今朝は-5℃ぐらいの冷え込みでしたが,日差しがあったのでシーツを洗って干しました。
氷点下でも,日が当たると乾きます。
そして,一息ついたところで,ゆっくり1時間ランニング。
行きは追い風でしたが,帰りは強い向かい風。鼻もほっぺたも,ちぎれるように寒かった。
大河ドラマのおかげで,平安末期から鎌倉初期(承久の乱)までの流れは,どうにかこうにか把握できました。
北条氏関係の小説を読んだので,今度は現代語訳「平家物語」を少しずつ読み始めました。
それと平行して,平安時代のことも復習しておかないといけない,と思って「学習まんが 日本の歴史」を引っ張り出してきました。
これは,次男のクリスマスプレゼントで,全巻あります。
私は,一度も開いたことはなかったのですが,読み始めたら,わからないことだらけ。
勘解由使? 検非違使?
薬子の変? 承和の変? 応天門の変?
わからないことがらを,調べながら少しずつ読み進めています。
調べていて,あっけにとられたのは「薬子(くすこ)の変」ですね。
現在では「平城太上天皇(へいぜいだじょうてんのう)の変」と呼ばれるようになったみたいですけど。
北条政子が,三大悪女の一人になっていますが,この薬子という女性,政子の数倍悪女じゃないでしょうかね。
桓武天皇の第1皇子が平城天皇になります。薬子は平城天皇に娘を嫁がせます。しかし,平城天皇は病気のため,わずか3年で,弟の嵯峨天皇に位を譲ってしまいます。
その間に,薬子は退位した平城上皇といい仲になるんです。つまり,娘の夫との不倫ですね。
母親とは思えません。
そして,平城上皇と謀り,もう一度天皇に戻る(重祚)ように事を運びます。
これが薬子の変ですが,結局失敗して,平城上皇は出家し,薬子は毒をあおり命を絶ってしまいます。
このあと,藤原氏が勢力を伸ばしていき,道長のとき絶頂を迎えるという流れですね。
こうやってみると,いかにして権力を手に入れるか,その一点のために陰謀とか謀反,暗殺,婚姻,なんでもありですね。
そんなにしてまで,権力を手に入れたいんですね。
権力ってそんなに魅力なんでしょうか?
国のトップになったら,自分の命令1つ,署名1つで,国が右にも左にも行きます。
私だったら,恐ろしくて恐ろしくて投げ出しそうです。
ロシアの大統領なんか,国1つではなく,全世界が影響を蒙ったわけで,その重みによく耐えられるなぁと思います。
私も小さな組織の長を務めたことがありますが,会議が近づくにつれてどんどん憂鬱になりました。私がふがいないから,批判的な意見が出るんです。
やめたいのですが,私以外にやるという人がいないし,引き受けた以上,途中で投げ出すわけにもいかないし…。
判断とか決断とか,本当に苦手です。
仕事を辞めて良かった。