こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

前回のあらすじ

 

診療部長となった私は、

常勤医でありながら、

昼14時ごろから出勤して、18〜19時くらいに帰宅する

外来も週2〜3回、療養病床も週1〜2回、1時間くらいしかしない

サボりダメ女医の改革に乗り出す。

 

ダメ女医 月収 100万

私    月収 125万

 

私の提案として

11時から出勤して療養病床の回診

月水金 15:00〜18:00 外来

火、木 15:00〜16:00 療養病床

 

療養病床って、1時間もしないで見れますし、

午前中にみたら、午後は顔出して、変化ないか確認するくらいで

いいので、これでも十分に甘々です.

 

なんと、この私の提案により、

翌日から11時に出勤することになりました。

午後の火木の療養病床は、適当だと思いますが、

午後も顔出していると言うことでした。

 

これは彼女の作戦だったのかもしれません。

 

実際に2週間くらいで、午前中は来なくなり、

午後2時くらいから出勤と元に戻って来ました。

 

そういう訳で、

事務長と私とダメ女医で

2回目の面談をすることになりました。

 

私 

しばらくは、11時に来れていたようですが、

最近はまた14時ごろになっていますが、

体調でも悪いのですか?

 

ダメ女医 

午前中に起きようとしても、

体がつらくて起きられないです。

 

私 

病気の状態でつらくてこられないと言う場合は、

診断書を提出して下さい。

いま、ダメ女医さんは、常勤ですから、午前中にくることを

求められますが、

パートタイム勤務に変更すれば、

14時から出勤という形も可能です。

 

今のところは、

残業時間はありませんし、

就業時間も短縮させています。

こちらとしては、過度な勤務をさせていない状況です。

 

病気にて、

朝が辛くてこれないと言う場合は、

休職を3ヶ月程度し、

療養して、体調を戻してから常勤の時間で

きちんと働く。

 

明日からまた、働くのが辛い場合は、

有給が残っていますから、

それを使って、かかりつけ医の精神科に行ったりするのは

どうでしょうか?

 

これまで通り、体調が悪いのに14時からの勤務を続けることは

よくありませんので、

休職する

先ずは有給を使って通院して診断書を提出する

パートタイム勤務に変更する

可能で有れば朝から出勤して、雇用契約書通りに勤務する

 

いずれかを選んでください。

 

ダメ女医

分かりました。今週は有給を使って休みをいただき、

その間にどうするか考えさせて下さい。

 

来週のこの時間にもう一度お話をさせて下さい。

体調が悪いなら治す。

悪くないなら常勤であるなら、時間通りに勤務する。

14時からしか来れないなら、パートタイム勤務にする。

これまで通り、常勤であるけれど14時から勤務ということは

出来ませんので、ゆっくり考えるようにお願いします。

 

と、引導を渡す

ことにしました。

 

私は、退職という選択肢を示しませんでしたが、

こいつは辞めるしかないだろうと予測していました。

 

事務長も多分辞めるでしょうね。

と言っていました。

 

理事長にも

私が提示した選択肢を伝えておきました。

 

翌週の面談です。

 

どうするか決めましたか?

 

ダメ女医

精神科にかかり、勤務時間の見直しを検討してもらうように

お願いしてみてはと言われました。

こちらが、診断書です。

 

診断書を見ると、

診断名 双極性障害

上記疾病のため、3ヶ月の通院による療養を要する。

勤務時間の見直しもご検討ください。

 

なんて書いてありました。

 

勤務時間の軽減勤務はすでに長期にわたりしています。

少なくても

この1年間は勤務時間は5割程度削減しており、

これ以上の軽減勤務は認められません。

 

このまま、勤務時間を軽減しても

朝から仕事ができないようでしたら、

診断書にあった3ヶ月間は休職して、

3ヶ月後には朝から勤務できるようにきちんと療養してください。

 

どうしますか?

明日から時間通りに来るか、

休職して療養して治療に専念するか決めてください。

 

ダメ女医

弁護士にこの件は相談しているので、

弁護士に聞いてください。

 

は?!

明日から、ダメ女医さんが、休職するか、朝から来るか

弁護士さんはすでに知っているんですか?

 

ダメ女医

弁護士に聞いてください。

 

私、

担当の弁護士の名前、連絡先を教えてください。

 

ダメ女医

弁護士に聞いてください。

 

いや、聞きたいので連絡先を教えてください。

 

ダメ女医

弁護士に聞いてください。

 

どうやら、追い詰められて

おかしくなってしまったようで、

弁護士に聞いてくださいの

一点張りです。

 

連絡先も聞けませんが、、、

 

事務長

こちらがお願いしている税理士事務所の所長さんの

息子が弁護士です。

 

こちらの弁護士から、

ダメ女医さんの弁護士に連絡したいので、

担当される弁護士に一度こちらに連絡を入れるようにお願いします。

 

今日はこれ以上話をしても進展ないようですから、

ご連絡をお待ちしております。

 

明日からの外来の予定があるから、

明日来るかどうかくらいは、

自分の口から言ってはどうですか?

くるんですか?

こないんですか?

と語気を強めて言いました。

 

ダメ女医

無言でたちさります。

 

これが、私がダメ女医と会った最後の日でした。

 

結局ダメ女医は、

この日か翌日にかかりつけ医の精神科に受診して、

強く、来るか来ないか言われて、

死にたくなった。

そのように強く言われたことで精神的にダメージを受けたから

慰謝料を300万払えと

3ヶ月は休職するが、休職の原因となったのは、

来るように強く言われたことなので、

その間も給与の支払いをするように

と弁護士宛で通知してきました。

 

病院側も弁護士を立てて、

その場には事務長もいましたから、

後は事務長と弁護士で話をつけておく

と言うことでした。

 

結局、私は来るのか来ないのかを強くは聞いたが、

来ることを強制したわけではなく、

明日の外来に穴が開いては困るから、聞いただけ。

語気を強めたことはよくなかったかもしれないが、

弁護士に連絡してくれの一点張りで、

弁護士の連絡先も教えないようでは話にならないので、

どうしても確認したい事だった。

勤務を強制した事実はなく、休職の原因は本人の問題であり

当院が原因ではないから、慰謝料は支払えない。

 

相手の弁護士は、慰謝料が取れないと考えると、

退職するから、退職金として3百万支払って欲しいと

お願いしてきましたが、

当院の規定により退職金の支払いは雇用契約書にないと明記されており支払えない。

ということを通知し、1円も支払うことなくそのまま退職となりました。

 

1ヶ月後くらいに、

バーに飲みに行ったら、ダメ女医が飲んでいたみたいで、

理事長は挨拶だけしておいたと言っていました。

 

病気で療養中に、バーで深夜に飲んでいるのが

見つかってからは、何も言ってこなくなり、

ダメ女医が使っていた部屋に大量に荷物を放置して、

そのまま二度と現れることはありませんでした。

 

その後、同じ県内の離れた市になる、市民病院で働いていることが

確認できましたが、

昨日、フルネームで検索しても、

どこかで働いている事は確認できませんでした。

 

外来などしていて、ホームページなどあれば、

検索にひっかるはずですが、

どうしているか不明です。

 

こうして、人数合わせで

次に勤務することになった医師が

ポウ先生なのです、、、

 

こう言っては何ですが、

理事長の見る目がなさすぎるから、

ダメ医師がやってきたのだと思います。

 

私は、この病院を3年間で見切りをつけて

開業しました。

年収は1年目から3倍以上に跳ね上がりました。

 

ダメ女医編  完