1)音読する、あ~ちゃん
先日の「Perfume LOCKS!」で、あ~ちゃんは文字を読んだり書いたりするのが苦手で、音読していると言っていました。
世の中には、知能や教養に関係なく、文章を読むのが苦手な人が結構います。
あ~ちゃんのMCは天下一品ですけど、読む方は苦手なんですね。
音読している姿を想像すると、可愛いです。
是非、楽屋の風景を、Tik Tokに上げてもらいたいものです。
(Perfume LOCKS! 2018.11.12)
・あ~ちゃんの発言のみ抜粋
あ~ちゃん「うん。もともと文章を打つとかメールしたりするのがあんまり得意じゃなくて。」
あ~ちゃん「喋るのはバーッと…考えもまとまってバーッと出てくるんだけど、それを文字面に起こすっていうことが、多分、苦手なんよ。」
あ~ちゃん「文字だけで…目だけで追っていくと、私、その目で追ってるこの物語に没頭するより、その周りのことを…いろんなことが起きたことが気になるんよ。」
あ~ちゃん「で、そっちにこう気がいっちゃうわけ。」
あ~ちゃん「だから字だけを読んでいくってことができないんよ。だから読む。読んで…」
あ~ちゃん「…音読して、自分に聞かせてるんだよ。」
僕は、あ~ちゃんの、文字(漢字)に対する独特な感性が、以前から気になっていました。
「伴う」?
文字は、大脳の視覚性言語中枢(角回(かくかい))を介して、「内語」に変換されるそうです。
(黄色い部分が角回)
つまり、文字は「視覚」→変換→「内語」というプロセスで読み取られ、「内語」→変換→「外語」として発声または文章に書き起こされるのです。
あ~ちゃんの発言は、その変換が苦手だということでしょう。
音読するということは、聴覚から脳内に取り込むので、視覚性言語中枢(角回)で上手く変換できなくても、聴覚経由で理解できるようになります。
そのことを、あ~ちゃんは、経験的に知っていて、行動に取り入れているので、音読しているのでしょう。
「…音読して、自分に聞かせてるんだよ。」と言っているので、自覚のある意図的な行動が、習慣化されているのですね。
文字(漢字)に対する独特な感性も、「内語」としてストックされている情報が、一般の人とは少し違っているからかもしれません。
その少し違った感性が、MCでは、面白さや魅力になっているんですよね。
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2)ひとり言が多い、かしゆか
(Perfume LOCKS 2014.10.27)
一方、あ~ちゃんの言葉を的確に翻訳してくれる かしゆかは、ひとり言が多いと聞いています。
特に、テレビゲームなどに集中している時には多いようです。
ひとり言は、「視覚」(外語)→変換→「内語」というプロセスの、変換の過程で見られる音声を伴った「内語」と考えられるそうです。
思考が混乱した時に、相談ではなく、一度誰か(自分自身でもネコでも良いけど)に話してみるだけで、自分のなかで整理がつくみたいな感じでしょうか?
子供の独り言と原理は同じで、それが残っているのかもしれません。
この変換部分が強いということは、「内語」を変換して、「外語」(言語や文章)としてアウトプットすることにも長けているのでしょう。
かしゆかが、物事の説明が上手い理由も、この働きにあるのかもしれません。
これは推測ですけれど、あ~ちゃんとは小学校4年からの付き合いですから、長年の習慣で、あ~ちゃんの「内語」の傾向を かしゆかは無意識に感じ取っていて、予測変換を瞬時に行なって、補足や翻訳をしているのかもしれません。
あ~ちゃんの音読と、かしゆかの独り言は、な~んか関連があるような気がするんですよね。
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3)言葉を噛む、のっち。
(Perfume LOCKS! 2018.01.15)
ついでですが、トリはのっちで・・・。ww
言葉を噛むメカニズムは、はっきりわかっていませんが、大事な場面で噛むのは、緊張やストレスの影響があるようです。
二つの言葉が混ざってしまうような噛み方は、アウトプット時の変換のエラーが原因か、運動性言語中枢(ブローカ中枢)からの命令が上手く伝わっていない可能性もあります。
愛すべき、噛み様なので、まあ良いんですけど。
以上、
あ~ちゃんが音読をしているという話題に始まって、僕の興味から、大袈裟な推測をしてみましたけれど、3人共、知能に問題が無く、日常生活に支障がないので、個性やクセくらいに思ってくれれば良いことです。
また、脳の働きはまだまだ分からないことだらけですし、僕も研究者ではないので、違う見方もあるかもしれませんので、あしからず。m(__)m