こんにちは、訪問ありがとうございます。
新生時期〜乳児における気になる所を考えていきます
今回は新生児の1ヶ月健診についてです。
目で見ると、一瞬で判断していますが、
文字に起こすと大変ですね。
なかなか、進みません。
顔面、頭部をcheckが終わると、
私は首と腋の下を伸ばして確認します。
→腹部
→おまた
そして今回は、
おしり〜下肢で1か月健診編は終了です。
(気が向けば、4ヶ月健診や10ヶ月健診編もするかもです。)
お股の次は軽く股関節も触っておきます。
股関節脱臼は4ヶ月健診で通常は見る項目です。
クリック音がしないか、シワの左右さ、開き具合を簡単に見ておきます。
下肢は、乾燥がないかcheckです。
乳児期の湿疹は顔、首、頭皮にはでやすく、
すこしひどくなると胸まででます。
下肢に出る児はすくない。
だから、足関節、膝関節がカサカサであれているような児は、
アトピー性皮膚炎のハイリスク児であろうと
私は思っています
「下肢にドライスキンや赤みがある時は、
スキンケアをしっかりすることで、
アトピー性皮膚炎を3割は予防できます!」
なにもしまいと、アトピー性皮膚炎になってきやすいので
特に要注意です。
○手足にできる異所性蒙古斑は、
完全には消えにくいです。
色がが濃いほど消えにくい
(薄くはなります)
どうしてもと言う時は、
レーザー治療があります。
○手足の指が
6本ある。
根本が繋がっている
などの場合はごくたまにありますが、
整形外科へ受診しましょう。
○爪の切りすぎは、
爪に周囲が化膿します。
とくみ親指の角を切り落とすと、
新しく生えてきた爪が
肉に食い込み化膿してきます。
爪を切る場合は、
角は落とさないできる。
白い部分をわずかに残す
ようにしましょう。
○手足の関節がポキポキなることはよくあります。
膝がなる児が多いです。
問題になることは、ほぼないので、様子みてください。
股関節の場合は
「先天性股関節脱臼」の可能性がありますが、
産院での1ヶ月健診では、分からないことが多いので、
2ヶ月からの小児科での予防接種や
3〜4ヶ月健診で相談しましょう。
○生まれつき、体幹にある、
うすい褐色調のアザが多発する場合は
カフェオレ斑の疑いがあります。
5〜6個以上ある場合は、
小児科や皮膚科でみてもらいましょう。
「神経線維腫症」という病気の場合があります。
出生時から出現するのは、
カフェオレ斑のみです。
最後にお尻の割れ目に小さな穴が空いているか確認してください。
確認しない小児科が多いので、
家で確認するのが良いです。
空いていてもほとんどは問題ありませんが、
ごく稀に、
腰椎まで繋がり、
中に腫瘍がある場合があります。
私も過去に1例、MRIで腫瘍がみつかった児を
経験しています。
↓写真があります。
https://www.byouin.metro.tokyo.lg.jp/shouni/renkei/pdf/renkei30/renkei28.pdf