こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

良い小児科の条件の以前のものは、

下の方にあります。

 

今回は医師の態度についてです。

条件⑩

医療パターナリズムの医師は時代遅れで、知識がないことが多い。

 

医療パターナリズムとは、

黙って、俺の言う事を聞いて、黙って処方された薬を飲んでいれば良いという

タイプの医師のことです。

 

具体的には、

診断名をはっきり言わない

内服薬の説明をきちんとしない

質問すると、怒った口調でいわれる

などです。

 

患者に自分の診断を説明して

それに対してどのような内服を出したか説明すべきなのです。

 

良い医師

ウイルス性の風邪が疑われますので、

症状を抑える薬をだしておきます。

高熱が続いて、辛そうならまたみせにきてください。

 

患者母

抗生剤は出してもらえますか?

 

良い医師

抗生剤は、細菌性が疑われ、急性肺炎などになった場合に処方しますが、

ウイルス性の風邪には、抗生剤は効果がありませんし、

今回は肺の音も良く、中耳炎にもなっていないので、

心配はありませんから、

1〜2日は様子見で大丈夫です。

 

わかりました。発熱が続けばまた連れて来ます。

 

 

ダメ医師

(診察して、)風邪だね。

薬を出しておきます。

抗生剤もはいっています。

 

抗生剤はうちの子は苦手で

あまり飲んでくれないのですが、飲んだ方が良いですか?

 

ダメな医師

は!?

出してある薬を飲ませて下さい

飲ませるのは、母親の仕事ですから、

きちんと飲ませてください。

 

わかりました・・・

 

良い医師なら、

風邪に抗生剤は必要ないとお話ししますし、

抗生剤が苦手であれば、

相談に乗ってくれます。

 

抗生剤のタイプによって、苦味を軽減する方法は若干違います。

何かに混ぜる苦味は時間とともに増してきやすいので、

アイスに乗せて食べる

単シロップでごまかす

カルピスの濃いものでのます

市販の内服用のゼリーを使うなど

色々ですが、苦手な児はなんにしろ飲みません。

 

そう言った児にこそ、

抗生剤が不必要なウイルス性の風邪と診断をしたなら

抗生剤を出さなければいいのです。

 

 

 

 

これまでの復習はこちら

絶対条件①

良い小児科は、やたらとたくさんの薬をださない。

悪い小児科は、症状に関係なく沢山の薬を出す。

 

絶対条件②

発熱するたびに、抗生剤をだす小児科は、悪い小児科である。

 

条件①

聴診時間に着目

数秒の短い時間では、呼吸の音は聞き取れない。→聴く気なしです!

10秒以上聴いている場合は、きちんと聴診しようとしている医師です。

 

条件②

発熱時に、首を触っているか (おたふくやリンパ節を確認)

発熱時に耳を見ているか   (中耳炎など)

腹部の触診は、丁寧にさわっているか (肝臓腫大、軟らかさ、痛みの性状など)

 

条件③

エコーをたまにでも行う事があるか? (時間も技術も必要)

 

条件①〜③は、これをしているから、必ず良い小児科と言う訳ではありません。

技術や、能力が左右します。

 

条件④

(ウイルス性疾患んである)突発性発疹を抗生剤投与なしで見れる医師は、

抗生剤の適正使用ができる能力が高い医師です

(抗生剤を投与してしまう医師は、自分の診断を信用できず、

闇雲に抗生剤を投与している医師の可能性があります。)

 

条件⑤

食物負荷試験が出来るところは、大きな病院などで、

入院管理などきちんと勉強してきた医師が多い。

(最新の医療に精通している可能性が高い)

 

条件⑥

気管支喘息発作(主に乳幼児)の説明で、

呼気と吸気の喘鳴の違いを教えてくれる医師は、

気管支喘息に精通し、

きちんと、保護者に説明してくれる良い医師です。

 

 

条件⑦

気管支喘息と診断する場合は、

軽症、中等症、重症、最重症の分類

間欠型、持続型の分類

をきちんと説明している

 

条件⑧

オゼックス(トスフロキサシン)

オラペネム(テビぺネム ピボキシル)

をよく処方する小児科は悪い小児科です。

(悪い耳鼻科です)

 

条件⑨

単純型熱性痙攣にむやみにダイアップ坐剤(けいれん止め座剤)

を使うのは、悪い小児科である。