気が付けば、2020年2月15・16日のナゴヤドーム2Days以来、3年半もPerfumeのライブに行っていませんでした。

(行けなかったんです。)

 

 

気が付けば、2021年12月24日以降、ブログを更新していませんでした。

(最初は意図的に投稿を減らし、やがて書けなくなっていました。)

 

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不運もありましたが、新型コロナが大流行しなければ、このような状況には至らなかったのだと思います。

僕は看護師なので、コロナ禍により、僕の生活は大きく制約を受けることになったのです。

 

非常事態宣言は2020年3月26日に出されましたが、医療現場では2月下旬ごろから臨戦態勢に入っており、3月の送別会等はすべて中止になっていました。

 

僕は病棟の感染対策の担当だったので、否応なく新型コロナウイルスとはどんなものなのか?どう予防すれば良いのか?入院してきた場合はどうすれば良いのか?等々、情報収集と対策、そしてシミュレーションに追われることになりました。

 

 

結果的には、僕の住む地方都市では、第1派ではパンデミックに巻き込まれることは無かったのですが、それは結果論で、テレビでは海外での惨状(火葬が間に合わず棺が並んでいる様子)や、大都市の医療現場での苦闘(遺書を書いて治療に当たる医師とか、数ヶ月自宅に帰っていない看護師とか)が連日放送されており、当時の精神的なプレッシャーは相当なものでした。

 

 

3月29日に志村けんさんが亡くなられたことも、より現場の緊張を高める、忘れられない出来事でした(合掌)。

 

「ブログを書いてる場合じゃないな」

そんな思いに支配されて、投稿を控えるようになりました。

一時、医療従事者の子供が保育園への登園を拒否されるような事例も報告されて、世間がどのような偏見に包まれるのか分からず、ひっそり息を殺していようと思いました。

巷では巣ごもりなどと言って、自宅待機を余儀なくされていましたが、僕は感染対策を厳重に行ないながら、ただただ自宅と職場の往復だけをしていました。

 

「自分が新型コロナに感染して、院内感染を引き起こしたらどうしよう。自分が感染経路になることは絶対に避けなければならない。」

 

僕は崇高な志を持って看護師になった訳ではありませんが、医療従事者の誰もが、自分が感染しないよう、つまりは患者さんを守るために自重していました。また、自分が感染して現場が人手不足になることも心苦しい事でした。

それは、非常事態宣言が解除されても続き、今も心に刻まれています。

 

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そんな苦しい状況下での「POPFES」。

楽しかったなぁ。休みを取って1日中見ていました。

本当に感謝です。

 

 

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『Perfume LIVE 2021 [polygon wave]』

2021年8月14・15日

 

そしてようやく、Perfumeが1年半ぶりにライブを行なうことになりました。

感染リスクを考えると、横浜まで行くことに抵抗感はありましたが、どうしても行きたかったので、家族の了解を得て、職場には内緒で行くことにしました。

ホテルを一度は予約していたのですが、感染を極力予防するため、どこにも寄らず、自家用車で日帰りで行くことに変更しました。

 

 

ライブ当日。

会場まで通常かかる時間の倍の時間を想定して、早く家を出たのですが、高速道路に乗ろうとすると、長野県内の高速道路が全線通行止めになっていました。

調べてみると前日からの大雨で土石流が発生し、高速道路近くの家に直撃して3名の犠牲者が出た災害が未明にあり、その影響で全線通行止めになったようです。解除のめどは立っていませんでした。

 

 

隣県の山梨県では高速道路が通常通り開通していましたので、一般道で県境を目指しました。

しかし、国道は県外車で大渋滞しており、裏道を通って山梨県に入って高速道路に乗って、まあ、何とか開演には間に合うだろうと思った矢先、談合坂サービスエリア前で大渋滞となり、ほとんど動かなくなりました。

談合坂SAに着いたのが16時で、開演は17時。渋滞が無くても横浜まで、あと1時間半かかります。国道も大渋滞しており、山の中で裏道もなく、この時点で参戦を諦めました。

ショック・・・。

 

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『Reframe Tour 2021』

2021年12月2日 愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)

 

 

8月のリベンジを期してチケットを取ったのですが、新型コロナウィルスがデルタ株からオミクロン株に移行する時期で、直前まで行って良いのか悩んでいました。

当時の知識として、オミクロン株は感染力がとても強いと言われていたため、前日に参戦を諦めました。

僕が看護師でなければ、参戦していたかもしれません。

 

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Perfume LIVE 2022 [polygon wave]

2022年1月9日~16日 ぴあアリーナMM(神奈川県)

 

このライブへの参戦は、申し込んでいません。

冬季は空気が乾燥していて感染リスクが高く、さらにオミクロン株の流行がどこまで広がるのか分からず、早々に諦めました。

 

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Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"

2022年10月1日 多目的スポーツアリーナ ビッグハット(長野県長野市)

 

「やっと行ける。」

この頃には、新型コロナ感染者に対する治療法も概ね確立しており、会場も県内でしたから、誰に気兼ねなく、久しぶりに家族4人で揃って参戦するつもりでした。

ホテルも抑えて、心待ちにしていた9月21日のこと。朝起きると声がかすれていて、検査すると新型コロナに感染していました。第7波に巻き込まれたようです。

午後から高熱が出て、10日間の自宅療養を余儀なくされ、またもや参戦できませんでした。

(チケットは娘が知人に分配してくれて、空席を作らずに済んだのが救いです。)

 

「あ~、ショック。」

ずっと、感染予防してきたのに、よりによって、ライブ直前に感染するなんて・・・。

 

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そうして、ようやく辿り着いた、2023年9月26日。

 

実は10日ほど前に腰痛(看護師の職業病)が再発して、4日間ほど痛み止めの坐薬を入れて、コルセットを巻きながら働いていました。

また行かれなくなるのかと、痛みと不安で冷や汗が出ましたが、「行くのやめたら?」という妻の言葉に、「治るから大丈夫」と自分に言い聞かせるように返し、安静と摂生に努め、数日前から問題なく動けるようになったのです。

 

ああ、遥かなる、Perfumeライブへの道のり。

 

尚、ライブ中のジャンプは自重しました。(笑)

 

 

とても、楽しいライブでした。

とても、楽しい遠征でした。

美味しい物もたくさん食べて、お土産も買ってきました。

但し、コロナ禍前のように、自由に遠征が出来るようになるのかは、今のところ分かりません。

夏Fesへの参加は、今年は見送りました。

 

今後も、新型コロナやインフルエンザなどの病原性の強さや流行の程度によって、僕の動ける範囲も制限を受けるのでしょう。

 

僕はまだ、マスクをつけて外出していますが、街ではマスクをつけている人は少数派になりました。

何が正解なのか、分かりにくく流動的な時代になったのだと実感しています。

 

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次の参戦がいつになるのかは分かりませんけれど、ブログを更新していなくても、僕はPerfumeファンとして活動を続けていますので、どうかお忘れなく。

 

夜好猫。ファン歴12年と4ヶ月。頑張っています。