あ~ちゃん:

新しい歌詞を読んだら、めちゃくちゃ感動して本当に泣いてしまいました。こういう15周年みたいなタイミングで、いつも中田さんは私たちにこんな素敵な歌をプレゼントしてくれるんですよね。

(ナタリー・2019年9月17日)

 

 

あ~ちゃんが歌詞に感動したと言っているのに、新曲『Challenger』の歌詞には強いエフェクトが掛けられていて、ところどころ聴き取れません。

 

神ならば、もっと歌詞がはっきり聞き取れる編集も可能だったはずなのに、なぜ、あえて、聴き取りにくくしたのか?

中田氏が、ボーカルも楽器の一つとして認識しているのは知っていますけれど、この『Challenger』は意味のある歌詞を書いているので、言葉をリスナーに伝える手法をなぜ選ばなかったのか疑問に感じました・・・。

 

 

そこで、

歌詞が聴き取りにくくなった理由を考えてみました。

 

① 作曲当時のレトロフューチャー感を尊重してエフェクトを強く残した。

② ベストアルバム2曲目の『リニアモーターガール』との繋がりを意識して、インディーズ感を出すためにエフェクトを強くした。

③ 熱い歌詞を書きすぎたので、ヤスタカが照れ隠しに所々エフェクトを強くして、わざと歌詞を聴き取りにくくした。

 

みなさん、どう思います?

 

僕は③であってほしいんですが(笑)、ともかく、この曲に限っては、歌詞を覚えておいた方が楽しめると思うし、聴き取りにくさが気になってしょうがないので、頭の中で言葉が補完できるように、以下に歌詞を掲載しておきます。

 

 

『Challenger』

 

We are Challenger

 

ずっと 願ってたって変わらない

絶対なんて決められない

きっと 考えもつかないことは

誰も教えてくれない

 

だからボクらは止めない挑戦者

心のモーター回して

 

眩しい期待がいつかキミをキミを燃やす

ボクは若過ぎて意味がわからずにいたけど

夢を見捨てないで 涙で未来がぼやけても

今しかできない 掴め! 未来未来 見たい

 

We can't 言うのは簡単だけれど

まだまだ好奇心に揺られ

I know 知れば知るほどにまた

この世界は広過ぎてた

 

なのにボクらは止めない挑戦者

心のエンジン燃やせ

 

どうにかなりそうなくらい がむしゃらだった日々

10年後きっとボクは楽に生きてられるはずと

寝るのが怖いほど何かしてなきゃいられなくて

命の祈りが散らしたのは火花火花

 

We are Challenger

 

眩しい光を超えていつかいつか跳べる?

あの日のボクらに笑顔でいられますように

夢を捨てないで 涙で未来がぼやけても

今しかできない 掴め!ボクたちは挑戦者

 

We are Challenger

 

 

長いイントロ。

時計を連想させる機械音。

明るく軽くスピード感のある曲調で、かしゆかの歌いだしから強めのエフェクト。

 

・だからボクらは止めない挑戦者

・なのにボクらは止めない挑戦者

・今しかできない 掴め!ボクたちは挑戦者

 

”僕達は挑戦を続ける挑戦者なのだ。夢を掴め!”と歌詞の内容はヒートアップしていきます。

「We are Challenger」だけはよく聴き取れ、繰り返し出てくるので、中田氏の伝えたいのは、実はこの一文のみなのかもしれません。

 

 

この曲を「音楽と人」のインタビューで、金光編集長が「15年目の『DreamFighter』みたいだ」と評しておられましたが、僕は物語性が『STAR TRAIN』のようでもあるし、エンジンや回転数に関わる言葉と挑戦し続けている内容が『Sweet Refrain』にも似ていると思いました。

 

・・・・・・・・・・・

 

『Challenger』は、今回のベストアルバム、2月のドームツアー、そして結成20周年のテーマになるかもしれない重要な曲です。

(そもそもタイトルがね。)

今後作られるMVの内容にもよりますが、僕はセットリストの1曲目の有力候補だと思っています。

 

歌詞を頭に入れて、熱く燃える(笑)音楽プロデューサーの思いと、メンバーの感動を共有しましょう。