Perfumeは、ダンスに魅入られた方々だと思うんです。

 

僕がそう実感したのは、「6thツアー」(2016年)のドームエディションで、終盤に怒涛の7曲連続パフォーマンスを披露した時のエピソードを聞いた時でした。

 

 

【Perfume LOCKS! 2016.11.14】

 

あ~ちゃんドームでやったセットリストは、お客さんは超盛りあがってくれてた。アメリカでもああいう風なのをやって、それで手ごたえを感じて、やっぱシンプルにこういくのがいいんじゃないかっていう話になって、アメリカのを題材にしてドームをやってるんですよ。」
かしゆか「ベースをアメリカの物にして、グレードアップしてドームサイズに変えたっていうね。」
あ~ちゃん
「でも、ウチら的には体力の限界(笑)」
かしゆか「足が笑うって(笑)」
あ~ちゃん
「最後、何曲続くんだろうか。6曲くらい続くよな。」
かしゆか「『FAKE IT』『エレクトロ・ワールド』『Party Maker』『だいじょばない』『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』『チョコレイト・ディスコ』『STAR TRAIN』。7曲も!」

あ~ちゃん「1回、6曲でやったんよ、京セラドーム。で、ツライ!ってなって、これ結構ヤバくて、足が感覚がなくなっちゃうのよ。つま先しか付いてないのに、感覚がなくなったら、めっちゃ怖いんよ。で、これはどうにかせないけんっていう話になって、1曲減らすかって普通はなるのに、『よし!1曲増やそう。』ってなった(笑)」

のっち「何で?(笑)」
あ~ちゃん「でも『マカロニ』とか柔らかい曲を入れるなら分かるんですけど。」
かしゆか「一旦、ブレイクになるような曲をね。」
あ~ちゃん「でも、
私たちここは攻めてます。攻めは変えられないです。という事で入ったのが『パーフェクトスター』。ちょっと切なさを足した曲がいいよねってなったんだけど、『あれ?増えたぞ。』って(笑)」

かしゆか「考えたら、足のステップ細かくない?って(笑)」
あ~ちゃん「あれには結構驚いたね。」

 

(↑ レアな、かしゆかセンターの『Party Maker』)

 

【6thツアー ドームエディション セットリスト】

(2016.11.12 福岡ドーム)

01. Cosmic Explorer
02. Pick Me Up
03. Cling Cling
04. ワンルーム・ディスコ
05. Next Stage with YOU
06. Perfume Medley2016 Dome Edition
(Relax In The City~ナチュラルに恋して~マカロニ~透明人間~Twinkle Snow Powdery Snow~セラミックガール~心のスポーツ~Sweet Refrain)
07. Baby Face
08. Perfumeの掟 2016
09. FLASH
10. Miracle Worker
「P.T.A.」のコーナー
11. FAKE IT
12. エレクトロ・ワールド
13. Party Maker
14. だいじょばない
15. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
16. チョコレイト・ディスコ
17. STAR TRAIN

 

 

(この時は、本当に、足を痛めるんじゃないかと心配しましたよ)

 

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そして、昨年の「7thツアー」では、オープニングから怒涛の8曲連続パフォーマンスを披露して、雑誌等で取り上げられていました。

 

 

【ROCKIN’ON JAPAN 2019年3月号】

 

「『Reframe』がとても良かったので、みなさんにも見てほしい!ということで、この『Future Pop』のツアーに入れ込んでみました。」という言葉通り、ステージ前半部分はMCなし、至ってソリッドかつストイックな空気感の中で、続く”エレクトロ・ワールド”から息つく間もなくノンストップで楽曲が畳みかけられていく。

(以下略)

 

 

【7thツアー セットリスト】

(2018.11.28 横浜アリーナ)

01. Start-Up
02. Future Pop
03. エレクトロ・ワールド
04. If you wanna
05. 超来輪
06. FUSION
07. Tiny Baby
08. Let Me Know

09. 宝石の雨
10. Butterfly
11. スパイス
12. TOKYO GIRL
13. 575
14. SEVENTH HEAVEN
「P.T.A.」のコーナー
15. FAKE IT
16. FLASH
17. Party Maker
18. 天空
19. 無限未来

 

(先日、WOWOWで放送された、11月12日の公演とは、セットリストが一部変わっています。)

 

 

最初見た時には(1公演しか参戦してませんが)、「6thツアー」の終盤を前半に持って来て、セットリストのフォーマットの組み換えを行なったのかと思いましたが、メンバーの話しを聞くと、『Reframe』の再現だったのですね。

 

6曲目の『FUSION』は、芸術パートで独立したコーナーになると予想していたので、MC無しでどこまで行くんだ?と、微かな不安を抱きつつ、思い切ったセットリストに驚きながら見てました。

 

 

 

「6thツアー」の7曲連続と、「7thツアー」の8曲連続では、どちらの方が大変なんでしょうか?

素人目には、「7thツアー」の方が技術的に高度で、「6thツアー」の方が激しい曲が多い印象ですが。

 

今回は、体力的に限界という発言も聞きませんし、MIKIKO先生のご指導で、2年の間に、さらに美脚が鍛えられていると思うので、足の感覚がなくなるような事態にはなっていないようですね。

(「Perfumeダンスヒール」も進化しているのかも?)

 

 

他のアーティストと比べたこともありませんし、比べられるアーティストがいるのかも知りませんが、ハイヒールで連続して踊り続けることが、どのくらい大変なのか、その凄さを教えてくださる方、どこかにいらっしゃいませんか?

その貴さが十分評価されていない気がするんです。

 

 

 

また、昔から、ダンス好きに加えて、ライブで燃えちゃう方々なので、「攻めは変えられない」のでしょうけれど、30歳を迎えてなお、「6thツアー」で苦労したにも関わらず、体力的な不安なんて全く考えていないセットリストを組むところが、プロフェッショナルですし、凄いと思います。

 

 

当方は五十肩が痛くて、若くないので(笑)、MCを挟んでいただくと助かるんですけど。(情けない・・・・)

 

 

それにしても、3人とも、御足の状態はすこぶる良いんでしょうね。

ライブ終了後に、Tiktok踊っちゃうくらいだから。

 

 

【Perfume LOCKS! 2018.12.17】


あ~ちゃん「そうだね、LIVEを1本やって。」
かしゆか「2時間とか爆踊りして。ライブで汗かきまくった後に、TikTokで更に汗かく!」
2人「(笑)」
あ~ちゃん「もう最終的にTikTokで足がキマっちゃって(笑) もう歩くのもヨロヨロってなっちゃうんだよね。」
のっち「そう。」
あ~ちゃん「TikTokのダンス、結構アクロバティックよ。」

のっち「うん、大変。ライブで体力はゼロの状態でTikTok撮るんで、あれはもう精神力だけでやってます、3人とも。」
(以下略)

 

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Perfumeは、

ダンスの神様に深く愛されている・・・、というか、

(ホーリーな存在というか)

つくづく、

ダンスに魅入られている方々だと思います。

 

 

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