負の遺産(畑)処分に光明か | 遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

 私が,ときどき書いている畑(前回も書きました)のほかに,竹藪になっている荒地も所有しています。
 荒地なので,お隣との境もわからなかったんです。
 そこで,今日,町の農業委員会に相談に行きました。

 境界は何となくわかりました。
 境界標があるはずだということです。

 そのことは解決したので,ちょっと踏み込んで,今後どうすれば良いかということを聞いてみました。
 耕作できない土地なので,登記上「原野」とする方法があると教えてもらいました。
 しかし「原野」になったとしても,所有していることにかわりはありません。
 税金が少し安くなるそうです。
 現在の固定資産税は年額341円。

 もう一つ,教えてもらったのは「相続土地国庫帰属制度」
 去年か今年にできた制度のようです。
 自分の土地所有権を放棄して,国家に帰属させる制度です。
 担当するのは法務局です。

 その制度について,書いていると長くなるので,興味のある方はご自分で調べてみてください。
  制度を利用するための申請資料を作成したり,法務局と何回か相談などを行わなければならないようです。
 そして,審査に通り承認された場合,20万円の負担金を納める必要があります。
 固定資産税(341円)の587年分です。


 負担額だけ考えると,荒地のまま,原野化するにまかせておいた方がずっとお得です。
 でも,負の遺産を持っているのは,すごく気持ちが悪いんです。
 そして,それを子どもたちが相続し,同じ気持ち悪さを味わうのであれば,申し訳ないと思うのです。

 モノを買ったり取得したりするのに比べて,処分したり廃棄したりする方が,物理的にも心的にもエネルギーを必要とする気がします。
 
 
 さっき,法務局に電話して,これからの進め方を確認しました。
 まずは,制度の説明を聞くところから始まるそうです。