こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今回は、 チャート式体系数学2 幾何編

中学1年生の長男くんが出来なかった問題です。

 

長男くんは1年生ですが、中学3年間は英語、数学を集中してやる。

中学3年生の内容は中学1年生で終わらせて、

終わり次第、高校数学を学ぶ予定にしております。

 

医学部受験を制する鍵は英語と数学

と決めつけて、日々この2教科を勉強しています。

 

1〜2科目でも得意科目があると、

○自分に自信を持てる

○(勝手に)頭がいいと勘違いする

従って、できない科目があるのが、恥ずかしく感じるため

○他の教科は自分で学ぶようになります。

 

先日もクラスで一人だけ解けて

数学の担任にみんなの前で褒められたと

嬉しそうに語っていました。

 

確実に、1個上の学年でも数学だけなら、

平均以上には出来ます。

(というか、結構上位だと思う)

 

立体図形中に現れる点を、平面に写して考える

ということが出来ませんでした。

 

その原因は、

立体図系の切断においても、

なんとなく、こう切られるな。

と感覚でいい加減に捉えており、

正確に考える習慣がないことが分かり、

 

立体図形①〜③を復習させたのです。

 

前回までの内容より、

簡単であると思います。

 

今回は、 チャート式体系数学2 幾何編

2章 例題32からの出題です。

 

前回の灘中入試の方がはるかに難しいです。

 

右上の青いマークは難しいと増えます。

5つ青いマークあるので、この問題集では最も難しい部類という判断です。

 

この問題のポイントは交点Hをどう、捉えるかです。

問題文より、

△EBC

線分AG

の交点として捉えなさいと書いてあります。

△EBCを含む平面と、

線分AGと、もう1点加えて平面で見る必要があります。

点Gが重心だから、△BCDの頂点と結びたいですよね。

点Eを含み、△BCDの頂点と考えれば、

必然的に点Dを考えます。

DGとBCの交点をFとしました。

 

平面EBCはH、Fも含みます

平面AGDはH、F、Eも含みます。(平面を延長した線も同一平面)

 

二つの平面の交点は、

E、H、Fになり、これらは一直線です。

 

問題よりAE:EDが1:2

FG:GD=1:2(Gは重心)

GからFEに平行な線を引き、ADとの交点をIとします。

AH:HG=AE:EIより

連比を使って、

AH:HG=3:2

となります。

※図の(  )が連比です。

 

以上のように、

立体図形中の交点は、

2つに平面の交点として捉えます。

端っこも重なる部分や2つの平面上で共通した部分

と合わせて、一直線として考えるのが、

良くあるパターンです。

前回の灘中でも

途中の考え方で似たような部分がありましたね。

 

これで、中高一貫校の2年生で扱うことが多い

体系数学という教科書の

参考書である本書で最も難しいレベル

ですから、

いかに灘中入試問題が別格かわかるでしょう。

 

頭の体操になったでしょうか?

 

もし、中学受験しておらず、

将来、最難関の大学へ行こうとする中学生は、

中学1〜2年でこのレベルの問題を扱い、それを解ける能力がある

子たちが将来のライバルになりますので、

相当な努力が必要になります。