こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

こどもの日常で起こる事故を知って、

子供が怪我などをしないように気を付けていきましょう。

 

子供が好きそうな形状のものからの事故

1回使い切りタイプの洗剤(ジェルボールなど)についてです。 

 

事故例:そもそも本剤(1回タイプの洗濯用洗剤)は5

5歳の兄がテレビコマーシャルを見て気に入り、

購入をせがんだため購入したばかりであった。

本剤は、洗面所内の洗面台下の収納スペースに入れていたが、

兄が取り出し床にばらまいていたようである。

そこに児(2歳)が来て口のなかに入れ、かじってしまった。

泣き声に気づいた母親が見に行ったところ、

手にかじったあとのある本剤を握っており、

製品は3分の1ほどなくなっていた。

直後から児は苦しみ出し3 回嘔吐した。

最初の吐物 は泡状であり、

2、3回目は夕方に摂取したと思われるゼリーが出てきた。

 

事故例:洗剤は、ふだんは自宅の洗面所に設置した

ドラム式洗濯機の上の棚に置いていたが、

当日は洗濯機の上にタオルをおき、

その上に本剤を置いていた。詳細は不明であるが、タオルと本剤が床に落ちていたので、患児(2歳)がタオルを引っ張ってしまい、

タオルの上にあった本剤が

床に落ちたのではないかと思われる。

母親が児の泣き声に気づいて洗面所に行ったところ、

手にかじりかけの本剤を握っており、

口からよだれを流していた。

児に「食べたのか?」と聞いたところ、

うなずいたとのこと。

口からは洗剤独特の芳香剤の臭いがした。

母親が発見した直後から複数回の嘔吐や流延があり、

救急搬送された。

 

 

米国中毒センターの報告によると,

2013年の一年間で本剤に関する報告が

5歳以下の乳幼児において10,354件あり,

本年はさらに増加傾向にある.

本剤は高濃度であるため,

通常の洗剤を誤飲した程度ではみられない

頻回の嘔吐, 呼吸障害,意識レベルの低下,

また角膜損傷の事例などが報告されている

製品の表示には

「子どもの手の届かないところに置いてください」

と注意喚起がなされている.

このような注意喚起がなされていても,

報告された事例のように偶発的なことが起こり得る.

注意喚起だけでは,

子どもの傷害を防ぐことができないことを示すよい事例と言える.

 

母親の不注意を責めてもこの事故は無くなりません。

事故が起こって起こした子供を責める小児科医は存在しません。

子供は被害者です。

 

下記の通り、探せば事故例はいくらでも検索されてきます。

 

乳幼児のいる家庭では

使わない事で危険を避ける事ができますよ。

 

消費者庁のホームページ↓

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/150318kouhyou_1.pdf