こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

良い小児科の条件の以前のものは、

下の方にあります。

 

選び方⑧⑨は、上書きして消えてしまいました。

すいません。

 

 

今回の本題です。

 

条件15

登園許可証の有無、

登園禁止の目安がはっきりしている。

 

学校保健安全法施行規則により基準があります。

2種感染症である、

インフルエンザ

発症日を0日として、5日経過し

解熱したあと2日目まではダメ(小学生以上)

解熱したと3日目まではダメ(小学校就学前まで)

※最短で5日目から登校可です。

※解熱した日は解熱後0日目、まるまる2日熱がない日を確認して、

熱が下がって3日目から登園できる。(小学生以上)

※発症日は診断日とは限らない、発熱した日からとする場合が多い

 

おたふくかぜ(ムンプスウイルス)

 耳下腺、顎下腺の腫れが発現したあと5日経過し、

全身状態が良好になるまで。

※発症日を0日として、最短で5日目から登園可

 

咽頭結膜熱(プール熱)(アデノウイルス)

主要症状がおさまり、2日経過した後まで

※発症日を0日として、最短で2日後から登園可

 

※インフルエンザウイルス、おたふくかぜ、(アデノウイルスによる)咽頭結膜熱は

地域によっては、医師の治癒証明書なしで、

規定日数を満たして全身状態が良ければ登校、登園可とする場合もあります。

診断された時点で、登園許可証、登校許可証を発行してもらいましょう。

 

水痘  発疹がすべて痂皮化するまで

 

※水痘、流行性角結膜炎などは、

感染力が非常に強力のため、医師の診断書が通常必要です。

 

まあ、この辺は守って当たり前。

(ただし、医師が特別許可すれば可)

 

一方、

第三種感染症であるものは、治った証明書を厳格に求められる事は少なく、

診断日に登園許可証をもらい、規定日数過ぎれば登園可となることが一般的です。

 

ただし、腸管出血性大腸菌感染症、流行性角結膜炎は、医師の診断が必要です。

 

溶連菌感染症「抗生剤開始後24時間経過し解熱し、元気があれば可」

 

伝染性紅斑・手足口病・ヘルパンギーナ

「症状が軽快し、元気があれば可」

 

ウイルス性胃腸炎

「嘔吐、下痢がおさまり、通常通り元気で食事が取れれば可」

 

RSウイルス感染症・マイコプラズマ感染症

「熱が下がり、咳、鼻汁が軽快し元気があれば可」

 

登園禁止ではないもの

アタマシラミ、水いぼ、とびひ

→他人にうつさないようにすれば、登園禁止ではありません。

(患部を覆うなどは必要になることがあります)

 

文書は硬い言葉でなく

わかりやすい言葉に直しましたが、

上記のように決まっています。

 

検査で陰性を確認したり、

元気で良くなれば、朝小児科に行かなくても

登園して良いと決めている小児科も多いです。

(診断日に登園許可証をわたしてしまう。)

 

ただし、重症化が疑われたり、気になる児には、

再診を指示して様子を再び見ることはあると思います。

 

思いつきで毎回違う事を言ったり、

治った事を確認しないと絶対に

登園許可証は発行しないというのは、

ちょっと、イマイチな先生もしれません。

 

 

これまでの復習はこちら

絶対条件①

良い小児科は、やたらとたくさんの薬をださない。

悪い小児科は、症状に関係なく沢山の薬を出す。

 

絶対条件②

発熱するたびに、抗生剤をだす小児科は、悪い小児科である。

 

条件①

聴診時間に着目

数秒の短い時間では、呼吸の音は聞き取れない。→聴く気なしです!

10秒以上聴いている場合は、きちんと聴診しようとしている医師です。

 

条件②

発熱時に、首を触っているか (おたふくやリンパ節を確認)

発熱時に耳を見ているか   (中耳炎など)

腹部の触診は、丁寧にさわっているか (肝臓腫大、軟らかさ、痛みの性状など)

 

条件③

エコーをたまにでも行う事があるか? (時間も技術も必要)

 

条件①〜③は、これをしているから、必ず良い小児科と言う訳ではありません。

技術や、能力が左右します。

 

条件④

(ウイルス性疾患んである)突発性発疹を抗生剤投与なしで見れる医師は、

抗生剤の適正使用ができる能力が高い医師です

(抗生剤を投与してしまう医師は、自分の診断を信用できず、

闇雲に抗生剤を投与している医師の可能性があります。)

 

条件⑤

食物負荷試験が出来るところは、大きな病院などで、

入院管理などきちんと勉強してきた医師が多い。

(最新の医療に精通している可能性が高い)

 

条件⑥

気管支喘息発作(主に乳幼児)の説明で、

呼気と吸気の喘鳴の違いを教えてくれる医師は、

気管支喘息に精通し、

きちんと、保護者に説明してくれる良い医師です。

 

 

条件⑦

気管支喘息と診断する場合は、

軽症、中等症、重症、最重症の分類

間欠型、持続型の分類

をきちんと説明している

 

条件⑧

オゼックス(トスフロキサシン)

オラペネム(テビぺネム ピボキシル)

をよく処方する小児科は悪い小児科です。

(悪い耳鼻科です)

 

条件⑨

単純型熱性痙攣にむやみにダイアップ坐剤(けいれん止め座剤)

を使うのは、悪い小児科である。

 

条件⑩

医療パターナリズムの医師は時代遅れで、知識がないことが多い。

 

医療パターナリズムとは、

黙って、俺の言う事を聞いて、黙って処方された薬を飲んでいれば良いという

タイプの医師のことです。

 

条件 11

決して怒らず、いつも笑顔で癒やしてくれる小児科医は良い医師である。

(優しい先生はスタッフにも優しく怒りません)

怒りっぽくて、イライラする先生はだめな小児科医です。

 

条件12

尿路感染症の診断ができる小児科は良い小児科である。

(導尿して診断できればさらにgood)

※入院施設がある小児科では通常どこでも行います

 

条件13

診療時間の終了間際に行っても、

嫌な顔をせずに、もっと早く来なかったの?

などといわずに点滴をしてくれる小児科は良い。

 

条件14

予防接種で、同時接種をしている。(何本でも接種できる)

鶏卵アレルギーがあっても、

MRワクチン、おたふくワクチンが接種出来る。

鶏卵アレルギーで、アナフィラキシー歴が無ければ、

インフルエンザワクチンを接種できる。