佛教大学のスクーリング「地域調査演習1」のレポートを書き終えました。
課題は「フィールドワークの計画をたて、調査をするうえで気をつけることを述べよ」
フィールドワークの計画は、あくまで仮のものを設定します。
私は調査目的を「角館が小京都と呼ばれるようになった理由」としました。
京都そのもののフィールドワークは無理なので、地方でできるものはないかと考え、ひらめきました。
そもそも「小京都」とは何だ?
「小京都とは」と検索すると、次のように出てきます。
京都に似た歴史的な町並み、伝統的な産業や芸能、そして京都との歴史的なゆかりを持つ地方都市に付けられる愛称のことです。
さらに、「全国京都会議」という組織があります。
公式に「小京都」を名乗っている自治体の多くは、観光誘致や情報発信を目的として結成された全国京都会議に加盟しています。加盟するには以下の条件のうち、1つ以上を満たしている必要があります。
①京都に似た自然景観、町並み、たたずまいがある
②京都と歴史的なつながりがある
③伝統的な産業、芸能がある
令和7年4月現在、加盟は37市町。
角館は、秋田藩(佐竹氏)の支藩として栄え、領主である佐竹義隣(よしかわ)が京都の公家出身であったこともあり、積極的に京都の文化を取り入れました。また、町割りも京都の都市計画を手本にして造られたと言われています。
それから樺細工などの伝統工芸も健在です。
ということで、角館でフィールドワークをする前提で計画を立て、注意すべき点をまとめてレポートを作りました。
レポートは書きましたが、「小京都」という言葉に、ちょっと引っかかっています。
この呼称は観光振興を目的として作られたものです。
それでは、なぜ「小京都」と名乗れば、魅力が増すのか?
それは、もちろん、本家本元の「京都」に魅力があるからです。
ここで私は、改めて「京都の魅力とは何だろう」と思ったのです。
列挙すればきりがないほど出てくると思うのですが、いろいろ考えた末に出した答えは
「日本の都が存在した1200年という歴史」
都ですから、平安遷都以来ずっと天皇がいらっしゃった場所です。
そういう場所は、京都以外にありません。
天皇あるいは権力者がいることにより、建築も美術工芸品も文学も料理も、あらゆるものが
最高を目指しました。
そして、長い時間がそれを可能にしました。
私たちが、訪れる多くの観光スポット、寺社、庭園、離宮などは天皇家、公家、権力者たちが造ったものです。
「京都」といった場合、そういう派手なもの、雅なものに目が行きがちですが、忘れてはならないと思うのは、大多数の一般人の暮らしです。
<京都学>を通して、そういうことも学びたいと思います。
「小京都」にもどりますが、金沢のように歴史のある地域でも「小京都」と名乗らないところもあります。
その地域独自の魅力を発信するという考えがあるようです。
角館は、私の好きな町ですが、あえて「小京都」と冠をつける必要がないぐらい、角館自体に魅力があると思います。