こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今回は中1長男くんとしている数学についてです。

大学受験生でも、数学力がないと普通に解けないと思います。

 

数学の問題に興味のない方はスルー推奨です。

 

中高一貫校の良い所は高校受験のない所です。

それだけで、中学受験の甲斐があったというもの。

しかし、中高一貫校の最大の利点は、

高校受験がないために、中学で習う範囲、高校で習う範囲の

枠組みを超えて学習できることです。

 

逆に言えば、中学で高校数学についていけず、

落ちこぼれてしまい生徒さんも沢山います。

 

とにかく、5教科で最大の関門である

数学を頑張ってやっていくぞ!

というのが、私と長男くんの作戦です

 

今回は、体系問題集数学1〜2(発展編)の中で、

1〜2番を争う難問のご紹介です。

 

こんな問題を中学2年生で学んでも、挫折しないで乗り越えなくてはいけないのです!

 

当然、私には解けませんでしたガーン

 

うん、まあ、仕方ないね、、、

日々、ダラダラと過ごすおっさっんには酷な問題です。

 

解答をより詳しく

解説するのが私の役割なのです。

 

まとめをノートに書いて、

さらに、しばらくしてここに書く事で

私の頭の中が整理されて良いのです。

 

出題は

体系問題集 数学2 幾何編 (発展編)

第4章(三平方の定理)総合問題からです。

 

三平方の定理と空間図形(中3の範囲)

になるかと思います。

 

 

(1)は序の口ですが、

正四面体の頂点Aから、底面BCDに垂線を下ろすと、

その点Hは△BCDの重心です。

AH二乗+HM二乗=AM二乗

より解く事が出来ます。

 

(2)正四面体に球が4つあり、それがどの面とも3個接している。

これはを理解できないと、

これより先はどうにもなりません。

 

普段、ボーっと生きている私には、何も思いつきません。

 

4つの球は対称に配置されており、

4つのの中心は、小さい正四面体を形作り

その小さい四面体の垂線は、大きい四面体の垂線上にあるのです。

 

例えば、

正四面体に1つの球が内接した場合は、

下図の左上の図のようになります。

 

そして、正四面体の体積は、

底面と内接球の中心を結んだ三角錐4つの分けられることより

底面積×r×4×1/3となりますが、

これを変形すると

底面積×高さ×1/3となりますので、

高さ=4rとなります。

上の式と見比べると、

従って頂点から内接球までの距離は3rです。

 

これは、直接この問題とは関係ありませんが、

知っていた方が良い事柄です。

 

 

 

 

正四面体内に、小さい正四面体が入っており、

垂線が共有されている

対応する各面は平行になっている

 

3個の球の上に球が1個乗りその球は

AM上で点Eで接しています。

かつ、AH上に中心(O1)があります。(真ん中右図)

 

真ん中の図を見てください。

底辺に球が3こ乗っている図です。

底面にある3個の球のうち左下の球はBM上に接点があります。

(接点の直上に球の中心があります。)

3個の球のど真ん中に球が1個乗っています。

3個の球も重心がHでこの直上にもう一つの球の中心がある。

 

→Aを通りBMで切断した図が、真ん中右図です。

 

この図が書ければ解けるのですが、

なかなか簡単には書けませんよね。

 

真ん中右図で

△AEO1∽△AHMです。

AM:AO1=HM:EO1

AO1=3rです。

 

AB//O1O2です。

(対応する各面は並行)

△ABH△O1O2F

AB:O1O2:AH:O1F

O1F=2/3×√6×r

 

AH=3r+2/3×√6×r+r=2√6

r=(3√6−3)/5

 

となります。

 

複雑な計算はないのですが、

図を書くのが難しいですし、

図をかけてもすぐにはrは求められません。

 

中学生がこんな問題を解くのだから、

あと5年後の数学力はかなりやばいものになっていると

思われます。

 

はっきり言って、

私が高校3年生でも初見では解けたか怪しい問題です。

 

かなり難しい問題だなーと思います。

 

この次の問題かなり難問なのですが、

ブログに書くのが面倒なので、

気が向けば書くことにします〜。