こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

 

こどもの安全対策についてです。

実際の事故例と共に紹介します。

 

〇動きながら食べるのは危険!

 動きながらの歯磨きは危険!

(特に小学校入学前の乳幼児)

 

事故例:家族で夕食を摂り、入浴後、本児(2歳)にたばこ状の円柱の砂糖菓子を与えた。本児ははしゃいで居宅内を走り回っていた。父母のいた台所から、祖父母のいた居間へと走り込んだ際に様子がおかしくなり、祖父母が「何か喉に詰めたようだ」と声を上げた。父母が近寄ると本児が苦しがっていた。窒息したと考えた母が口の中に手を入れると、喉の奥の方で折れた棒状のものの端に指先が触れた。母はそれがたばこ状の砂糖菓子ではないかと考え、取り除こうとしたがうまくいかず、そのうち指先に触れなくなった。

 

事故例:

患者A(当時4歳9か月)は、平成〇年7月10日、福祉施設で開催されていた盆踊り大会にボランティア参加していた母に同行していたが、午後6時5分頃、綿菓子の割り箸をくわえたまま転倒し、割り箸が軟口蓋に刺さった。Aは救急車で、Y大学病院に搬送され、耳鼻咽喉科医師が診察を担当した。

救急救命士の資格を有する救急隊長からの引継ぎを受けて、5分ほどAの診察を行い、口腔内の受傷部位を消毒し、消炎剤や抗生剤を含む軟膏を傷口に塗布し、抗生物質や消炎・鎮痛剤を処方してAらを帰宅させた。

翌11日午前7時30分頃、患者Aの父がAの異常を発見したため、Aは直ちに救急車でY大学病院に搬送され、午前8時15分、3次救急外来に収容された。Aは、既に心停止しており、Y大学病院の医師らは人工呼吸や心臓マッサージを施したが、午前9時2分、Aの死亡が確認された。

 

裁判でも争われた有名な事故です。

病院側の過失は問われませんでした。

 

事故例

症例1は、歯ブラシの 先端が折れて頸静脈の すぐそばに迷入してし まった1歳児の症例で ある。歯ブラシをくわえ たまま転倒、咽頭に刺さ った歯ブラシを母親が 引っ張ったところ先端 が咽頭の深部に残ってしまった。歯ブラシは成人の力で もなかなか折れるものではなく、転んだ時に相当な力が 加わり、ヒビが入ったために抜いた時に容易に折れたと 考えられた。また血管のそばに入り込み、一歩間違えば大出血であった。術後も咽頭後隙に 膿瘍が形成され、長期入院と抗菌薬の静注治療が必要であった。

 

歯ブラシ事故例の写真はこちらにあります

(消費者庁)

130328kouhyou_1.pdf (caa.go.jp)

 

転びやすい

小学校前の子供に事故が多いです。

 

歩きながら食べる

(棒状のおかし、特に串ものや割りばしに刺さった食べ物)

歩きながらの歯磨き

高い椅子や不安定な椅子に座っての歯磨き

(椅子から落ちるとのどに刺さります)

などは絶対にやめましょう。

 

次回に続きます