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新聞の広告欄から

 

権威ある学会へ発表された文書では

HPV Vaccination and the Risk of Invasive Cervical Cancer | NEJM

 

スウェーデンの150万人以上の女児および女性を11年追跡した調査で、

30歳までの子宮頸がんリスクは、

ワクチンを接種した女性では、

ワクチンを接種していない女性と比較して63%低いことがわかった。

 

また、

イギリスを含む先進14カ国での研究が対象となった。

研究チームはHPVの感染率に加え、

尖圭コンジローマおよび

前がん病変である子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)

の発症件数を調査。

ワクチン接種が始まる前と8年後を比べた際に、以下のような結果が出た。

  • 16型と18型のHPV感染件数は、15~19歳の女性で83%、20~24歳の女性で66%減少
  • 尖圭コンジローマの発症件数は、15~19歳の女性で67%、20~24歳の女性で54%減少
  • CINの発症件数は、15~19歳の女性で51%、20~24歳の女性で31%減少

また、ワクチンを受けていない人への恩恵も明らかになった。

15~19歳の男子の尖圭コンジローマ発症件数は50%近く減ったほか、

30歳以上の女性の発症件数も大きく下がった。

より幅広い年齢層がHPVワクチンを接種し、接種率が高い国ほど、減少率は高かった。

 

効果は以上の通りであり、

これを接種したがらない日本人は、

子宮頸がんのリスクに依然と晒されたままである。

 

厚労省の副反応についての海外での報告のまとめ

0000035617.pdf (mhlw.go.jp)

 

たくさんあるので、まとめると

筋肉注射特有の副反応を引き起こす報告はあるものの、

日本の報道で問題となったような、

副反応は、自然発生率と変わらず、

子宮頸がんワクチンとの因果関係を示す証拠は得られなかった。

(日本よりはるかに多くの症例を集めても、因果関係は認めなかった)

 

 

子宮頸がんは予防できる癌であり

小6~高校1年生までの女子は、

無料で接種できますので、

是非、接種していきましょう。

 

副反応で騒いで、子宮頸がんワクチンが怖いといっているのは、日本だけ。

そして、海外で減っている子宮頸がんが日本では増えています。

海外では、子宮頸がんが撲滅できる癌ではないかと話題になっていると

いうのにです。

 

〔概要〕 •デンマークとスウェーデンで

2006年〜2010年に実施 

 997,585人の10~17歳女性を対象とした 

(ガーダシル接種者:296,826人、非接種者:700,759人)

• 53疾患を研究対象とし、その内、

少なくとも5例以上報告のあった29疾患 について分析 〔結果〕 

 29疾患のうち、ベーチェット病・レイノー症状・1型糖尿病の3疾患のみに

 ついてワクチンとの因果関係が示唆されたが、

より詳細な調査の結果、 因果関係はないと考えられた。

 ガーダシル接種は神経学的障害を増加させない。 

(神経学的障害:ベル麻痺、てんかん、ナルコレプシー、視神経炎、四肢麻痺) 

 ガーダシルと自己免疫性/神経学的/静脈血栓塞栓性副反応の因果関係 を示すエビデンスはない。

 

米国医学研究所(IOM; Institute Of Medicine)レポート 

ワクチンの副反応 ~エビデンスと因果関係~ •

HPVワクチン接種とアナフィラキシーとの因果関係はあ ると推定される。 

 HPVワクチン接種とADEMとの因果関係は不十分 

HPVワクチン接種と関節炎との因果関係は不十分 

注射とCRPSとの因果関係は不十分 

注射と三角筋滑液包炎との因果関係は積極的に支持 される。 

注射と失神との因果関係は積極的に支持される。

 

米国では、2006年以降、

約5700万本の子宮頸がん予防ワクチンが出荷 されており、

その多くはガーダシルである。

 CRPSやその他の非典型的な疼痛に関して、

懸念すべき報告のパターン は示されていない。 

上記は、子宮頸がん予防ワクチンの市販後調査でも確認されている。 

IOMの報告書で論じられている通り、

一般的にCRPS、肩関節周囲炎及び 失神は、

子宮頸がん予防ワクチン以外のワクチンと同様に、

ワクチンの 薬剤ではなく、針を刺す行為そのものによって引き起こされている可能性がある。

しかし、針を刺す行為そのものとCRPSの因果関係を述べるに はデータが不十分であった。

 

 

〔複合性局所疼痛症候群(CRPS)〕 

600万回以上の接種が行われた時点で、

英国では6例のサーバリックス接種によ るCRPS疑い例が報告されたが、

実測値/期待値の比は、0.03又は0.16であり、

自 然発生率より大幅に低かった。

多くの症例がHPVワクチン接種と時間的前後関係 はあるが、

CRPSは、子宮頸がん予防ワクチンの含有物により生じるというよりは、

 注射により針を刺すという行為そのものによって生じた可能性がある。

また、報告 されたCRPS症例は偶然発現した可能性もあり、

サーバリックスとの因果関係を証 明するには不十分である。

 〔結論〕 • サーバリックスに関する副反応は、

既に添付文書に記載されていたものか、

ワク チンの含有物ではなく、

注射により針を刺すという行為そのものによって生じたも の(心因性)か、

ワクチンを接種した若年女子において一般的に起こる反応であ る。 

 以下の疾患は、サーバリック接種との因果関係はない。 

GBS、脳症、ベル麻痺、CRPS、慢性疲労症候群 •

英国における4年間の定期接種の総括としては、有効性と安全性では、明らかに 有効性が優る。

 

米国疾病管理センター(CDC)のホームページ上のQ&A

 日本におけるHPVワクチン接種後副反応報告には、

CRPSとして報告されている、長期間疼痛が持続した症例が存在する。

米国では、2013年8月時点で14例がCRPSとし て報告され、

10例はワクチン接種後に症状を 発現していた。

しかし、これらの症例には一定のパターンが認められないことから、

CRPSは HPVワクチン接種後の一般的リスクとは考え られない。

 

 

追記

韓国の大規模データベースを用いたコホート研究

 研究グループは、韓国の思春期女子におけるHPVワクチン接種と重篤な有害事象の関連を評価する目的で、コホート研究を実施した

韓国のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種を受けた11~14歳の女子において、コホート分析では33種の重篤な有害事象のうち片頭痛との関連が示唆されたものの、コホート分析と自己対照リスク間隔分析(self-controlled risk interval[SCRI] analysis)の双方でワクチン接種との関連が認められた有害事象はないことが、同国・成均館大学校のDongwon Yoon氏らの調査で示された。研究の成果は、BMJ誌2021年1月29日号に掲載された。HPVワクチン接種後の重篤な有害事象は、このワクチンの接種に対する大きな懸念と障壁の1つとなっている。