こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今回は、実話を元にした、

絶対覚えた方が良い緊急の症状についてです。

 

私が、医学部6年生だった時です。

私の母の妹(叔母)の旦那(51)さんが急死して、

お通夜に参列しました。

 

母と叔母と一緒にお通夜の式場に泊まったのですが、

叔母が亡くなった旦那さんの経緯を話し始めました。

 

叔母の夫は朝起きたら、亡くなっていたのですが、

その2日前の夕飯の時に気になる症状があったと言うのです。

 

○右手に力が入りにくくなり箸が手から落ちた

○右口角から、お茶がこぼれた

○呂律が回りにくくなった

が、5分もしたら元に戻ったので、

近いうちに病院に行こうかしらと話をしたが、

仕事が忙しく、すぐには病院に行けていなかった。

 

その2日後に、朝起きたら、

前日まで元気だった夫が隣で亡くなっていた。

 

死因は不詳だったとのこと。

 

私が医学部の学生であることから、

私に上述の話をして、

あの時にすぐに病院に行けば、

夫は死ななくてすんだのかしら?

 

病院にすぐ行けば良かったと

後悔しているのだけどと

泣きながら話をしていました。

 

私は、

症状が落ち着いて一旦は治ったのだから、

その時にすぐに病院に行っても、

治療などはないし、

2日後の死亡は予期できないはずだから、

病院にすぐに行かなかったことは、

後悔しなくてもいい。

 

予期はできないものだったと思うから

気にしない方が良いと

嘘をつきました。

 

ゆうくんにそういってもらえて、

良かったと叔母は涙ぐみながら、

安心していました。

 

叔母

ずっと、亡くなってから、

それが気がかりで気がかりで…

 

私は当時、涙ぐみ後悔している叔母に

責める言葉を言ったり、

予期できるものであったと

教えることはしてはいけないことだと

思いました。

 

心ない人や医師なら、

そこで責める言葉を言ってしまったでしょう。

 

医師というものは、

正しい事を言えば良いのではありません。

 

相手の気持ちを考えてあげなくてはいけません。

 

○右手に力が入りにくくなり箸が手から落ちた

○右口角から、お茶がこぼれた

○呂律が回りにくくなった

 

これらは、超緊急の症状であり

命に関わる症状であることから、

速やかに大きな病院の救急外来に

行かなくてはいけませんでした。

 

続きます。