タイガーマスク その4 大門死す！

　　　　　　　　　　　　物語中盤の山場は『赤き死の仮面』との対決。

虎の穴出身の悪役レスラーの精神を全て兼ね備えた男。
20世紀の吸血鬼と呼ばれる彼は、対戦相手を病院送りにしてしまう恐るべき相手。

ルリ子は『死なないで』と哀願するが、わざと振り払うように去って行く直人。

水着のお姉さんが抱きついてきたのに冷静。

棺桶を用意してタイガーを待つ赤き死の仮面。
しかしタイガーもとうとう大反則プレーに手を染めてしまう。
勝ちはしたものの、悪役に逆戻りしたタイガーは、空しさのあまり立ち去ってしまう。

切り札だった高岡拳太郎までタイガー側に付かれてしまった虎の穴は
ついに『幻のレスラー』達をタイガーにぶつける事に決めた。

全世界のマネージャー達を集めた席で、3人の支配者が正体を現す。
幻のレスラーと言われるビッグタイガー・ブラックタイガー・

キングタイガーだったのだ！
スポットライトが眩しい！！

まずはタイガー＆ミスター不動組と、ビッグタイガー＆ブラックタイガー組の

タッグマッチ。
試合は当然反則技のビッグ＆ブラック組が優勢に展開。
タイガーを守るために、己の身を犠牲にする覚悟でタッグマッチに臨んだ不動。
タイガーのタッチの要求を敢えて無視する姿にミスター不動の

固い決意が感じられる。
タイガーを気遣い戦い続ける不動であったが、抜けた床(をい！)に右脚を取られ
動けなくなったところに、凶器を手にした2人に挟まれた。
しかし間一髪で不動が逃れたため、結果は同士討ちに。

ビッグの左目に突き刺さったドライバーが凄惨さを物語る。
即死だったのだろうか。。。

試合後駆け寄るタイガーに『これでお前は無傷のままキングと戦える』
とタイガーを気遣いながら意識を失う大門。

キングタイガーとの決戦を前に覚悟を決めた直人は、
拳太郎に『自分が死んだらお前がタイガーの覆面を被れ』と言い残し闘いに臨む。

圧倒的な実力を見せつけるキング。

さらに反則技で流血を強いられ苦戦するタイガーだったが
必殺技『ウルトラ・タイガー・ブリーカー』をきっかけに、何とか勝利する。

血に足を滑らせ場外の折れた机の上に転落してしまったキング。
壮絶な死に方だが、ぢつにアンラッキーである。

一方、病院では大門(不動)が拳太郎に看取られて息を引き取っていた。
享年は。。。。28歳(！？)