先月半ばまで「P.T.A」のMOVIEに、のっちの誕生日会の動画がアップされていましたが、その中でメンバー三人は、”LEVLE30”と書かれた色違いのTシャツを着ていました。
(こんなデザインでパステルカラーの特製のやつ)
 
世間一般には、アラサーだとか三十路だとか、ちょっと自虐的に苦笑いしながら、(あるいは謙遜やネタのひとつとして)歳を取ったことを語ることが多いと思うのですが、30歳になることを、ゲームのレベルアップと自らのアルバムタイトルになぞらえて表記したことに、センスの良さを感じていました。
 
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ですから、先日のTV出演時に、かしゆかと あ~ちゃんが自分らしい言葉で、30歳になる感想を答えていたことが、とても印象に残っています。

 

【BEST ARTIST 2018】

(わざわざ、年齢入りのテロップ入れて頂きましたw)

 

櫻井翔:「エッ、もうすぐ30代になるの?(驚)」

(中略)

「かしゆか、あ~ちゃん20代最後にやりたいことは何でしょう?」

 

 

かしゆか:

「私、やりたいこと全部やらせいただきました。」

 

のっち・あ~ちゃん:「ヒュ~」「クゥ~」

 

か:「幸せです!」

 

翔くん:「あ~ちゃんは?」

 

あ~ちゃん:

「歳重ねるってマジ楽しくて。大人ってチョー楽しいって思ってて。だから30代の扉をバーン開けたいです。」

 

 

あ~ちゃんの表現、どこかで聞いた気がして探してみたら、『Future Pop』のアルバムリリースの時に似たようなニュアンスで答えていました。

(自分の30代と、この名曲の持つ前向きなイメージが重なってるのなら、アーティストとしても幸せなことですね。)

 

翔くんの質問に、過去を振り返り今を答えるかしゆかと、これからの期待を擬音を入れて語るあ~ちゃんの対比も面白い。

(脱線しました。)

 

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最近の「P.T.A」のMEMBER BLOGでは、メンバーの周りには、素敵な大人の先輩たちが沢山いると、のっちが書いていました。

 

「みんなは決して大人先輩になろうとしている風には見えなくて、そこが多分魅力的で。私の好きな大人たちは、自分の好きなこと、頑張ると決めた事に、真正面から夢中になれる、子どもの顔をします。」(一部抜粋)

 

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彼女達から見た、素敵な大人たちの代表が、MIKIKO先生でしょう。

 

 

先生は、年齢を重ねることに対して、ポジティブな考え方をしています。

 

「ベテランの方たちの中に、ニューヨークからポッと帰ってきた小娘が演出の説明しているみたいな、なんかそういう、年齢とかキャリアとかの未熟さのコンプレックスがすごいあったんです。昔は。

今やっと、丁度、なりたい年齢に成れたみたいな感じで、大満足中です。

『MIKIKO先生』と言われてもおかしくない歳というか(笑)」

(情熱大陸「MIKIKO」・2017年4月23日放送)

 

 

 

 

先生カッコイイ!

愛弟子たちが、先生に憧れ、生き様に強い影響を受けたとしても少しも不思議はありません。

 

MIKIKO先生、今年41歳。

 

もはやMIKIKO先生の盟友か?

のっちの憧れの人、椎名林檎さん(今年40歳)

 

Perfumeの神

中田ヤスタカ氏(今年38歳)

 

テクニカルディレクター

(Perfumeファンの鑑)

真鍋大渡さん(今年42歳)

 

インディーズ時代からPerfumeを支える

超二流(褒めてます)の映像ディレクター

関和亮監督(今年42歳)

 

Perfumeの守護神・マネージャー

山本史朗氏(もっさん・推定46歳)

 

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上記の方々以外にも、メンバーから見て素敵な大人の先輩たちというのは、有名無名に関わらず、ライブスタッフや仕事関連の方々など、もっといるのでしょう。

 

良い先輩がいるというのは、自分の未来が想像できるということだと思います。

 

若い頃には将来に対する不安はつきものですから、メンバーもかつては、加齢に対するネガティブなイメージを、率直に語っていた時期もあります。

しかし、過去に自虐的に語っていた年齢となる現在、30歳の独身女性に対する長年の社会通念のような見えない鎖に縛られることなく、今の自分の素直な、そして前向きな感想を口にしてくれました。

 

それは、素敵な大人の先輩たちに囲まれているからこそ、自然と出てきた言葉なのでしょうね。

 

 

彼女たちの言葉を聞いて・・・、

僕自身は、どうなのだろうかと振り返ります。

固定観念を振りかざしたり、それに縛られたりはしていなだろうかと。

そして、自分の好きなこと、頑張ると決めた事に、真正面から夢中になれているのかなと。

 

 

 

いろんな壁を越えてきたPerfumeが、またひとつ、次のレベルに進化していく、そんな場面に立ち会っているのかもしれません。