遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

遠距離大学に進学した次男や就職した長男のこと

就職1年目の長男と大学1年の次男,2人の息子をもつ父の日記です。

いつも読んでいただきありがとうございます。
北東北に住んでいながら,首都圏の私立高校験し,進学した高3次男についてのブログです。
時々長男(大学4年)のことも書きます。

 10月から,放送大学を受講する予定の私。
 科目は
 「入門 微分積分」
 「哲学・思想を今考える」

 哲学・思想は,どんなテキストを使うのかわかりませんが,自分で選んで読み始めたのが「科学哲学への招待」


 今までの読書は,とにかく前に読み進むことを優先して,内容を理解は後回しでした。
 でも,これから大学で学ぶ内容に関係するかもしれないと思い,丁寧に読んでいます。
 重要だと思うところには,ラインマークで色をつけたり,付箋を貼ったり…。

 第1部は「科学史」
 そこに,「科学者」の登場という項目があります。
 17世紀ヨーロッパに活躍したガリレオやニュートンは,実は科学者ではなかったということです。なぜなら,その当時「科学者」に相当する言葉がなかったから。
 強いていえば「自然哲学者」
 このことは,ガリレオは自分の研究領域を「哲学」と呼び,ニュートンの主著のタイトルが「自然哲学の数学的原理(プリンピキア)」であったことにも表れている,と著者は述べています。

 「科学」と「哲学」は不可分なんでしょうね。

 次に,「天動説」と「地動説」
 どちらも,天体観測で得られたデータに合致するように,精巧に理論を積み重ねていきました。
 異なるのは,地球を中心に置くか,太陽を中心に置くか。
 ※地動説といえばコペルニクスとなるわけですが,実は,コペルニクスは天動説に用いられる「天球の存在」と「一様な円運動」という原理を遵守しようとしています。この2つのドグマを打ち破ったのがケプラーです。

 このように,現象は1つなのに,それを説明する理論が複数あるのは,「哲学」の存在なのだと思います。
 天動説は,「アリストテレス的自然観」に支えられています。
 つまり,自然をどう見るか,
 その見方が変わると,現象を理解したり,説明したりする理論も変わってきます。


 なかなか,面白いです。
 特に「科学史」
 世界史や日本史の勉強は,いりいろな分野を網羅的に扱います。
 でも,「科学史」のように,特定の分野に焦点を絞った歴史というのは,興味をもっている内容なので,すごく面白いです。
 同じように,「美術史」とか「文学史」などにも興味をひかれます。


 この丁寧な読書によって,一気にペースダウンしてきているのが英語。
 単語学習アプリmikanも,長文読解も進まなくなりました。
 mikanはお金をかけているので,毎日5~10分ぐらいはやってますけど,覚えられない単語は何度見ても覚えられません。