早期離職について | 遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

 昨日は,退職代行などについて書きました。
 退職,離職について,気になったのでちょっと調べてみました。
 さまざまなサイトがありますが,私は2つのサイトから引用しました。

 

 

1 早期離職の割合
 「早期離職とは,採用した社員が3年以内に離職すること」だそうです。
 厚生労働省の調査によると,近年の早期離職率は高卒者が36%前後,短大卒者が42%前後,大卒者が31%前後となっています。
 また,リクルートワークス研究所の調査によると,早期離職者のうち
 約5%が1か月未満,
 約10%が1か月以上3か月未満,
 さらに約10%が3か月以上6か月未満で離職しており,
 半年以内で離職する「超早期離職者」が約25%を占めます。

2 早期離職率が高い業種

 

 

 ここからは,参照サイトがこちらになります。

 

 

3 退職理由
 退職理由で,影響の大きかったもの(最大2つまで選択)
 結果

「労働環境・条件がよくない」(25.0%)
「給与水準に満足できない」(18.4%)
「職場の人間関係がよくない,合わない」
「上司と合わない」
「希望する働き方ができない」(同率14.5%)が上位となりました。


 ここから,私がちょっと面白いと思った調査項目を挙げてみます。

4 転職できると思う理由
 その最上位が
 「条件に高望みはしておらず,どこかは見つかると思う」(44.1%)

 退職理由で
 「労働環境・条件がよくない」,「給与水準に満足できない」
 「希望する働き方ができない」
 などと上げているのに,「高望みはしてない」というのは,ちょっと矛盾を感じます。
 「高望みはしてない」ならば,現在の職場で働き続ければ良いのに。


 最後の項目です。
5 (新入社員の)入社1年目では,どのような悩みや壁がありましたか。あてはまるものを最大3つまで選んでください。
結果
「仕事に正解がなくどうすればよいか分からないことが多かった(27.1%)
「与えられた仕事の意味ややりがいが感じられず,やる気が出なかった」(21.1%),
「仕事が忙しく,プライベートに割ける時間が少なかった」(19.3%)が上位となりました。


「仕事に正解がなく,どうすればよいか分からない」という戸惑い。
 これが「やりがいを感じられず」,「希望する働き方ができない」ということとも関連するのではないかと思います。

 「仕事に正解がない」というのは,私もわかります。
 でも,正解がないのが仕事であり,人間の営みでもあると思います。
 高校や大学までは,ある程度,正解なりゴールなりが見通せるし,そこにたどり着く方法もわかります。
 でも,仕事となるとそうはいきません。
 だからこそ,面白いとも言えますし,苦しいとも言えます。
 「正解がない」ことを受け止め,自分なりに「答えを模索すること」が社会を生きていくことではないでしょうか。

 それは,仕事だけでなく,近所づきあいもそうですし,夫婦生活,子育て,介護だってそうです。