こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

本日は、チャート式体系数学の三平方の定理と空間図形です。

いよいよ、最後の最後に近づいて参りました。

 

長男くん:中学1年生 数学と英語にのみ力を入れている中高一貫校生

私(医師)と共に、旧帝大医学部を目指す!

 

上が青チャート🧭🧭🧭

下が体系数学2 🧭🧭🧭🧭🧭

 

正四面体と球の問題です。

①正四面体の「(各面に)内接している球」

チャート式体系数学2 幾何編p162 

青チャート数学IAp260

②正四面体の「各辺に接する球」

青チャート数学IAp261

③正四面体の各頂点を通る球」

チャート式体系数学2 幾何編p163

体系問題集数学2(発展編)p87

の3パターンが題材としてはあります。

※すべての球の中心は頂点から底面に下ろした垂線上にあります。

※外接球の中心と内接球の中心は一致します。

 

本日の題材は①です。

解説や別解も手厚く、重要事項の様です。

 

今回はこれを解説していきます。

(自分と長男くんがより良く理解するための解説です)

 

先ず、正四面体の頂点から、底面に垂線を下ろすとどうなるか?

 

前置きとして、

机に三角定規を立てます。

これをHを軸としてクルクルと回します。

Hは直角の角です。

 

図が分かりにくいかもしれませんが、

角度OHAと角度OHBは90度になりますね。

重要な性質です。

 

この平面にどの様な点αをとっても、角度OHαは90度になります。

 

下の画像の左上の図を見てください。

△ABHと△ADHと△ACHにおいて、

AH共通、AB=AC=AD

角AHB=角AHC=角AHD=90度

直角三角形の斜辺と1辺が同じことより

3つの三角形は合同。

すなわち、BH=CH=DH

点Hは△BCDのおける重心である。

 

垂線AH上に中心Oがあり、

Hは垂線=面BCDと垂直→Hは球と四面体の接点である。

☆正四面体の対称性から、

球の接点は、各面の重心

従って、接点は頂点から引いた中線上にあることがわかります。

 

 

正四面体は全て正三角形からなっており、

△DECは30、60、90度の三角形で

EC=6 DE=6√3ですね。

HE=EF=2√3 HD=4√3

 

右上の図

直角三角形AHDより

AHの二乗=144ー48=96

AH=√96=4√3

右上の図

直角三角形AOFにおいて

三平方の定理定理より

48+rの二乗=(4√6-r)の二乗

計算すると

48=144ーr×8√6

整理してr×8√6=48

r=√6

となります。

 

別解も

左下の図では相似を使ってだせます。

 

右下の図

正四面体を中心Oと各面からなる

4つの等しい4面体に分割。

正三角形の面積が36√3より

1つの体積は1/3×36√3×r(高さが半径)

12×r×√3

正四面体の体積 144√2

からも求められるようです。

 

いくつも解法があり、なかなか面白い問題ですね。

 

中1には少々難しいですが、

1つ1つ丁寧に考えれば、

理解できると思います。