今年の春は寒暖の差が通常よりも激しく、暖かくなったかと思えば、また初春に逆戻りで、春に起きる肝臓の亢進状態も通年よりもより強く起き、
肝臓に熱が溜まりやすい季節でした

しかも悪い事に今年は春がいつもより長く停滞し、その分肝熱状態も長く
内臓に溜まっております

従って、心の季節に入ったにも関わらず、まだ肝の影響を受けた症状が
未だに出ているようです
肝熱を対応しないまま、心に入りますと心気が通っていない場合、空炊きに鍋をした状態となりより肝熱が身体の中で停滞して悪影響を与えかねません


<肝の養生>
私どもでは師匠が二晩にかけて作った特別の肝の為のスープを仕入れました
しかし時期的に肝の為の食事を与える期限はあと1~2週間に迫っております



<肝熱の症状例>

イライラ、怒りっぽい性格が続く
(肝のむしが騒いでいる典型的な肝熱の状況です)

朝起きたら、目が片方腫れて小さくなって、顔がむくんでいる
(肝熱が腎にまで影響を与え、身体にむくみが起きている状態です)

目やにがいつもより多く、雑菌によって結膜炎になっている
(肝臓と眼は経絡でつながっていますので、肝の状態が目に現れます)


このスープはかなり強く、経絡が通るのに、ペット達は身体がやるせなく
座ったかと思えば、立って歩いたり、寝返りも頻繁に行い、顔の置き場所
もやるせない程反応が顕著に出る場合があります
(特に老犬に多いようですが、若い犬はこの反応は殆どありません)

老犬には少々薄めた薬膳をご用意し先に与え、一旦身体に受容性を与えてか
らこのスープを摂るようにご案内しておりますので、さほど大きな反応は
起きないかと思います
峠を越えますと経絡が開いた時には驚く程身体のメリハリが出てきます。