こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今日は、とんでもない小児科医の話です。

 

今は70超えて小児科医を辞めていますが、

つい数年前まで現役でやっていた実在する小児科医の話です。

 

名前は、ポウ先生と呼ばせていただきます。

 

ポウ先生は、私が以前に勤務していた病院に

私が辞めたいと理事長に相談してから、

他県から探してきた60後半の小児科医でした。

 

初めての顔合わせで、居酒屋に理事長と共に飲みにいったのですが、

話を聞くと、小児漢方医であると言っています。

経歴をきけば、

40代頃に開業したことがあったが、

患者があまり来ずに閉院になったとか、

小児科医として別の病院に勤務したら、

患者が全然来ず、近くの小児科医にばかり患者が集まるとか、

逆自慢をしていました。

 

こどもに、風邪薬は怖いから、

漢方で免疫を上げてあげると早く治る。

 

他所の小児科医で、抗生剤や解熱剤をもらっても

熱が下がらなかった児が来院して、

漢方を出したら、翌日には下がって、

突発性発疹とわかった。

 

母にはとても感謝された。

とか自信満々で語ります。

 

この先生は、西洋薬=こわい

漢方=免疫を上げて治す力が上がる

という認識の先生だったのです。

 

で、私が、

突発性発疹の患者さんは、

4〜5日で何もせずに熱が下がるものだから、

漢方を出したから、熱が下がったのではなくて、

何もしなくてもそろそろ熱が下がる時期だったのではないですか?

と尋ねてみたら、無言になりました。

 

たしかに突発性発疹の患者さんに

抗生剤が不要、解熱剤も不要という

ことでは、私も同意しますが、

漢方を飲んだから、

熱が下がったというのは、

たくさんの症例を集めて、

何もしない群の、有熱期間と

漢方投与群の有熱期間

を比べないといけません。

 

しかも、よくわからない、

自分が開業したクリニックを潰れちゃった自慢

自分の勤務する小児科は患者が全然来なくて、

近くの小児科医は繁盛している自慢

 

私は、初対面で、そして30分程度でこいつは完全にヤバい医師だと

見抜きました。

そして同時に、理事長も人の見る目のなさに唖然としました。

 

※理事長は、(九州から、)北海道まで、会いに行って全く仕事せず、

うつ病でまともに勤務してこない外科医(女医)をスカウトして

産婦人科の知識も内科の知識もない

そいつに産婦人科外来、療養病床の老人たちを任せていたから驚きです。

その女医さんと私との戦いは今後、機会があれば書きます、

女医は弁護士を雇ってきて、理事長、私に歯向かってきました。

 

そうです、理事長はまったく、人を見る目が無いのです。

 

次回は、どんなとんでもない診療をやっていたかを

具体的に紹介していきます。