こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

こどもの日常で起こる事故を知って、

子供が怪我などをしないように気を付けていきましょう。

 

今回はヤケドの話です。

 

事故例:母親は常時、電気ケトルを床の上において使用していた.

母親は居間にいなかったため、

具体的な発生状況は不明である.

しかし激しい泣き声に気付いて居間に戻ったところ、

患児(11か月)のすぐそばに電気ケトルが横たわっており、

熱湯の溜まりの中に患児が腹這いになっていた.

 

→この例では台所などに置いておけば事故にはならずに済みましたね。

 

事故例:食卓の上においてあった

電気ケトルから伸びていたコードに

兄がつまずいたところ、

床に寝ていた赤ちゃんに

お湯がかぶさり火傷を負った。

 

子供の周りは危険がいっぱいです。

 

電気ケトル 

給湯ロック機能つきでないと

倒れてしまってやけど事故」

 

大人が自分たちのために使っていた

ロック機能がついてないヤカンのように

傾けるとお湯がでるタイプや

倒した時にお湯がこぼれてくるタイプは

子供のために今後使用はやめましょう。

買うときは倒れたらどれくらい漏れてくるかを

確認してから購入すると良いでしょう。

万一やけどしてしまったら、

広範囲でなければ急いで

お風呂場で流水を10分程度かけましょう。

それから医療機関へ受診した方が良いです。

 

繰り返しになりますが、

子供にはできる限り注意を払うべきですが、

それが無理だという認識も大事です。

目を離した隙にどうなってしまうと困るかを

考えておいて行動する気持ちを持ちましょう。

取られてはいけない将棋のコマのようなものです。

動かした先に危険がないか、

私たちは1手も2手も先を読まなくてはいけないのです。

 

若き日の私が失敗した事例です。

救急当番をしていた私のところへ、

コタツの電源コードの先っぽ、

コタツへつなぐソケット部位がかけていて、

そのかけた先っぽを、

ハイハイできるくらいの10ヶ月程度の乳児が

しゃぶってしまい泣いていると受診しました。

 

まず、研修医が診て、口がすこしヤケドしていると

行ってきたので、

私も一緒にみるろ、

唇がタラコくちびる程度に腫れており、

ヤケドが疑わしいので、

抗生剤入りのステロイドを外用を処方して、

翌日皮膚科に行くように指示しました。

 

翌日、その児はとんでもないほど、

唇が腫れあがり、

大学病院へ搬送されました。

熱傷ではなく、「電撃傷」だったのです。

 

上級医に呼ばれて、

なんでそのまま帰宅させたのか?

外科の当直者に相談したか?と問われましたが、

きた時はタラコくちびる程度だったと、

研修医も証言してくれて、

こんなになるとは、その時は

思ってもいなかったと

言いました。

 

すぐにステロイドの点滴をすれば、

腫れはここまでひどくならなかったのではないか、

と言われました。

 

それ以来そんな児は見ていませんが、

壊れたソケットに、要注意ですぞ。