こんにちは、訪問ありがとうございます。
夜尿症についての記事の続編です
前回はこちら
夜尿症の
大事なポイントは、
①夜間の尿量を減らす事
②膀胱容量を大きくする事
の2点です。
今回は、①に焦点をあてます。
これは、ほぼ確実に効果があり、
全ての夜尿症に患者さんは行うべきです。
尿は、
◎塩分が多いと、それを排泄するために尿が作られる
◎摂取する水分が多いと、それを排泄するために尿が作られる。
その他)カフェインやタンパク質も尿量増やす。
従って、
塩分を減らす。
水分を減らす。
これを徹底することで、夜間排尿は減ります。
寝る前の2〜3時間前から飲食、水分摂取はしないこと
具体的には、夕食時は
味噌汁など味が濃いスープなどは避ける
味は、あまり味を濃くしない
カフェインが含まれる水分はなるべく止める
(コーヒー、紅茶、緑茶)
糖分も喉が乾くから、デザートは避ける
喉が渇いたら、氷をなめる
など
多くの症例で、これで、夜尿症に対して
漏らす量が減る、頻度が減る
などある程度の効果がでます。
薬などだけで、対応している家はないと思いますが
必ず実行すべきです。
その人の持つ膀胱尿量より、少ない尿が夜間に作られれば、
お漏らしはしないのです。
もちろん、寝る前に、排尿をすませて膀胱を空にすることも
必ず実践すべきです。
夕食後に必ず尿が作られますから、
早めに夕食を取ることで、
寝る前に夕食分の排尿を済ませてしまう(3時間前まで)と
いうことも大切です。
夜尿症だねと、
単に、薬物療法しか指導しないとんでもない小児科が
あったりしますので、
そういう超テキトーなところには行かない方が無難です、
そういうところは少ないと思いますけど。
次回へ続きます。