1つ前のブログで,都立大が難関大学でなないような書き方をして,失礼をいたしました。
次男が心理学のことを言い出してから,都立大のパンフレットやwebsiteを見ているのですが,かなり興味深いです。
webオープンキャンパス,「人文社会学部」の紹介映像を見ました。
学生さんが,男女2人ずつ登場して,自分の学科のことなどについて話しています。
これが,すごく参考になります。
映像に出演するぐらいですから,考え方もしっかりしているし,海外経験もされている方々でした。
その中で「表象文化論」を専攻している方がいました。
表象文化論とは,あらゆる表現,例えば映画,演劇,ドラマ,小説,マンガ,ファッションなどを網羅して学びます。
この「表象文化論」をきちんと学べる大学はものすごく少ないそうです(学生さんが言ってました)。
もしかしたら,東大にあるかもしれません。
前の総長,蓮実重彦氏はフランス文学・表象文化論が専門でした。
映画評論家として多大な影響を与えた蓮実氏ですが,私も著作を読んで目からウロコを落としたことは数知れず,です。
また,社会学者である宮台真司氏も教授としていらっしゃいます。
以前はマスコミに引っ張りだこでした(今でも?)。
著作も多く「制服少女たちの選択」は,非常に話題になった1冊です。
学生さんが言ってました。
「文科系の勉強は,何の役に立つかわからないし,就職に直結するわけでもない。でも,その学びは,自分を豊かにしてくれたし,得たものは大きい。」
全くその通りです。
すべての学問は,自分を豊かにしてくれますし,ひいては周りも豊かにしてくれます。
役に立つとか立たないとかよりも,その学問が楽しいかどうかです。
次男も,楽しいと思える領域を学べる大学に進んでほしいものです。