私事ですが、医療機関に勤務しております。

(「お医者さん」ではありません。残念。)

 

Perfumeの8thツアーが終了したというのに、新型肺炎(COVID-19)のせいで、心に余裕が無くて、振り返りが出来ていませんでした。

 

つくづく、芸術やエンタメを楽しむには、世の中が平和で、広い意味で健康でなきゃいけませんね。

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回のドームツアーは、感染拡大と歩調を合わせたような、予想外の課題と格闘し続けたツアーになりました。

 

 

 

 

まず、1月下旬にツアーを実施するのかの判断を迫られました。

 

ごくごく一部の感情的な意見もありましたが、この時点では水際対策が中心でしたから、実施の判断に間違いはありません。

 

 

 

ナゴヤドーム公演までは、感染拡大は徐々に進みながらも、状況判断を重ねながら、ツアーは経過していきました。

(名古屋公演1日目で、僕の隣が中国語らしき言葉を話す男性2人組だった時は、内心ビビりましたが。)

 

 

 

その後、COVID-19は市中感染に移行し、政府の方針が日々変わる中で、2月下旬には、実施か中止かギリギリの選択を行ないました。

 

Perfumeがドーム公演を中止するということは、他のアーティストにも波及しかねない影響力がありますし、経済的な問題ももちろんあります。

医療機関でも、あくまで段階的に感染対策を引き上げてきていましたから、その間のチームPerfumeの対応も適切だったと評価し支持します。

 

 

東京公演1日目の実施も、2日目の中止も、そしてチケット払い戻しの対応も含めて、タイミングを失うことなく、ファンのことを第一に考えた対応が出来ていたように思います。

 

 

最終公演が中止になったことは大変残念ではありますが、今は、7公演中6公演が実施できたことで良しとしましょう。

 

そして、現時点でPerfumeのライブが集団感染の引き金になっていないことにも、胸をなでおろしています。

 

 

 

COVID-19は、他の感染症と同様に人類の敵ですが、人類の生存を脅かすほどの敵にはならないでしょう。

今後、ありふれた感染症のひとつとして、定着するという見方もありますし、インフルエンザほどの脅威にはならないと僕は思っています。

 

適切に怖がり、怖がり過ぎないことが求められています。

 

 

 

また、今回は未体験の感染症対策に翻弄されたエンタメ界ですが、この閉塞感を打ち破り、皆に笑顔を取り戻すのも、エンターテインメントだと思います。

 

もちろん、Perfumeも。

 

 

”僕らはきっと、負けない”

 

当たり前です。

こんなことじゃ、挫けません。

 

また、ライブ会場で会える日が、1日でも早く来ますように。