシー」

への対応ができる医師に当たるかもですが、

 

対応できない医師なんて、

普通にいるだろうから驚きに値しないです。

 

新しい、オミクロン対応ワクチン大丈夫?

生後6ヶ月から4歳が受けるコロナワクチンも大丈夫?

 

ちょっと何ヶ月か様子みたいな〜!?

 

っていう所ですね。